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認知症になってからも心豊かに暮らす 全国に広がる“認知症バリフリタウン”-後編ー  

いま全国各地で、認知症当事者や家族・支援者・行政や専門職の人たちが一緒になって、認知症に関する障壁(バリア)を取り除こうというまちづくりが進められています。

そんな“認知症のバリアフリーなまち”を、NHKでは「認知症バリフリタウン」と命名しました。

前編に続いて、ユニークなアイデアや実践事例をご紹介します。

(NHKスペシャル『認知症バリアフリーサミット~本人の声が まちを変える~』取材班)

NHKスペシャル「認知症バリアフリーサミット~本人の声が まちを変える~」

2023年4月1日(土)夜10:00~【総合】
※放送から1週間、NHKプラスで見逃し配信をご覧いただけます

【北海道・美唄市(びばいし)】認知症の人とその家族にとって 拠り所となるカフェ

人口19,431人の北海道美唄市は、高齢化率は43.6%(2022年10月)と全国平均の29.1%(2022年9月)を大きく上回っています。そんな美唄市で唯一の認知症カフェが「おれんじカフェぴぱ」です。開催日は毎週火曜日の11時~15時。送迎はありませんが、家族の運転や、バスを使って毎回10人ほどが参加しています。

介護保険によるデイサービスなどは認知症本人しか利用することができませんが、「おれんじカフェぴぱ」は、認知症の人と、その家族も利用できるみんなの拠り所(よりどころ)となっています。カフェを運営する北海道美唄市保健福祉部 地域包括ケア推進課主幹・古東庸子(ことう・のぶこ)さんにお話を伺いました。

思い思いの時間を過ごす本人と、その姿に勇気づけられる家族

基本的に何をしても自由!なスタイルの認知症カフェ「おれんじカフェぴぱ」。おしゃべりをしたり、塗り絵をしたり、自分自身がやりたいことを選んでゆったりと過ごすことができます。

コロナの前は昼食を一緒に作って食べることもしていましたが、今はそれぞれがお弁当を持ってきて食べる形になり、カフェとしては100円で、コーヒーや紅茶、おやつを提供しています。

おれんじカフェぴぱの様子

7年前に認知症と診断された雅代さん(仮名)は、初期のころから欠かさずカフェに参加しています。

掃除の仕事をしていた雅代さんは、当初「介護をされる」ことに抵抗があり、他のデイサービスなどを利用することを拒んでいました。そんな雅代さんに、古東さんは「ボランティアとして参加してみない?」と提案。「それならば」ということで、エプロンをつけてコーヒーやおやつの準備や掃除などを手伝ううちに、カフェが雅代さんの拠り所になっていきました。

カフェには、認知症の人と家族が一緒に参加することも多く、現在は4組の夫婦が定期的に訪れています。雅代さんも昨年から、夫の茂雄さんと共に参加。明るい性格の雅代さんは、ひとたび曲が流れれば、楽しそうに踊り出します。雅代さんは「ここに来れば、姉さん待っていたよ、と声をかけてもらい、手をひいてもらえます。若いころはディスコで踊るのが好きで、よく踊っていました。ここでは、みんな真似して踊ってくれるから楽しい。帰る時間が近づいてくると、なんだか寂しい気持ちになります」と話していました。

そんな姿を見て茂雄さんは「妻は家でふたりでいると、横になって寝ているか、トイレに行っているところしか見ることができない。でも、ここに来たら楽しそうにしている妻を見ることができてうれしい」と言います。

雅代さん

普段、カフェではふたりもそれぞれ好きなことをして過ごしていますが、一緒の空間にいてお互いの様子を見ることができ、相談したい、話したい時に専門職やボランティアがカフェにいることが安心につながり、介護を続けるモチベーションにもなっているようです。

利用料金はコーヒーなどの飲み物代100円のみ。家賃やレクリエーションの材料費は、市の地域支援事業が財源となっています。

「市役所で物忘れの相談なんてできない」と言われ…おれんじカフェぴぱができた理由

おれんじカフェぴぱは、2階建ての空き家を借りて、2015年に運営がはじまりました。きっかけは、認知症の人や、家族の声でした。

それまで、美唄市では認知症に関する相談を、市役所の中の高齢福祉課の窓口横で行っていました。古東さんはケアマネジャーとして、介護保険の申請などのために窓口に来る家族の話を聞いていましたが、詳しく話を聞くほど、涙ながらに介護の大変さを語られる様子に、「何人も人が行きかう市役所の中ではなく、どこか落ち着いたところでゆっくり相談ができる場所があったらいいのに…」という思いを募らせていました。

