未解決事件

大型シリーズ
menumenu

File.07 警察庁長官狙撃事件

出演者コメント

出演者コメント

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國村 隼さん

●撮影を終えて
原と中村の人としての関わり合い、お互いが化学変化を起こしていく過程、ここはある意味フィクションの世界です。これはドラマというジャンルでもって描くしかない。演じている中で、イッセーさんがどんどん中村にしか見えなくなり、「こいついったい何考えてんのやろ」って、カメラ前で台本があって、予定調和の中でやっているはずなのに、ドキドキできました。

●実在する人物をどのように演じたか
実在の人物を演じるときに僕の表現のベースとなるのは、その人のエピソードを聞いたり、資料を読んだりしたときに、僕個人がその人に対してどういう印象をもったか、ということです。今回は、原という男がどのような男であるのか脚本を読んで立ち上げたイメージ、そして実際の原さんという方のイメージを自分なりに馴染ませたような、そんなイメージでアプローチしました。

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イッセー尾形さん

●撮影を終えて
國村さんは、僕のどんな演技も、全部受け止めてくれる。例えるなら、航空母艦。僕はそこから飛び立つ戦闘機で航空母艦をあちこちから攻撃する。でも結局そこに帰還する。中村と原も、ひょっとするとそういう不思議な関係だったかもしれません。僕なりに國村さんと作ったこの作品。とっても価値のあるすばらしい経験をさせてもらったという実感がほぼ100パーセントございます。

●実在する人物をどのように演じたか
中村泰の手かがりは、顔写真と、残されていた電話の声だけでした。その声は苦情なんですけれど、僕には人に道を教えてるみたいな口調に聞こえたんです。「そこをね、右行って左行くとねタバコ屋さんがあってね・・・」と、コンパクトに話は終わらない。ダラダラダラダラ続いていく。その音で台本を読んでいく、役作りへの初動捜査はそういうところから始まりました。