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“母親にならなければよかった”?女性たちの葛藤6000 人アンケート結果

ことし春出版された1冊の本『母親になって後悔してる』が反響を呼んでいます。
「子どもは愛している、それでも母親であることを後悔してしまう」という女性たちの思いがまとめられています。
こうした思いを抱える母親はどのくらいいるのか、なぜそう思っているのかを知りたいと、
NHKではアンケートを実施しました。

そこから見えてきたのは・・・?

(クローズアップ現代 取材班)

クローズアップ現代「“母親の後悔” その向こうに何が」

取材した内容は、2022年12月13日(火)に放送しました。

3人に1人が「母親にならなければよかった」と思ったことがある

「母親にならなければよかった」という思いを抱える母親はどのくらいいるのか、NHKでは先月、全国の10代から70代の母親にインターネットを通じたアンケート調査を実施し、6528人が回答しました。

インターネットによる調査(NHK・2022年11月実施)
全国の18歳から79歳の女性が対象
1次調査:母親6528人が回答 
2次調査:「母親にならなければよかった」と思ったことのある1149人が回答

6528人の母親に、これまでに「『母親にならなければよかった』と思ったことがありますか?」と聞いたところ、64%の人が「1回もない」と回答しました。

一方で「1回だけある」が2%、「何回かある」が23%、「数え切れないほど何回もある」が7%となり、「思ったことがある」という人はあわせて32%、3人に1人という結果になりました。

NHKインターネット調査「母親にならなければよかった」と思ったことがありますか?

7割が“子どものことを愛している” 

「母親にならなければよかった」と1回以上思ったことがあると回答した人のうち、1149人に2次調査を実施しました。

「自身の子どもに対して、愛情や大切だという思いを持っているか」と尋ねたところ、「とてもあてはまる」と答えたのは72%、「ややあてはまる」は24%となり、96%の母親が「あてはまる」と回答。「母親にならなければよかった」と思ったことがあるという人の多くが、「子どもには愛情を持っている」ことがわかりました。

母親の後悔という感情と、子どもへの愛情という一見矛盾するような感情が両立していることを示す結果となりました。

NHKインターネット調査「子どもに対して愛情や大切だという思いを持っていますか?」

母親にならなければよかった理由 「よい母親になれない」が最多

なぜ「母親にならなればよかった」と感じたのか、理由を複数回答で聞きました。

最も多かったのは「自分はよい母親になれないと思う」という回答で42%となりました。次いで「子どもを育てる責任が重いこと」が40%、「子どもとのコミュニケーションがうまくいかないこと」が39%となりました。

NHKインターネット調査「母親にならなければよかった」と感じた理由は

アンケートの自由記述欄には、「自分は良い母親になれない」という声がつづられていました。

「自分がいい母親でないと感じるから。ほかのお母さんをみているとすごいなと感心する」(30代)

「自分の思ういいお母さんにはなれなかった。もっと自分がしっかりしていたらとか考えてしまう。子どもがかわいそうだと思う事がしばしばある」(50代)

「自分は子育てに向いていない」という声もありました。

「家事も思うように進まない。子どもを連れてスーパーで買い物することもままならない。母親に向いてないのかと感じた」(30代)

「子どものわがまま等に怒ってしまったりした時に、子育てに向いていないのかなと思った」(20代)

「母親らしい細やかな対応が苦手な性格なので、向いてないのではと思うことがある」(60代)

「自分らしい生き方ができなくなった」という声もありました。

「『~ちゃんのママ』と言われるようになり、名前で呼ばれることすらなくなって自分のアイデンティティーが完全に失われた気分になった」(30代)

「常に自分を後回しにしなくてはならない。自分自身の学びや成長は考えられない」(60代)

“口に出せない” その裏に何が

「『母親にならなければよかった』という気持ちを誰かに伝えたことがあるか」と聞くと、
56%が「いいえ」と回答しました。

NHKインターネット調査「母親にならなければよかったという気持ちを誰かに伝えたことはありますか」

「伝えなかった理由」を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「口に出してはいけないことだと思ったから」の55%でした。

