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COP26のポイントって?【インスタ画像でわかりやすく解説】

イギリス北部・グラスゴーで行われている気候変動対策の国際会議「COP26」。

最新の情報をチコちゃんと一緒にわかりやすく考えていきます。

今回はこの4つのポイント

ポイント1☞COP26のポイントは?
ポイント2☞COP26 リーダーたちは何を話したの?
ポイント3☞どうする?脱石炭
ポイント4☞声をあげる世界の若者たち

COP26が開かれているグラスゴーの様子や、環境に配慮した会場内でのさまざまな取り組みも、現地で取材する記者がお伝えします。

※サムネイルの画像を矢印に沿ってスワイプすると、インスタグラム「地球のミライ」で投稿した画像の続きを見ることができます。

COP26のポイントは?

イギリス グラスゴーで行われている「COP26」。大きなポイントは、 世界の平均気温の上昇を温暖化が起きる産業革命前と比べて「1.5℃に抑えること」を参加国が一致して目指せるかという点です。

チコちゃん

「なるほどね」

現在の世界の温暖化対策の枠組みである「パリ協定」(2015年COP21で採択)では、世界の平均気温の上昇を、産業革命前と比べて2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える「努力」をすることなどを目標に掲げ、すべての国に温室効果ガスの削減を義務づけました。

しかし…

各国は2030年に向けた削減目標を掲げていますが、国連の報告書では、これを達成しただけでは世界の平均気温は今世紀末までに少なくとも2.7℃上昇するとしています。目標達成には、ほど遠い状況なのです。

チコちゃん

「えっ!大変ね」

このため、COP26議長国のイギリスは、平均気温の上昇を1.5℃に抑えることを「世界の共通目標」に定め、各国に2030年までの削減目標の引き上げを求める考えです。国際社会がどのような対策を示すのか。世界の大きな関心が寄せられています。

COP26 リーダーたちは何を話したの?

イギリス・グラスゴーで行われたCOP26。11月1日、2日には各国のリーダーの会合が行われ、112人が演説しました。

チコちゃんの疑問に答えるのは、COP26を現地で取材する
NHK 社会部の岡本 基良記者です。

チコちゃんのきょうの疑問は…?

チコちゃん

「ねぇねぇ、岡本記者、たくさんのくにが あつまったみたいだけど、みんな、どんなことを考えているのかしら?」

社会部 岡本記者

「さすがチコちゃん!リーダーたちの発言が気になるんだね。

特徴のひとつは、途上国のリーダーたちが相次いで、「カーボンニュートラル」を宣言したことなんだ。これは、温室効果ガスを出す量がプラスマイナスゼロになることを目指しますという意味だよ。

例えば、これまで削減目標を言ってこなかったインドのモディ首相が、『2070年までに排出量を実質ゼロにする』と話したんだ。

一方、アメリカ、イギリス、日本など先進国は「お金を出します」と言っていて、アメリカのバイデン大統領は、途上国の対策を促す支援のためのお金を「4倍に増やす」と発言したんだよ。

日本の岸田総理大臣も、これまで表明した支援に加えて、これからの5年間で最大100億ドル(約1.1兆円)の追加のお金を出す方針を示したよ」

チコちゃん

「このあとも かいぎはつづくの?」

社会部 岡本記者

「うん、これからが本番なんだ!

会議は11月12日まで続いて、具体的な対策の議論をしていくんだけど、各国がみんなで協力して対策を打ち出せるかがポイントなんだよ」

チコちゃん

「ありがとう、岡本記者!ここからが本番なのね。岡本記者も、ますます取材がんばってね!」

COP26が開催されているイギリス北部のグラスゴー。街やCOPの会場で記者が目にした環境に配慮した取り組みも紹介します。

COP26 の街で記者が見たのは!? 記者の現地リポ①

COP26が開催されているイギリス北部のグラスゴー。中心部と会場を結ぶのは電動バス。

街の至る所には、気候変動対策を呼びかける垂れ幕や企業の広告が。

再生可能エネルギーに関する企業のメッセージがあちこちに。

COP26の会場内でも至る所で環境への配慮がみられました。

COP26に行ったら会場内が! 記者の現地リポ②

会場の入り口付近にはファッションから出る廃棄物の展示が。

会場にあるカフェには木製のマドラーやフォーク、麦などから作られた植物性のミルクも!

