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第2制作センター ディレクター 田淵 奈央

2014年入局、松江局、おはよう日本、首都圏局を経て現在は「あさイチ」を担当。
ドラマ「幸運なひと」の制作舞台裏の取材を機にがんについて学び始める。
「こんな生き方がしたい」と力をいただく出会いばかりです。

田淵 奈央の書いた記事一覧
しゅうけんママ
仕事中にも関わらず一気に読みました。 17年前の自分達を思い出しました。私達よりも若いのにキチンと向き合う姿に素晴らしいと思う反面、そんなに綺麗事で終わらないのに、という意地悪な気持ちにもなりました。夫が33歳、私が35歳、長男が3歳、次男が10ヶ月の時に、神経膠芽腫という悪性腫瘍が見つかりました。怒涛のように手術と放射線治療をし、通院しながらの抗がん剤治療がトータル2年続きました。病気になった当初から、夫はエンジニアでもあったので正確な情報を求め、私も歯科医師という医療者だったので、常に病状は共有していました。その上で、夫本人は必ず回復すると強い希望を持ち続けました。だから、決して自分が死んだらこうして欲しいという事を口にしませんでした。私や子供達に何かを残そうとするよりも病気と向き合い、戦い続けたように見えました。今も夫は私達に何をしてもらいたかったのかと自問自答しています。
あけ
春にこの番組を見ました。 吉澤さんが旦那様の話をされていた場面が、本当に幸せだったことを感じられました。 そして、2週間前に私の夫ががん告知されました。 47歳、大腸がん。 昨日、ステージも想像以上だと夫とともに知らされました。 かわいそうな人ではなくて、 幸福な人 悲しみと涙におしつぶされそうになる日々を 今回の記事を何度も読み返して、私は自分を見失わないでいられます。 ありがとうございます。 辛い時、また立ち寄ります。
アル
私も同じ肺癌ステージ4と診断されました。 私が診断されたのは26歳の時。若すぎる発症と病期が進んでしまっていることに未来が見えないこともありました。幸いなことに新薬が効果を示しており、病状は安定していますが、告知を受けた時の衝撃に勝るものはありません。私も新婚の夫が笑っていてくれる人です。普通にしていることって難しいはずなのに、それを出さずにいつも通りにしてくれている夫には感謝しかありません。私の場合、両親に悲しい思いをさせてしまったこと、先に死ぬかもしれない申し訳なさもあり、両親の前では感情を出して泣けませんでした。今では家族で病気に対して前向きに取り組んでいます。モデルとなった方のご多幸をお祈りしています。
Tico
夫が肺がんステージ4、妊孕性温存療法を行っている者です。西川さんの言葉一つ一つ、頷きながら読みました。 精子を凍結保存できたは良いものの、それから先に進むか、1年悩みました。いざ顕微授精を始めても1年全く成果が出ず、夫のタイムリミットへの焦り、経済的負担から辛い日々を過ごしていましたが、このドラマのおかげで一人では無いと思えました。妊孕性温存療法のこと、もっと知られて欲しいです。素敵な番組作りをありがとうございます。