次いで「母親になることを決めたのは自分だから」の35%、「子どもへの影響を心配したから」の24%となりました。

NHKインターネット調査「母親にならなければよかったという気持ちを誰にも伝えなかった理由」

何を変える必要があるか? 「自分自身」が6割

「母親になったことを後悔しないようになるためには、誰が変わる、または何を変える必要があるか」尋ねたところ、最も多い回答は「自分自身」で61%という結果になりました。

次いで「子どもの父親・パートナー」が56%、「社会の価値観・意識」は46%でした。

NHKインターネット調査「母親になったことを公開しないようにするために」

自由記述欄には、社会や周囲が変わってほしいという意見も記されていました。

「子は宝だとみんな言うが、なにも支援されている気がしない。子育てするには大変すぎる。意見を言えば、考えずに勝手に産んだんだろうと批難され、ヘルプを出せない親が多いと思う」(30代)

「子育てしている時、とても苦しい時があった。毎日いつまで続くのかと悲しかった。子育て世帯の相談、支援機関があれば救われたかもしれない」(60代)

「社会が変わらないといつまでたっても子育ては母親だけに負担がかかる。父親が育児参加するための育休制度ももっと普通に使えるようになってほしい」(50代)

「当たり前に親、社会が子育てにかかわる。イクメンと言う言葉が無くなるような世の中になってほしい」(50代)

「一人一人がもっと余裕を持って生きられる社会になる事で、思いやりの心が持てるようになり、子育て中の人にも手を差し伸べられるようになると思う」(60代)

こうした結果について、家族社会学が専門で母親に関する研究をしている大阪大学の元橋利恵 招へい研究員は、「母親にならなければ良かった」と思ったことのある母親たちが、その感情を自分の責任と捉える傾向があることについて以下のように指摘しています。

大阪大学 元橋利恵さん
大阪大学大学院人間科学研究科 招へい研究員 元橋利恵さん

「『母親にならなければよかったという感情を誰にも伝えなかったのはなぜか』という問いに、“決めたのは自分だから”を選ぶ傾向が強かったことは印象的だった。“母親にならなければよかった”という感情は、世間からは責任の放棄ではないかと受け止められる傾向があるが、アンケート結果からはむしろその逆の傾向がみられる。母親たちが子育てを自分の責任として強く受けとめ、“良い母親として責任を果たしきれていない”と葛藤している様子がうかがえる」

「若い世代にとっては特に、社会を民主的なプロセスで変えていくことへの実感が持ちにくい一方で、『自己責任』として問題を自分に引きつけて捉えて処理することがリアリティーを持ちやすい。今の社会では子どもを産むことが自己責任化していて、“自分で選んだのだからなんとかするべき”、“周りに迷惑をかけないでほしい”といった声に直面し、その結果、母親としてのしんどさや困っている状況があっても、“言ってもしかたない”と思うようになってしまうのではないか」

「自分の人生を生きられていない」が7割

母親が仕事でのキャリアを含む「望む生き方をできていると思うのか」についても聞きました。

「母親になったことで“自分の人生を生きられていない”と感じますか」と聞いたところ、「まったく感じない」が21%だった一方、「たまに感じる」が34%、「時々感じる」が25%、「よく感じるが」11%で、「自分の人生を生きられていない」と感じる人はあわせて7割にのぼりました。

NHKインターネット調査「母親になったことで自分の人生を生きられていない」

「キャリアに影響」が4割 一方 母親からみた父親は…

「母親になってキャリアに影響があったか」聞いてみたところ、「マイナスの影響があった」は19%、「希望のキャリアを断念した」は18%で、あわせて37%でした。

NHKインターネット調査「母親になったことでキャリアに影響?」

母親に対して「子どもの父親のキャリアに影響はあったと思うか」と聞いたところ、「マイナスの影響があった」、「希望のキャリアを断念した」は8%でした。

NHKインターネット調査「母親からみて、父親のキャリアに影響?」

自由記述欄には、キャリアと育児との狭間で悩む声も多く寄せられました。

「もっと思いっきり仕事ができた。夫に負けないくらい稼ぐことができた」(40代)

「子どもに熱が出たら仕事を休まないといけない。職場に迷惑がかかると追い込まれた」(30代)

