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職員室で見る朝焼けに涙して~教員と家族から500件のSOS~

「毎週土曜日、職員室から朝焼けを見ます」

そう語った女性教員。育児と両立するため早朝に出勤して仕事にあたっているといいます。

「疲労が重なる中、用水路に落ちて、死にかけました」

残業時間を改ざんするのは産業医面談を避けるための“校長の親心”だと言われたという男性教員。
一命を取りとめ、いまはうつで休職しています。

学校の先生は大変だと知ってはいたけれど、ここまでとは…。

NHKの情報提供窓口「ニュースポスト」に寄せられた500件の悲痛な訴え、そして、それでも“辞められない理由”とは。

みんなのコメント(11件)

体験談
きなこ
40代 女性
2023年4月22日
今年高校生になった子供がいます。昨年中学3年生の時、学年のクラス担任が2人突然休職し、更に部活の顧問も休職してしまい、先生方のご苦労を目の当たりにしました。部活関係で、親が何かできる事務作業があれば、何でもやりますので、と何度か伝えたのですが、PTAの役員以外の親御さんが先生の雑務を手伝う環境が整っていないのか、ありがとうございます、で終わってしまいました。
例えば大学のように公立学校に事務局を設け充実させるとかできないのでしょうか?今も事務員さんは、数名いらっしゃるようですが、業務内容は不明です。業務のすみ分けだけでもできれば、多少教員の負担軽減につながるのでは?と思いました。
感想
ねこむら
40代 女性
2023年4月21日
小学生の子をもつ母親です。子の学校の先生方はそこまで過重労働という印象は受けませんが、保護者へのお便りや、個人面談の日程調整(しかも紙メイン)など、普通の会社での庶務を先生がされていると思うと、負荷はかなりのものだと感じます。
そして学校のお便りは会社などの案内文書のように要点がまとまってなく、読み取りづらいこともあり、先生以外に庶務を担当する方がもっと学校に増えると先生も楽になるし、保護者の理解もしやすくなり、いいなと思います。
よく親は一度PTA役員を引き受けるべし、みたいなものがありますが、同じ無償のサポートならば、PTA役員よりも先生や学校を直接サポートできる方が保護者も学校運営や先生の大変さも共有できて、いいのでは。親以外やボランティアも可能だったり、先生以外も学校に関われたら、色んな人が子どもを支えることに繋がり少子化への働きかけもできるのでは。
感想
まま
50代 女性
2022年12月24日
子どもがある程度大きくなってから、教員になった者です。「ペーパーティーチャー」の研修を始めたところも出てきていますが、例えばアメリカのSubstitute teachersのような、単発で働いていただける、教員免許をお持ちの人材を募って、必要な場面で派遣していただく、というシステムがあったらいいのに、と、アメリカの学校でteacher assistant をした経験と現職の状況から感じています。
体験談
だるまちゃん
40代 女性
2022年9月19日
私も小3男児の子育てをしながら、教員をやっています。育休から復帰して7年目、トータル18年目くらいでしょうか。

土曜授業がつらいです。1週間我が子の学習、世話と膨大な量の仕事をこなし、フラフラで迎える金曜日。とどめの月1、しかも土曜授業公開が辛すぎます。

我が子が土曜休みの私立小に通うため、土曜は一人で過ごすことになり、遠方の両親に頼んだり、高齢の義母にお願いしたり、土曜授業のない学校の先輩ママに預けたり、近所のママにお願いしたり。夫は異業種で土日は勤務日。そのため、人の子の面倒を見て、我が子を他人に頼むということが毎月あり、授業準備だけでなく、我が子の行き先の手配もしなければなりません。
しかも親受けする授業を準備…一体誰のための授業なのか、疑問でしかありません。
提言
こん
30代 女性
2022年9月5日
学校の先生だけでなく、保育士、幼稚園教諭も大変です。持ち帰り仕事は多く、体調が悪くても休みをとることができません。発達障害の子どもや家庭でのしつけが十分されていない子どもが増えているなかで、子どもの人数に対する保育士の数は変わらず、退職する先生も多いです。
仕事量は多いのに給料は低く、未来の大人や社会を育てる環境としては、良くない状況だと思います。ぜひ取り上げて調査、問題提起していただきたいです。
感想
ヒトミ
40代 女性
2022年8月26日
自分と同じように朝焼けを見ている方いたなんて…
子育てしながら働き、家でやれない日は4時出勤です。周りは、早起きが得意な人だと思っています。私だって、普通の時間に起き、子どもと朝食を食べ、日が昇ってから出かけたい…
子育て介護との両立、膨大な仕事に追われ、メンタルも体調もぎりぎりです。
子育てママ、一緒にがんばろう!
オフィシャル
「#学校教育を考える」取材班
2022年7月13日
取材班です。コメントの投稿や、SNS上でのご意見・ご感想、誠にありがとうございます。
記事をきっかけに、新たに取材させていただいた現役教員の方のお話を、こちらで伝えさせて頂きます。

