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“ありのままの自然の美しさを”環境危機を伝える

高砂淳二さん。自然写真の世界最高峰の賞のひとつを受賞した写真家です。撮影を続ける中で、地球環境の変化を感じてきたといいいます。環境危機を多くの人に伝えるためにはどうすればいいのか、教えてくれました。

自然写真の世界最高峰の賞のひとつ、「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の自然芸術部門で最優秀賞を受賞した写真家の高砂淳二さんです。
世界100か国以上を巡る、さまざまな自然写真を撮ってきました。

NHK「おはよう日本」より

南米ボリビアのウユニ塩湖で撮影された1枚。
鏡のようになった湖で羽を休めるフラミンゴの瞬間を記録しました。
撮影したのは、 自然写真家 高砂淳二さん (60歳)。
「ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の自然芸術部門で最優秀賞を受賞。日本人初の受賞です!

高砂さんは37年のキャリアで100か国以上をめぐり、自然が見せる奇跡のような美しい瞬間を撮影してきました。

ファインダーを通じて自然と向き合う中で、高砂さんは地球環境の変化を感じ取っているといいいます。これは、カナダのセントローレンス湾の流氷の上で撮影したアザラシの赤ちゃんの写真。

撮影を終えた数日後、 別の場所に移動していた高砂さんは、知人から衝撃的な事実を聞きました。

「撮影場所の流氷はすべてなくなったらしい。アラザシは流氷がないと自立しないため、
みんな死んでしまった 」

環境危機を多くの人に伝えるためには、“ありのままの自然の美しさを記録していくこと”が
大切だといいます。

「人はきれいな物を見ると感動もするし、このままにしておきたいという気持ちもありますよね。自然の美しさには人の心を動かす力があると考えています。
美しい景色にこだわって撮影することで、少しでも多くの人に“自然を大事にしたい”と思ってもらいたいです。」

宮城県石巻市出身の高砂さん。
2011年の東日本大震災以前は、海に潜り様々な写真を撮ってきました。しかし、震災後、自然の恐ろしさを知った高砂さんは海に潜ることができなくなりました…
9年後、被災地の海に潜ることを決心した高砂さん。海の中で感じたこととは…

担当 地球のミライの
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みんなのコメント(1件)

感想
ユウノスケ
40代 女性
2023年4月14日
地球の未来はどうなっていくのだろうと真剣に考える。
壊れていっているように思えてならない。
でも、美しい自然は、心を癒してくれる。
それを、残してくださる方たちに、感謝を申し上げたい。
そして、自分にできるところで、美しい自然を大切にしていきたいと思う。