「子どもが生まれてから職場での査定がマイナスになったり、昇給がなくなった。子持ちはいらないと間接的に言われているみたいで、結局退職した」(50代)

一方、「父親(夫やパートナー)は、子どもを持つ前と変わっていない」という声や、「母親と父親に対して社会が求めるものが違う」という声もありました。

「思い通りにいかない。父親は相変わらず自由にやっているのに私だけやりたいことができないと感じている」(30代)

「仕事は限られ、風邪を引いたら必ず母親が休む流れになったり、常に母親だけが負担をしなければいけない風潮がある」(30代)

「第1連絡先を配偶者にしていても、保育園・幼稚園・学校からの連絡は母親に入り、大事な仕事の最中でも呼び出しがあり、周りに迷惑をかける」(50代)

大阪大学大学院人間科学研究科 招へい研究員 元橋利恵さん

「女性が経済的に自立していなければいけないという規範が強くなっているなかで、仕事を続けて生活を支えることと、子どもや家庭を大切にすることとのあいだで、母親が常に引き裂かれながら、調整をして折り合いをつけなければならない社会状況がある。父親が仕事と家庭の調整をするということはあまり進んでいない一方で、母親たちが仕事と家庭の調整をすることが一般的になっている。自分のキャリアと子どもと家庭をどう守り、どこで諦めるのかを考え続けなければならならず、それが母親の役割や責任になっている」

「子どもを産み育てるなかで生まれる母親たちの問題は、母親自身だけが対処すべきものではなく、実際は社会や企業が追うべきものであるということを理解することが非常に大切だ。社会は育児などのケアを担う人が置かれている厳しい状況に無関心で、これまで母親に『タダ乗り』して責任を放り投げていたともいえるのではないか。『母親にならなければよかった』と話す人たちの声を文句やわがままと捉えるのではなく、子育ての責任を現に負っている人からの社会に対する重要な問題提起だと受けとめることがまずは必要だ」

国際NGO「SAVE THE CHILDREN」の「おやこのミカタ」に母親の相談窓口がまとまっています。
リンクはこちら(NHKサイトを離れます)
https://www.savechildren.or.jp/oyakonomikata/anata-no-mikata/soudan/

みんなのコメント(27件)

体験談
あやん
30代 女性
2024年3月24日
3人の子どもの母親です。第二子、第三子がまさかの双子で四苦八苦しています。もともと経済状況的にも私のキャパシティ的にも子どもは2人と決めていたので、まさかの双子で嫌な予感がしました。

不妊治療の中、やっと授かったのでうれしかったことはうれしかったのですが、妊娠中から、トラブル続きでとうとう、出産2か月前に管理入院になってしまいました。

思えば、そこから精神をゴリゴリ削られていたのかもしれません。コロナ禍で家族にも一切会えず、孤独で窮屈な地獄の管理入院の日々を過ごし、帝王切開で出産後もおなかの傷の痛みが残る中、言葉の通じぬダブル新生児の世話で四苦八苦でした。家族にも会えず、経産婦だからと助産師からも放って置かれ、弱音も吐けず、つらい入院生活でした。

それから怒とうの育児、産後うつにもなり、メンタルクリニックにもお世話になりました。1番かわいはずの0歳から1歳までの記憶がありません。
体験談
もふもふ
50代 女性
2024年3月4日
3人子どもがいます。2人とはとても気が合いこの子たちの母親で家族になれて本当に幸せだと感じています。でも、1人はどうも相性が合いません。よちよち歩きの頃から手をつなぎたがらず甘えてくることもない子でした。でも、それなりに成長を全力で応援し愛してるよと伝えてきたつもりです。でも彼女が大学に進んだ頃から家事をお願いすると舌打ちをされたり、「大きな負担をして支えているのになんでそんなに冷たいの?」とこの子の母親になっことを後悔する瞬間が出てきました。早く、幸せに自立してくれないかなと思うようになり、それでもずっとそばにいてくれたら良いのになとも思ったり。それがある日突然恋人ができてだんだんそちらで暮らすようになり連絡もほぼ取れなくなってしまいました。毎日つらいです。

母親として自分が悪かったのかと後悔してばかり。この子に関しては私が母親にならなければよかったと思っています。
感想
ぺこ
40代 女性
2023年10月25日
「良い母親ではなくて、子供に申し訳ない。」
いつもそう思っていました。こどもが寝た後、何度号泣したことでしょう。