ちょうどその頃、ある認知症の男性から言われた言葉も、古東さんの心を動かします。その男性からは、「介護用のベッドをレンタルしたい」と相談され、自宅に伺ってみると「実は認知症があって悩んでいる」ということが分かりました。古東さんが、「何かあったら市役所に相談に来てくださいね」と伝えると「市役所で物忘れの相談なんて、偏見の目で見られるのが恐ろしい」と言われてしまいました。認知症の本人や家族が、もっと気軽に相談しやすく、落ち着いて話ができる場所を作りたい…そんな思いから、おれんじカフェぴぱはスタートしました。

古東さん

認知症の状態にある人が、地域で生き生きと暮らしていくためには、本人だけでなくそれを支える家族の話をしっかり聞くことも大事だと思います。家族も一緒の時間をカフェで過ごすことで、普段とは違う本人さんの姿を見てもらい、「こんなに笑っている」だったり「こんなこともできるんだ」と思ってもらうことが、家族が介護を続けることへの自信にもつながっていると実感しています。

おれんじカフェぴぱの開催日:毎週(火)11時~15時
住所:北海道美唄市大通西1条北1丁目1-12
電話番号:0126-62-5580(カフェの開催日のみ)
開催日以外の連絡先:美唄市役所地域包括ケア推進課
電話番号:0126-62-3156

「おれんじカフェぴぱ」の地図

【東京都品川区東五反田】気づきをくれるのは“他の家族”の存在

認知症の人とその家族が一緒に生活する中で、お互いにイライラしてしまい、良い関係を保つことが難しくなる場合があります。品川区ではこれまで、認知症の本人どうしが語り合う「本人ミーティング」や、家族が介護の悩みや情報を共有する「介護者の集い」が開かれていました。つまり、“本人”と“家族”がそれぞれ別々に集う場はあったものの、本人と家族が一緒になって話し合う場はありませんでした。

そこで始められたのが、『認知症の人と家族の一体的支援プログラム』です。品川区東五反田では、現在2組の家族が定期的に集まって活動中。プログラムを運営している社会福祉法人 新生寿会 きのこ地域連携室の鈴木裕太さんにお話を伺いました。

毎月1~2回、品川区の地域密着型多機能ホームの一室に、2組の認知症の本人と家族が集まります。「お寿司を食べに行きたい」、「お花見に行きたい」、「ボーリングがしたい」…。認知症地域支援推進員の鈴木さんが見守る中、本人や家族がやりたいことについて話し合います。

「認知症の人と家族の一体的支援プログラム」でのお出かけ写真

1年半前からプログラムに参加している後藤さん夫婦は、何かを決める際、必ず言い合いになってしまうという悩みを抱えていました。認知症の後藤さんが何度も同じ話を繰り返すと、たまりかねた妻は「さっきも言ったじゃない!」と強い口調で応じてしまう。すると後藤さんも「覚えていないんだからしかたがないだろう!」と声を荒げてしまう・・・。

そんな様子を見ていた柿下さん家族は、後藤さんの妻に声をかけました。「お互いにイライラしてしまっても仕方がないから、今できることに目を向けて一緒に楽しんだ方が良いじゃない?」。何気ないアドバイスでしたが、同じ当事者からの言葉は心に響いたといいます。その後、日々穏やかな気持ちで接することを心がけていくと、後藤さんも素直に自分の思いを伝えられるようになり、自信のようなものを取り戻していったといいます。最近では、ふたりで久しぶりにモーニングを食べに行くことができたそうです。

“他の家族”から気づきや学びを得られる『認知症の人と家族の一体的支援プログラム』。国の地域支援事業として、全国にも広がっています。

「認知症の人と家族の一体的支援プログラム」でのボーリングの様子
鈴木さん

認知症の人と家族との間で起きるトラブルは、お互いに後ろめたさを感じながらイライラしてしまっていることがあります。プログラムに参加する中で、相手への接し方を工夫してみたり、一方的に言うだけではなく、時には少し逃げてみるというような対処方法を自然と身に付けることができていると感じています。