食堂のメニュー
食堂のメニュー

会場内のメインの食堂ではCO2の排出量を表示。「地産地消」を意識し、スコットランド産の食材使っているそうです。

給水器も至るところにあり、いつでもマイボトルに給水が可能!

どうする?脱石炭

イギリス・グラスゴーで行われている「COP26」。

議論のポイントのひとつは「脱石炭」。議長国のイギリスは、温室効果ガスの排出削減対策がとられていない石炭火力発電所の新しい建設の中止などを盛り込んだ声明を発表。

声明には、フランス、ドイツなどのヨーロッパ各国、韓国などアジアの国々、アフリカや中東の各国、40か国あまりが賛同しました。しかし、日本、アメリカ、中国は含まれていません。

チコちゃん

「ねぇねぇ、岡本記者。

なんで チコがすむ にほんは、さんかしなかったの?」

社会部 岡本記者

「チコちゃんも気になるよね。

日本政府の交渉団は『資源がとぼしく海に囲まれている日本は、多様なエネルギー源をバランスよく活用することが重要と考え、参加しなかった』と説明したんだ。

日本の発電量は、2019年度のデータで、石炭火力によるものが3割ちょっと。今後は、電力をちゃんと供給できるのを前提に割合を引き下げていこうとはしているんだけど、2030年度の時点でもまだ、発電量の2割近くを石炭火力でまかなう計画なんだ」

チコちゃん

「岡本記者、にほんはだいじょうぶなの?」

社会部 岡本記者

「そうだね、世界からは、厳しい目で見られているよ。

国際的な環境NGOのグループは、温暖化対策に消極的だと判断した国を「化石賞」として毎日選んでいるんだけど、11月2日は日本が選ばれたんだ。

COP26の会場周辺では、日本政府に石炭火力発電をやめるよう求めるデモが行われたりもしているんだよ」

チコちゃん

「チコもでんきのこと もっとかんがえるようにするわ!」

声をあげる世界の若者たち

チコちゃん

「ねぇねぇ、田村記者。

チコは5さいだけど、子どもたちや わかいお兄さんお姉さんのがんばりもだいじよね?」

国際部 田村記者

「そうなんだよ。チコちゃん!若い人たちもがんばっているんだよ。

実は、世界中の若い人たちがCOP26の会場で行われるイベントに参加するんだよ。

温室効果ガスを少しでも減らしたいと思っていて、飛行機より温室効果ガスの排出量が少ないとされる列車で会場となるイギリスに移動した若い人もいたんだ。

列車で移動する企画を考えたメンバーによれば、多くの若者がCOPに集まる政治家に声を届けたいと考えているんだよ。

例えば、有名なスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんは『変化は会議からは生まれない。私たちは待ちくたびれていて、これ以上は待てない』と、早く行動するよう訴えているんだ。

11月6日には、COP26 の開催地で数万人の若者が集まり、 デモが行われたんだ。

さらにイギリスの地元紙によれば、6日にはヨーロッパやオーストラリアなど世界300か所でも気候変動対策の強化を訴えてデモが行われたんだよ」

チコちゃん

「みんな、えらいわねー」

インスタグラムでも画像を公開中

インスタグラム「地球のミライ」では、環境問題や気候変動のほかSDGsの達成に向け、いま課題になっていることを写真やグラフィックで紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
インスタグラム「地球のミライ」※NHKサイトを離れます

インスタグラム「地球のミライ」はこちらから※NHKサイトを離れます

担当 地球のミライの
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