未解決事件

大型シリーズ
menumenu

File.05ロッキード事件

  • 第1部
    ドラマ前編

    未解決事件外伝
    ~ロッキード事件と田中角栄の時代~

  • 第2部
    ドラマ後編

  • 第3部
    ドキュメンタリー
    日米の巨大な闇
    40年目のスクープ

平成28年度(第71回)文化庁芸術祭 参加
番組からのお知らせ 未解決事件 file.05「ロッキード事件」はNHKオンデマンドで配信中です

ロッキード事件について

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 ちょうど40年前の1976年7月。田中角栄元首相の逮捕という衝撃的な結末を迎えた「ロッキード事件」。シリーズが始まった5年前から「是非取り上げてほしい」と多くのリクエストが寄せられてきた「戦後最大の疑獄」に3回シリーズで迫る。

 「ロッキード事件」には多くの謎が残されている。米・ロッキード社製の旅客機トライスターの売り込みをめぐり、日本の政財界に巨額の賄賂がばらまかれたとされる事件。ロ社の代理店・丸紅を通じ田中前首相に5億円が渡ったとされ、田中前首相は逮捕。裁判の一審二審で有罪判決を受けた。しかし、捜査にあたった特捜部が「重要視」していた21億もの巨額なカネの行方はついに解明されなかった。ロッキード事件の「全貌」とは何だったのか?

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 事件から40年。事件の実相を知るための第一級の資料が次々に発掘されている。ロッキード事件の捜査を指揮した東京地検特捜部の主任検事・吉永祐介。吉永が生前、密かに自宅に保管していた膨大な極秘捜査ファイルを入手した。そこには、検察が21億円のカネの流れを知っていると見られた戦後日本の黒幕・児玉誉士夫を徹底的にマークしていたことが詳細に記されていた。極秘ファイルと元検事たちの証言をもとに、歴史的事件の捜査の、知られざる内幕を「実録ドラマ」化する。

アメリカの議会で突然明るみに出た事件。東京地検特捜部は、事件発覚当初、吉永祐介(松重豊)主任検事の指揮のもと、ロ社の秘密代理人であり「昭和の怪物」と呼ばれた児玉誉士夫(苅谷俊介)を追っていた。しかし、捜査は難航。事件は、政界や財界、アメリカをも巻き込んで、混迷の様相を呈する。はたして巨額の賄賂を受け取った政治家は誰なのか。当時、汚職の摘発は年間1千件を超え、国民の政治不信は頂点に達していた。疑惑の渦中にあった児玉の自宅には、自称右翼の男がセスナ機で突っ込み自爆。それでも特捜部は、児玉の疑惑を追及しきれずにいた。そうした中、アメリカから届いた新たな資料。そこには、「TANAKA」の文字が…。政界に絶大な影響力を持つ田中角栄前首相(石橋凌)に特捜部はどのように迫っていったのか。そして、残された巨大な「闇」とは…。数奇な展開をたどった事件を、特捜部の極秘資料から浮かび上がらせていく。

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 裁判でも明らかにされなかったロッキード事件の「闇」。児玉に渡ったとされた21億円はどこに消えたのか。民間機トライスターの導入をめぐって田中角栄元首相が5億円を受け取ったという、裁判でも認められた事件の構図は真相にたどりついていたのか??
 事件から40年、ドキュメンタリーでは日米双方の一級の資料を発掘し、重い口を開き始めた関係者の証言をたどっていく。「歴史の教科書」にも書かれなかった新たな事件像が浮かび上がってきた。事件は民間機をめぐる日米間の国際スキャンダルにとどまらず、その先には、日米両国政府を巻き込んださらに大きな構造が見えてきたのである。
 ロ社の幹部は、児玉が日本工作に果たした役割を「児玉は我々にとっての“国務省”だった」と語り残していた。右翼の大物は、ロッキード事件発覚直後、児玉が取った「ある行動」を初めて明かした。当時アメリカのニクソン政権の大物だった人物は、1972年にハワイで行われた、田中・ニクソン会談で、ロッキード事件にも関わる、ある重要なやりとりがなされていたことを証言した。次々に飛び出した歴史的スクープ。新たに見えてきた事件の全体像はいまに何を突き付けるのか探っていく。

初回放送

NHKスペシャル「未解決事件 File.5 ロッキード事件」(ドキュメンタリー×再現ドラマ)
■ 2016年7月23日(土)
午後7時30分~7時58分 総合テレビ
File.05 ロッキード事件 第1部 ドラマ前編 未解決事件外伝~ロッキード事件と田中角栄の時代~
午後9時00分~9時58分 総合テレビ
File.05 ロッキード事件 第2部 ドラマ後編
■ 2016年7月24日(日)
午後9時00分~9時58分 総合テレビ
File.05 ロッキード事件 第3部 ドキュメンタリー 日米の巨大な闇 40年目のスクープ

出演者
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事件の年表
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