私なんかが、母親になんて、ならないほうが、この子のために良かったの?社会のために良かったの?そうやって自責の念に苦しみました。

でも、私は、子供を産めて、育児ができて、心から幸せです。今、娘は7歳です。

「もっと良い母親なら」、と思うことはありますが、それを考えると自分が苦しく不幸になっていくので、私は、「私の環境の中でできる最善をするしかない。」と思っています。

過去の日本人の母親は立派過ぎたのでしょうか。それとも男尊女卑の思想で女の人が我慢をしなければならない社会だったのでしょうか。それとも、現在の環境がワンオペだから母親がキツイのは当たり前なのでしょうか。

私は大変な側面もありながらも、やはり幸せで母親になって良かったと総合して思います。
感想
そら
40代 女性
2023年9月11日
母親にならなければ良かった。何度も思います。

もちろん幸せだと感じることはありますがここまで大変だとは思わなかった。辞めれるもんなら辞めたい。誰か預かってほしい。そんな感じです。どんなにつらくても逃げるわけにはいかないし、誰も預かってはくれません。

自分が結局は抱えなければいけない。何のための試練なの?と思うことがあります。
子育てほどつらいものはないです。

10年前に戻りたいです。そしたら多分夫婦だけで暮らしていると思います。
体験談
あおい
20代 女性
2023年9月4日
母親は子どもに愛してるって言葉で伝えてほしい。それが一番子どもにとって大事。旦那は捨ててもいいじゃないか笑
体験談
まい
30代 女性
2023年9月4日
自分の母親が、母親になってよかったとはとういて思えなかった。いつもお母さんは不幸な女に見えたし、実際にいつも不満だらけ。テレビにかじりついて、文句ばかり。旦那のことが嫌いで、いつも文句、母親は金の関係で父親といて、父親も一人になりたくない、ご飯さえ作ってくれて誰か寂しさを埋めてくれる人がいればいいという感じ。愛のない最悪夫婦。夫婦けんかとアル中で、家庭環境がマジで最悪だった。結婚願望がないのも、夫婦関係がクソだったから。親を恨んでます。生まれてきて感謝してるとか、愛してるとか言ってほしかったけど、1回も言われたことないから、愛されてると思えない。けど、もういいやって思います。
感想
まんしんそうい
30代 女性
2023年8月21日
たまに「後先考えずに結婚して子供つくるから大変になるんだよ」という言葉を耳にしますが、子育ては超念入りに準備してもめちゃくちゃ大変でした。10年付き合って、お互い好きで価値観やいいところ悪いところ分かった上で石橋を叩いて渡った先の結婚でした。計画的にやりたいことをなんでもやってきてキャリア満足するまでやりきって、物欲や名誉欲も満たされた上で34歳で子供を授かりました。産後体の不調が沢山出てきて、体力も大分衰えてきました。子育て以外にやりたいこともないのに真剣に子供に向き合っていくのはなぜこんなにつらいのか。一周回って授かり婚の方がシンプルでよかったかもと思ってしまいました。子育てに幸せを感じることはたまにありますが、ほとんどが「修行」ですね。子どもに育てられています。一番つらいことは、「高等教育を受けさせてもらって、周到に準備したのにうまく「母親」ができず自分がクズに感じる」こと。
体験談
もぐら
50代 女性
2023年8月2日
私は若い頃から子供が好きではなく、子供を欲しいと思ったことがありません。周りで子育てをしている人を見ても幸せそうだなと思ったことがなく、実母を見ていてもなんだかいつも疲れた顔をしていて、子供がいて幸せそうに見えたことがありませんでした。そういったことも関係してるのかもしれません。

ですが、結婚した相手が子供をどうしても欲しいということで産みましたが、壮絶な夜泣きと虚弱体質なことで、専業主婦として子育てをしていたのですが、24時間体制の子育てで本当にしんどかったです。眠れないことや、頻繁に病院に通ったり、朝から晩までの食事作りと、子育ては正直なところつらかった思い出の方が多いです。