問い合わせ先:社会福祉法人新生寿会 品川区立地域密着型多機能ホーム 東五反田倶楽部
ミーティングセンターめだかの会 
住所:東京都品川区東五反田4-11-6
電話番号:03-5422-7157(参加をご希望の場合は、事前にご連絡ください)

【北海道・釧路市】行方不明になっても“早期通報”“早期発見”につなげるために

「認知症のある家族がいなくなった!」。そんな事態に、釧路市で頼りになっているのが「SOSネットワーク」。

家族が警察に届け出をすると、釧路市役所・タクシー協会・トラック協会・FMくしろ・漁協に一斉に情報共有。行方不明になってしまった人を、まち全体で捜索する仕組みです。

2021年には、30人の行方不明になった人を捜索、そのうち9割が認知症がある人でした。行方不明から発見までの平均時間は、10.4時間。通報があってからは、平均5時間で発見に至っています。冬の北海道での行方不明は、時として命に関わります。発見までの時間が勝負というなか、早期通報・早期発見のシステム作りを釧路市福祉部介護高齢課高齢福祉担当・速水陽(はやみ・あきら)さんに伺いました。

速水陽さん

悲劇を繰り返さないために

SOSネットワークができたのは1994年。きっかけは、ネットワークができあがる4年前に起きたある事件でした。認知症の人が行方不明になり、家族は警察に捜索をお願いしました。しかし当時はまだ、“認知症の人が徘徊(はいかい)をしてしまう”ということがあまり一般的ではなく、“家出人”という扱いでしか捜索には至りませんでした。いなくなったのは4月。釧路の平均気温は、4℃。夜ともなれば0℃近くになる地域です。行方不明になってから数日後、認知症の人は凍死の状態で発見されました。

そして事件はそれで終わりませんでした。実はその後、遺族や認知症の人を支える家族の会が独自に情報収集をして分かったのは、「バス停で立っているところを見かけた」など、複数の目撃情報があったということでした。

「もしも、もっと情報共有がされていたら、声をかけて、助けてもらうこともできたかもしれない…」

そんな遺族や家族の会の思いを受けた警察が中心となって、SOSネットワークの構築が始まったのでした。

早期発見のための「通報訓練」

現在釧路市では、行方不明者の早期発見のために『通報訓練』と『捜索訓練』を実施。年に1度、市内7か所の包括支援センターを中心に地域の人たちが参加して行われています。

通報訓練は、家族が通報するまでの時間を短縮するための訓練です。家族が早く通報できれば、その分、早く捜索を開始することができ、早期発見につながります。ところが実際に行方不明に直面すると、家族は警察に「何を聞かれるか分からないし、怖い」といった理由で通報を躊躇(ちゅうちょ)してしまうことがあるそうです。そこで通報訓練では、警察署から生活安全課の職員が参加し、通報した際に聞かれる内容を伝え、デモンストレーションします。

通報訓練の様子

実際に通報した際に聞かれることは以下の通り。
あなたは家族の情報、全部言えますか?

・行方不明になった方の住所、名前、通報した方との続き柄
・いなくなった日時・時間・場所
・その時の状況…服装(上着、ズボンなど)、靴(サイズ、ぬかるみに入っていった時に足跡が残っている場合もあるため)、眼鏡、帽子、体格、身長、体重
・元いた家の住所(施設に入っていた人が元いた家に戻っている、ということもあるため)

実際にやってみると、「突然聞かれても、妻が今日着ていた服が答えられない…」などの気づきが!

