家の寒さと健康被害に意外な関係が【インスタ画像でわかりやすく解説】
あなたのお部屋暖かいですか?
日本は”寒い住宅”が多いと言われていますが、「家の寒さ」が健康被害につながるという報告が相次いで発表されています。
室内が18℃を下回ると、病気になる可能性も…
(NHK「クローズアップ現代」より)
※サムネイルの画像を矢印に沿ってスワイプすると、インスタグラム「地球のミライ」で投稿した画像の続きを見ることができます。
冬のおうち寒くないですか? 18℃未満だと健康に影響が…
冬の朝起きると、思わず“寒いっ”...と口に出てしまうことはないですか?日本には寒い住宅が多いと言われています。実は、寒さによる健康被害が出ないようWHO(世界保健機関)は室内の温度を18℃以上にするよう勧告しています。
実は、日本の住宅2,190軒を調査すると約9割が18℃以上の基準を満たしていないということがわかったのです。
18℃未満だと…血圧上昇・循環器系疾患の恐れ
16℃未満だと…呼吸器系疾患に対する抵抗力の低下
5°C未満だと…低体温症を起こす危険が高まる
とされています。脳卒中や肺炎、心筋梗塞といった病気になる可能性も。(英国健康安全保障庁より)
実は、冬は亡くなる人が多く年間127万人が亡くなるうち、冬に亡くなるのが47万人。
内訳を見ると一
傷病・外因 年間7万人(冬3万人)
その他の疾患 年間69万人(冬24万人)
呼吸器系疾患 年間20万人(冬8万人)
脳血管疾患 年間11万人(冬4万人)
心疾患 年間20万人(冬8万人)
合計 127万人合計(冬47万人) (人口動態調査より)
あなたの家族が暮らしているおうち。室内の温度、大丈夫ですか?

在宅中のリビングの室温を調べると、北海道が最も暖かく、逆に最も寒いのは香川県という結果に。

さらに冬の死亡率がどれくらい増加するかを調べると、北海道が最も低く、栃木県が最も高いということが分かってきました。
寒い家に健康リスクが… いますぐできる簡単対策って
冬の寒さを健康で快適に乗り切る対策をご紹介します!

冬の寒さ対策にシャワーカーテン
家が寒いのは窓からの冷気が大きく影響しています。そこで使うのがシャワーカーテン。100円ショップでも買える場合もあります。(節約アドバイザー和田由貴さんのアイデア)どう使うかと言うと―

カーテンを3枚重ねに!
シャワーカーテンはカーテンとレースのカーテンとの間に取り付けます。
カーテンが3枚になることで外からの冷気が入りにくくなるんだそう。

シャワーカーテンの効果は―
シャワーカーテンをつけて温度を計ってみたところー、室内の中心が20.6℃に対し、窓側もまったく温度が下がらず20.6℃に。
“窓側は必ず温度下がるので同じになることはないのに”と専門家も驚く結果に。

カフェカーテンを利用
カフェカーテンも断熱対策のひとつです。床につかないようにカーテンを少し短くしているという方も多いのではないでしょうか?そこでその床とカーテンの隙間を埋めるのがカフェカーテン。(節約アドバイザー和田由貴さんのアイデア)

もともとあるカーテンにカフェカーテンを取り付けます。そして、30分後温度を計測。16.7℃だった足元の温度が17.6℃と0.9℃ほど上昇しました。
すこしの工夫で、寒さをしのぐことができます。この1か月の過ごし方であなたの家族の命が守れるのかも変わってきます。節電にもなるのでぜひ、やってみてください!
番組のスタジオでご紹介した寒さ対策を動画で↓