冨樫真さんからのコメント

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あの日、私は演劇専攻の学生でした。 「地下鉄がやばい事になっているから、早くテレビつけてみて!」 と電話で友人に教えられ、事件を知りました。 亡くなった祖母が、当時「麻原にくたらしおら(庄内弁)!」とよく言っていたのを思い出します。 今回番組に参加させて頂いて、初めてオウム真理教と向き合った気がします。被害者側加害者側の資料を読み、なんとも複雑な心境に陥り、演じられるだろうか?と不安になりましたが、役者はどうあるべきか?という疑問への一つの回答を得た気もしています。 共演の方々と話したのは、「オウム真理教の姿は、劇団や演劇集団の姿と似ている」という事。師匠を尊敬し夢中になって修業する面では、本当に似ているなと感じました。