「家族がふだん何を着ているのかを意識して見ようと思った」といった声が参加者から多く聞かれるそうです。

捜索訓練の様子

「捜索訓練」では、実際に人を探す訓練をします。認知症役の人が地域の中に隠れ、参加者は5人ほどでチームを作り、地区内を捜索。訓練をしながら、使われなくなった家屋や小屋、人目につきにくく迷い込みそうなポイントなども把握していきます。過去には、近所の家の軒下や納屋で発見されたというケースもあるそうです。

さらに認知症の人を発見し、声をかける時、注意すべき3つの“ない”があります。

それは、「急がせない、驚かせない、自尊心を傷つけない」。

この3つの“ない”は、次のようなケースを教訓にしています。

ある認知症の男性が図書館に行くと言ってなかなか帰ってこないため、家族が捜索願を出しました。男性は無事に発見されましたが、その際に「そんなところで何をやっているんだ!」と大声で話しかけられ、「みんな心配しているんだよ、早くこっちに来なさい」と責めるように言われたそうです。

しかし、男性自身は、迷っているという自覚がなく、「ただ図書館に向かっているだけなのに、どうして責められなければいけないのか」と怒り出し、迎えに来た車にもなかなか乗ろうとしなかったということです。

このように、家族が探していたとしても、認知症の本人は、迷っているという自覚がないこともあるため、声かけの仕方はとても重要なのです。

迷っている認知症の人に声をかける時には、7つのポイントがあります。

・まずは見守る(急に声をかけると、逃げたくなったり、緊張感を感じてしまうため)
・優しい口調で
・余裕をもって対応する
・穏やかにはっきりした話し方
・声をかける時は一人で(囲まれると恐怖を感じます)
・相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応
・後ろから声をかけない(びっくりして転倒する危険性があります)

速水さん

少し前までは、「恥ずかしいからSOSネットワークを使うのが嫌だ」とおっしゃるご家族もいらっしゃいました。しかし、市民の方々の中に認知症に対する認識が広がり、最近では躊躇(ちゅうちょ)される方もいらっしゃらなくなりました。今後もさらに理解をしていただける方を増やし、早期発見のために積極的に声をかけていける地域づくりを目指したいと思います。

問い合わせ先:釧路市福祉部 介護高齢課 高齢福祉担当 
住所:北海道釧路市黒金町7丁目5番地
電話番号:0154-31-4539(直通)

【鹿児島県・大和村】支え合いマップを生かし“気にかけ合う”関係性を生む地域づくり

人口1,414人、高齢化率は約43%の鹿児島県大島郡大和村(2023年3月)。約80人の認知症の人が暮らしています。高齢化率が高い大和村ですが、島民の多くは、「最期まで島で暮らし続けたい」という願いを持っています。そこで、12年前から地域の力を生かして、認知症になっても長く住み続けられるように工夫する取り組みがはじまりました。大和村役場保健福祉課課長・早川理恵さんにお話を伺いました。

地域にはどんな人が暮らしていて、どんな課題があるのか、そしてどんな資源があるのか―

12年前、早川さんの働きかけで大和村内にある11の集落がそれぞれ『支え合いマップづくり』(※) をスタート。地域の“お世話焼きさん”を中心に5人~10人ほどが集まり、まずは地域にどんな人が暮らしているのかを把握。「この方はもしかすると認知症かな?と思っている」「この人はひとり暮らしだよね、普段は誰が見守りをしている?」などの情報を出し合い、共有しました。

それをきっかけに、「ひとり暮らしが多く、食事がちゃんと取れているか気になっていた。ちょっとしたおかずを作って気軽に買えるようにしてみようか」「高齢のIターン者が気になっているけど、家に行くと美味しいコーヒーを入れてくれる。サロンでコーヒーを煎れてもらったらどうか」というような会話が生まれ、行動につながっていきました。もともと地域にあった『結いの力』が、それぞれの集落でまた新たな1つの形となり広がっていったのです。

支え合いマップづくり

例えば、理容が得意な人が外出困難な高齢者の自宅を訪ねて散髪をしたり、1食100円のカレーサロンを開催し、参加できない人には配達をしたり。

名音(なおん)集落では、物置小屋をみんなで改装し、コーヒーを煎れるのが好きな高齢者がマスターとなったミニ喫茶店を作りました。マスターが亡くなってからもそのコーヒーを受け継ぎ、現在でも月に1回は開催しています。

みんなが集まれるその場所は集落の『笑談所(しょうだんしょ)』と呼ばれていて、こども三味線教室や帰省した人との交流の場などとしても利用され、隣近所どうしが声をかけあい、認知症の人も参加し、笑顔があふれる場になっています。