子供という存在はとても重苦しく感じられます。子供を産んでよかったことは正直なところありません。大変だった思い出が9割です。子供を持ったことをすごく後悔しています。
感想
ムササビ
50代 男性
2023年7月23日
ここ数年で若い世代には多様性を認め男女問わず活躍できる社会を肯定する環境ができつつある一方で、特に高齢の男性の男女差別意識はなくなっていないと感じる。政府や政治家も政局や勢力争いに終止し、得票を狙った具体策のない子育て支援公約で世論をかわしているだけで社会の仕組みを変えるような施策は示していない。

子育て世代の求める支援政策を打ち出す新しい勢力を立ち上げ、子育て世代や中年世代、結婚前の若者世代の発言力を高めることで社会を変えていかなければいけないと考えています。

どちらかと言えば子育て世代側の立場である私も何かしら自分にできることがあったらお手伝いしたいと考えています。
体験談
同志がいたと思った
40代 女性
2023年5月5日
母親辞めたいと12年言い続けてます。子供はかわいいし、配偶者の「協力」もあるほうだと思うけど、やっぱり育児の負担は母親である私にがメイン。仕事でも友人と会うのでも、配偶者の都合を確認してからでないと返事ができず、当日も食事や子供のケアの準備をして、もろもろ申し合わせが必要ですが、配偶者はわたしの都合すら確認せずに予定を入れられます。子供が病気になれば仕事をやりくりするのは私。個人事業主なので、仕事の依頼や会食などのお誘いがあるのは本来うれしいことですが、いまはその先の工程が負担なのと、もし当日子供がダウンしたら?などの不安も大きくなり、だんだん苦痛になって、基本断るスタンスになってしまいました。でも、それは自分の本来望んでいたことではないので、母親になったことへの後悔だけがどんどん積もっていくのです。もし離婚したら親権は放棄しますし、生まれ変わったら絶対に子供は生まないと決めています。
感想
やまが
30代 男性
2023年4月8日
「母親になった後悔」という問題提起から時間がたちましたが、肯定派も否定派も、真面目に取り合っている感じがしません。けっきょく「大いに共感」するか、「感情的に否定」するか。本音では皆「自分事ではない」のでしょう。
悩み
まめ
50代
2023年4月6日
思春期の子供とうまくコミュニケーションが取れず子供からは毒親と思われています。つらいですね。家族の犠牲になっているような感覚があります。一緒に過ごすことも最近では苦痛に感じるようになりました。このまま独りになれば楽になれるのかと毎日考えてしまいます。
母としてはだめなんでしょうね。疲れました。
体験談
ラベンダー
30代 女性
2023年2月3日
20代後半で不妊治療にてやっと授かったひとり息子がいます。大事に育てていきたいと思っていたのに、今となっては手放したくて仕方がない状況です。幼少期より、なにかほかのことは違うのかなと感じる時があり、周りとのトラブルも多く謝罪ばかり…。現在小学4年生ですが自閉スペクトラム症・学習障害(LD)であることが分かりました。癇癪を起こすと手に負えません。おまけに現在不登校です。
まさか、こんなに辛い日々をおくることになるなんて想像もしていませんでした。不妊悩み、辛い治療にも耐え授かったのに…。

もし戻れるなら、出産も結婚も絶対にしない道を選び直したいです。
体験談
50代 女性
2023年1月7日
50代の非婚女性です。母は30代で仕事を辞め、家事と育児や介護に献身する良妻賢母の見本のような人でしたが、80代で認知症になってから亡くなるまで「貴女が産まれなければ、職業人としての別の人生があった」と娘を罵倒し続けました。私はそんな母の気持ちに子供の頃から薄々気づいており、子を産むことに否定的な考えを持つようになりました。母親に我慢を強いた結果、その鬱積(うっせき)した思いが子供世代の少子化を招くかもしれません。若い母親世代が、悩みや迷いを受けとめてくれる人や場にタイムリーに出会えることを願っています。
体験談
ユッキーナ
40代 女性
2022年12月28日
私の母はまさに母親になって後悔している人そのものです。母とは心が通じていると感じたことはなく、家事も育児も嫌々で、私は今で言う放置児でした。
そして今ほぼ寝たきりとなった母の下の世話・風呂の世話をし食事の用意をしています。そして母はそれを当然と思っています。
母親になって後悔しているのなら、子供に当然のように介護をさせないでほしい。子供には逃げ場がありません。
体験談
mamo
60代 女性
2022年12月20日
私は今65歳。
キャリアウーマンともてはやされる中、33歳で出産しました。周囲に保育所へ預けることを反対され、仕事も辞めました。そして「出産すれば母性が備わる」と勘違いしている社会と周囲の声に苦しみました。上手く母親ができない自分は無能がで価値のないものに思え、出産後2年間は精神的に鬱(うつ)状態になり、薬も飲みました。そんな時、ふと目についたタイトルがありました。

