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災害食をロスしない 備蓄と活用のコツ

東日本大震災から10年以上が経過。
被災地で命をつないだ人たちから、震災後「食」についての苦しい体験を聞いてきました。

「がれきの中を何か食べられるものがないか探した。カップラーメンを見つけ、お湯はなかったけれども、乾麺をかじって食べたあの味が忘れられない」。

また、温かい食事がなかなかとれない被災した人たちに「できたての揚げかまを毎日無料で配った」会社もあったといいます。

避難所などに避難した人の数は、震災後のピーク時には全国でおよそ47万人にのぼりました。
次の災害に備えるために何が出来るのか。

きょうは改めて「食」の面からできる災害への備えについてお伝えします。

普段使い出来るものを備える「ローリングストック」

家庭で出来る食の備えを教えてくれたのは防災の専門家の永田宏和さん。
阪神・淡路大震災をきっかけに、防災教育を広める活動をしています。

永田さんが推奨しているのは「ローリングストック」という備え方。

いつ来るかわからない非常時に備えるのは気が重いという方も多いと考え、
「非常食」という固定観念から一旦離れ、普段使いできるものを備えるのが、
ローリングストックの考え方です。

常温でおいておける、レトルト食品や、乾麺、シリアルなどを多めに買っておいて、
時々食べて、食べた分だけを買い足す。

具体的に、どのくらいの量をストックすれば?

国は最低でも3日間、できれば1週間分、
自力で生きていけるだけの食料と飲料水を備蓄することを勧めています。

しかし、永田さんは1週間分全てを備蓄しておく必要はないと言います。
災害で停電になったとしたらまず、冷蔵庫や冷凍庫にあるの傷みやすいものから食べていき、
最初の3日間は乗り切る。

ローリングストックを意識して備蓄するのは「1日3食 ×4日分」でよいとしています。

永田さんが勧めているのが、時間のあるときに具体的な3食のイメージを考えておくこと。
家族構成、子供、お年寄り、アレルギーなどによってそれぞれの備えは異なるので、その点は注意が必要です。

そして水は、一人1日2リットル、1週間分備えてほしいといいます。

備蓄する3食をイメージした例 それぞれに合った食材を備えて

【ストック向きの食品の例】
ふだん使いできる常温保存の食品 
(パックご飯、アルファ米、乾麺、缶詰、レトルト食品、フリーズドライ食品など)

ローリングストックをうまく行うための3つのポイント

ポイント① 賞味期限をわかりやすく書いておくこと

永田さんの自宅 水の箱に消味期限を大きく書いています

ポイント② 身近な場所に置いておく

押し入れの奥などにしまわず、台所の棚や引き出しなどで備蓄

ポイント③ 備蓄品を食べる日を決めておく

永田さんも月一回ローリングストックデーを設けている

備える食品が賞味期限切れに…おいしく食べて食品ロスを防ぐ

しかし、現状は6割以上の人は、備蓄食品の賞味期限が切れた経験があったという調査も。
(令和3年「災害に備えた食品の備蓄に関する実態調査」国民生活センター)

賞味期限が切れる前に備えた食材をおいしく食べるレシピも紹介します。
災害に備えて、50%あまりの方が備蓄しているという「アルファ化米やパックごはん」。

これを使った簡単レシピを教えてくれるのは、料理研究家の脇雅世さんです。

ポイントはアルファ米を戻すときにお酢を入れること。
これで簡単にすしご飯に。

「きょうの料理」番組WEBサイトはこちら↓↓
https://www.nhk.jp/p/kyounoryouri/ts/XR5ZNJLM2Q/

みんなのコメント(1件)

感想
しーちゃん
70歳以上 女性
2022年3月11日
自然とローリングになっています。

担当 地球のミライの
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