笑談所
早川さん

集まれる機会があると「あれ、あの人どうしてるかな?」という話になり、あとで見に行ってみたりすることもあります。認知症になったり、体が弱くなって自分で動けなくなったとしても、笑顔で時々冗談言ったりして最後まで自分らしく心豊かに過ごせることができる地域を作っていきたいです。

問い合わせ先:大和村役場 保健福祉課
住所:鹿児島県大島郡大和村大和浜100
電話番号:0997-57-2218

※『支え合いマップづくり』…住民が主体となって支え合う町づくりをするために用いられている手法。住民流福祉総合研究所 所長の木原孝久さんが提唱している。

【和歌山県御坊市】認知症の人のお困りごとを一つ一つ丁寧に解決

人口21,999人の御坊市では、約1,300人の認知症の人が暮らしています(2023年3月)。
市では市役所の職員が認知症の人のお困りごとを一つ一つ丁寧に解決していこうという取り組みを徹底しています。当初、「行政が個別の事例に深く関わることは、不公平なんじゃないか」と言われたこともありましたが、個別の課題を地域づくりに生かすことが、“いろいろな人が使いやすくなり、公平性につながる”と思い、活動を続けているそうです。
御坊市役所 市民福祉部 介護福祉課 地域支援係 谷口泰之さんにお話を伺いました。

谷口泰之さん

現場に入り、見て、聞いて、解決!

3年ほど前、谷口さんの元にこんな相談が。市内にあるスーパー銭湯はオープンして20年。当初から利用しているお客さんの中には、認知症の症状が見られる人も。「うまく銭湯の利用ができなくなってきているが、大切な常連客も多く、来ないでくれとは言いたくない」という店主の相談でした。

そこで谷口さん、市で開催していた認知症の人と家族の交流会を、なんと銭湯の休憩スペースでやってみることを提案。その名も交流会「ホッとサロン」。2か月に1度のペースで始めたのです。そしてサロンに来られる認知症の人と一緒にお風呂に入るなかで、本人が抱えていた悩みもわかってきました。

ごぼうホッとサロン

例えば、「シャンプーとボディソープの文字がわかりにくい。『あたま』『からだ』と書いてくれたらよいのに」と言うのです。さっそく店主に掛け合って実践してみると、認知症の人だけでなく、他の利用者からも「分かりやすくなった」と大好評!

「自分のロッカーが分からなくなってしまう」という声には、思い切ってロッカーの使用を止めてみることを提案。その代わり、受付で貴重品を預けて、『籠』を渡すようにしました。すると、自分が分かりやすく好きな場所に籠を置くことができ、迷うこともほとんどなくなったのです。

「ホッとサロン」には多い時で20人ほどが参加。認知症の人のみならず地域の人も集まり、温か~い交流の場になっています

「あたま」「からだ」と書かれたボトル
谷口さん

認知症の方が困っていることは、実は認知症ではない人たちも困っていることかもしれないと思います。お困りごとをひとつひとつ解決していくことで、認知症の人もそうではない人も暮らしやすい地域づくりをしていきたいです。

問い合わせ先:御坊市役所 市民福祉部介護福祉課 地域支援係(御坊市地域包括支援センター)
住所:和歌山県御坊市薗350番地
電話番号:0738-23-5851

NHK厚生文化事業団 「認知症とともに生きるまち大賞」

「認知症バリフリタウン」についてのさまざまな取り組みは、こちらのページでもご紹介しています。(NHKサイトを離れます)

NHK福祉情報サイト ハートネット

「認知症」についての記事はこちらのページでもご紹介しています。

NHKスペシャル「認知症バリアフリーサミット~本人の声が まちを変える~」

2023年4月1日(土)夜10:00~【総合】
※放送から1週間、NHKプラスで見逃し配信をご覧いただけます

みんなのコメント(1件)

体験談
親戚に認知症、共通点は。
50代 女性
2023年4月14日
親戚に認知症に70歳すぎからなる女性が複数いますが、共通点は、生前、モラハラ気味夫がいたこと、読書大好き、勉強がよくできたことでしょうか。親戚中では、有名な話です。頭を使いすぎがよくないのでは?気を遣いすぎがよくなかったのでは?と。
逆に75以上まで外で働いてる人は頭もしっかり。やはり60で引退して家庭内におさまるのでなく、死ぬまで外で働くことは大事かと、親戚みて思います。