手にした本は、エリザベート・バダンテールの「母性という神話」でした。救われました。「ほらね!やっぱりそうだ。社会が欲する母性は後天的に身につくもの!」と、気持ちがスッキリしました。むしろ私は来るべき時代の先駆け、予兆みたいなもんだと開き直ることができました。未だに子どもの気持ちに寄り添うことが下手くそです。子どもは1人で十分でした。子どものことは宝物だと思っています。でも、私は次は絶対に母親にならないと決めています。
感想
にゃ
50代 女性
2022年12月19日
日本語タイトルの言葉がちょっと違う気がします。『母、になって後悔している』ではないのでしょうか?『親』になった事を後悔しているわけではないと思う。私は『子供の親』でもあり『親の子供』でもありますが、私から言わせると『子供になって後悔している』と母には伝えたい。ただ本当は個人の問題にすり替える事ではなく、社会の意識を変える事だとは思っています。母を許せるかは分からないけど、母は苦しかったんだろうなぁと想像はできます。父親や社会のせいで私は今こんなに苦しんでいる、とも思います。なお、高齢の方は『子供がいて良かった』『子供がいたら良かった』と言う方の方が多いように思います。
感想
匿名
20代
2022年12月19日
20代既婚です。子供を持つことに抵抗があります。言ってはいけないと、潜在的に不安に思っていることを特集して下さり、うれしかったです。「そんなことは言うものじゃない」という投書やVTRを拝見して、切り込んだテーマで作ってくださったことがありがたかったです。

湊かなえさん、山崎ナオコーラさんのお話もとても面白かったです。
他の方もコメント下さっているとおり、母親にならないという選択についてももっと知りたいと思いました。