東北地方の現役小学校教員・Wさん。
ことしの春ごろから腰痛がひどく、10分以上立っていることが難しくなり、最近は座りながら授業をしているとのこと。病院を受診すると、ヘルニアや脊柱管狭窄症と診断され、早い時期の手術が必要と診断されたそうです。
しかし、学校が教育委員会を通じて代わりの教員を探しているものの、2か月以上過ぎても見つからず。「なんとか1学期はやりきりたい」と授業をこなしているそうですが、もし代わりの教員が見つからなかった場合は、同僚の教員が入れ代わり立ち代わり授業を行う見込みです。「そうなったら、先生たちには負担になるし、子どもたちにも不安定な思いをさせてしまい、申し訳ない気持ちだ」とお話ししていました。

ほかにも「妊娠8か月だが残業が60時間を超えている。感染症対策をしながらの運動会、水泳指導、学習指導、生活指導。保護者対応に学校公開、研究授業、会計、体力テストの事務処理などなど。勤務時間内ではとても終えることのできない膨大な量の仕事で、多忙感でいっぱいです」という小学校教員の方からの声もありました。

一方で、“こうした過酷な状況を伝えれば伝えるほど、教員志望者が減り、ますます現場がつらくなっている。教職の魅力を伝えてほしい”というご意見もいただいています。その点は取材班としても悩ましい課題だと感じています。
ただ、教職を目指す学生の方からは“魅力はよく分かっている。心配なのは働き方なので、向き合い続けて改善されることが大事だ”というお話も聞きました。

取材班としては、今後も現場からの声を大切にし、課題があればしっかりと伝えていきたいと考えています。また、ひとつの切り口だけでなくさまざまな目線で伝えていきたいとも考えています。皆さんの声を今後の取材に生かしていきたいと思っていますので、ぜひ投稿フォームやコメント欄などから、皆さんの声を聴かせていただけたらうれしいです。
体験談
はなまる先生
20代 女性
2022年8月2日
教員になって4年目です。記事を読み、どこの学校も同じだな、と思いました。毎日ギリギリの状態。朝起きた瞬間の絶望感。職員室に座ると体が重くて教室に上がれない。教室に行くと、子どもたちがいる手前、スイッチを無理やり入れる。そんなギリギリの中で、100の支援をしても感謝の言葉もないのに1つの小さなミスで保護者からのクレーム。授業時間を削っての聞き取り。放課後は保護者への説明。毎日その日を生きることで精一杯。辞めようかと考えています。
感想
ぴーちゃん
20代 女性
2022年7月16日
この記事をたまたま見つけ読み涙が止まりませんでした。今月休みはたったの1日。体に謎の震え、誰かに殴られてるかのような頭の痛み。それでも休めない苦しさ。部活ってなんなのだろうと毎日悩んでいます。苦しいです。私たち教員には自由やプライベートは全くありませんね。夕方仕事から帰るときに同世代くらいの方が楽しそうにおしゃれして遊んでいる姿が羨ましくてたまりません。
体験談
山梨県立高校教諭
50代 男性
2022年7月2日
ある部の顧問のなり手がいなかったため、仕方なく顧問となった。指導はできないので、大会の申し込みや引率だけやっている。大会は土日。平日に振替はできないので、特別勤務手当をもらっているが、朝8時から、夕方6時まで、顧問会議や器具係などをやって、2700円。時給換算で270円。マスコミは部活はボランティア、というが、これは「低賃金強制労働」。時間外労働100時間超も増えているのが実態です。
体験談
ばあば
60代 女性
2022年6月30日
37年間教員をした後、退職。一年後、講師として職場に出ています。新規採用2週間でリタイアの人、病休、コロナ関連の休み、などで、現場は、常に人で不足。講師の給与は、現役の時の、半分以下なのに、仕事は、平等?老体には、毎日疲れ果てる、労働です。慢性的な人手不足で、現場に余裕がなく、行事や、提出物は、増える一方では、益々、教員になりてはなくなるでしょう。半年契約なのに、担任を待たされ、現場の疲弊を直に感じる日々です。