
ヤングケアラー どう支える?
家族の世話や介護を担う「ヤングケアラー」。4月に国が初めて実態調査の結果を発表し、中学生の約17人に1人、高校生の約24人に1人が何らかのケアを担っていることが分かりました。過酷なケアによって学業や就職活動にも支障が出るなど、その深刻な実態が明らかになっています。これまでにお伝えしてきた当事者たちの声や、支援情報についてまとめました。
<関連番組>2021年5月13日(木)放送
クローズアップ現代プラス「ヤングケアラー いま大人がすべきこと」
ヤングケアラーとは?
こちらの動画では、「ヤングケアラー」の例を紹介しています。家族の抱える病気や症状によって、その子どもが担っている役割は千差万別です。あなたの周りにも、このどれかに当てはまり、学校生活などに影響が出ている子どもがいるかもしれません。
ヤングケアラーに関する記事
▼ヤングケアラー 当事者たちの声
・私は夢をあきらめた・・・ 外国籍ヤングケアラーの実態
・「弟がいたから今の私がある」 ケアの経験を生かして
・“半径1メートル”で生きた10年 きょうだいと親のケアを担って
・「私がお母さんを守らなきゃ」親のケアで心に傷を抱えて
・男の子は9歳から介護を始めた ~「幼き介護」の現実~
・夢 諦める若者も「ヤングケアラー」
・知ってほしい「ヤングケアラー」のこと
・若くして介護を経験したキンタロー。さん ヤングケアラーへのメッセージ
・『ヤングケアラー』から届いた切実な声
・学校生活や将来の選択に影響も…「ヤングケアラー」をどう支える?
▼ヤングケアラーに関する調査
・高校生の25人に1人が『ヤングケアラー』 初調査で見えた実態
▼ヤングケアラーをどう支える?
・京都「ふうせんの会」 元ヤングケアラー”10年介護”の先に
・都会の“雪山”に生きて ヤングケアラーの子どもを支える
ヤングケアラーの相談・支援に関する情報
2021年5月時点で、ヤングケアラーの専門窓口を設置している自治体は数えるほどしかありません。厚生労働省のサイトでは、子どもや保護者などが相談できる窓口など、ヤングケアラーの概括的な支援情報についてまとめています。
▼厚生労働省「ヤングケアラーについて」(※NHKサイトを離れます)
https://www.mhlw.go.jp/stf/young-carer.html
ヤングケアラーの集いの場に参加したい
いま全国でヤングケアラーの当事者が集う会が立ち上がり始めています。オンラインでの参加を受け付けている団体もありますので、お住まいの地域で運営されている集いの場をご確認ください。
▼番組で紹介した「ふうせんの会」について
2ヶ月に1度程度、ヤングケアラーの経験者が悩みなどを話す会を開催しています。
ふうせんの会 (※NHKサイトを離れます)
ホームページ:https://peraichi.com/landing_pages/view/balloonyc/
問い合わせ:balloon.ys2020@gmail.com (ふうせんの会事務局)
Twitter:@yc_balloon
NHKでは今後もヤングケアラーについての取材を継続していく予定です。番組や記事に対する意見、あなたの体験談、取材してほしい内容などを下の「コメントする」からお寄せください。
みなさんの声を取材に生かし、「ヤングケアラー」を取り巻く状況の改善につなげていきたいと思っています。ぜひご協力をお願いいたします。