いろいろな制約はあるかと思いますが、楽しみにしています。
体験談
私も母親
40代 女性
2022年12月18日
私の母は、3人の子どもを持つ教員でした。自分のやりたい仕事を貫いた人でした。教職を全うしようとすれば、膨大な時間と労力が必要です。母は睡眠を削って、休日も仕事をしながら家庭と両立させていました。私から見れば、苦労も多いですが、輝いて自分の人生を生きている母です。しかし、時間や体力には限界があります。子育てに関してはやはり不十分と言わざるを得ず、子どもが犠牲になりました。我慢を強いられる子ども時代でした。現代はその頃よりも共働きの世帯が多い時代です。母親の人生も大切ですが、子どもが犠牲になっていないか社会全体で目を配ることも忘れてはいけないと思います。
悩み
にゃんだ
60代 女性
2022年12月17日
私の母親は、まさに母性より自分の生き方が勝った人だったと思います。
子供の頃から母は男に生まれればよかったと思っていました。それは個性だと捉えていますが、その子供である私は、親を敬って、親の加齢による世話をしなければならないのか。産んで育ててもらった事を感謝しなければ、親不孝なのか。答えが欲しいです。
感想
ひまわり
30代 女性
2022年12月16日
3歳、0歳の子供を育てています。
「母親になって後悔している」というフレーズにドキッとしました。それは今まで何度も私の頭をよぎった言葉であり、決して口にしてはいけない言葉だと認識していたからかもしれません。子育てでつまずく度に自分が希望して母になったのに、自分は母親に向いていないと考え、子供に申し訳なさを常に感じていました。
同業者である夫が着実にキャリアを重ねる中、子供の体調不良の時はいつも私が休み、周りに頭を下げ続けなくてはいけず、元々できていたこともできなくなりました。仕事から帰って家事をして子供の世話をして、朝は誰よりも早く起きて自分の仕事と食事の支度をして、家事に休みはなく疲弊しきってしまいます。
ふと、こんな生活のために私は子供を産んだのか、なぜ母親だけがこんな責任を負わされなければいけないのかと強く感じてしまいます。
体験談
みにも
40代 女性
2022年12月15日
一番嫌いな言葉は「育児を楽しんでください」楽しめるかっていつも思っています。必死に育てています。子どもが幸せになるように。責任重大。そのために、念願かなってやっと楽しくなってきた仕事をやめ、自分は後回しで。こんなはずじゃなかったと子どもが生まれて15年余り、仕事を続け、社会の一員として活躍したかった自分は、社会に必要とされているのかと今も居場所がない気がする。
感想
いのちゃん
50代 女性
2022年12月15日
偶然番組を見て思わず見いってしまいました。まさに30年前、心の中で毎日「母親になって後悔してる」そう思っていました。あまりの育児の大変さに世の中の母親は誰もそう思わないのだろうか?って不思議だったくらいです。今のように自由に自分の考えを発信できる手段もなく、実際子育てを気軽に考えていた自分を後悔しました。仕事ややりたい事をこんなに犠牲にしないといけない、そう思う自分は失格だとも思いましたが。結果、離婚して子供は元夫と舅姑が引き取りましたが離婚理由はこれだけではなく、夫側にも借金などの問題がありました。子供には申し訳ない気持ちがありますが、もし自分が引き取っていたら虐待などの問題がもしかしたら起こっていたのかもしれません。離婚後は父親が子供を引き取るのはおかしい、というまた固定観念に縛られた意見を男女共からたくさん言われました。その頃に今のようなSNSで色々な意見を聞きたかったと思います
感想
sachi
50代 女性
2022年12月15日
私はそこまで後悔はしてないけど、後悔する人がいるのは当然だと思いました。
私の母は、「私なんて何にもしてない、毎日同じ事の繰り返しで。」とよく言っていました。私は、そんなに自分を卑下する必要はないのに、と思っていました。
周りの友達も、お母さんから「主婦なんてつまらないわよ、あなたは仕事をしなさい」と言われて、大学や社会に送り出された人が多い。
それは、娘には自分とは違う、充実した人生を送ってほしい、という思いからだったと思うけれど、それはそれで一つの重圧になるし、後にその人が主婦を選んだ時、後ろめたさを生むのではないかと思います。
こうして、何世代にもわたる母親たちの怨念みたいな物が、母から娘へと引き継がれてしまって、それが女性たちに母親になることをためらわせているのかなと思いました。母親自身が母親でいることに満足できないと、下の世代も母親になりたいとは思わないでしょう。
感想
ハレクラニ
40代 女性
2022年12月14日
自分が日々感じていた闇を他にも多くの方が持つ感情なのかもと思い、安堵(あんど)のような、自分だけではないという罪悪感が減る思いです。

出産、育児はとちゅうでやめられない。産んでみたら違ったからやめたいと言えないプレッシャーは当然で、自ら望んで出産しましたが、本当に大変でつらいです。

子供はかわいいし、産まなければ良かったとまでは思いませんが、10年前に戻れるなら、結婚も出産もしないです。
感想
るん
50代 女性
2022年12月14日
私はバツ一で子供がいないからかもしれませんが、子供がいてキャリアが積めなかったというのは理解できませんでした。その人のかわりに周りの人がカバーしているからです。よく「お互い様」といいますが、周りもかなり負担になっていると思います。あと、子供たちに対して、皆が母親になる設定で話をしていたように思うので、当然のように母になるのではなく、母にならない生き方もあるというのを伝えてほしかったです。
体験談
ま、どんな
50代 女性
2022年12月14日
山崎ナオコーラさんや湊かなえさんのことばを二十何年前の私に聞かせたい。ぐちゃぐちゃでした。
父親像や祖母像などもそれに囚(とら)われて つらくなる。でもとにかく母親像のしばりがひどい。
育児休業もただ伸ばすだけでは無意味。両親休暇や非正規でも可能にしていかないと。
産んで母がほっぽらかしたって育てる人が他にいればいい。そういうふうにしないと もう産まない。