【第22回】2020.10.19 「谷崎潤一郎スペシャル」

悪女へのあこがれ

毎回、情けなくなるのですが、今回も読んだことがありませんでした。
もちろん谷崎の名前は知っています。
しかしなぜか、一つも読んでいない。
スタッフが気を遣って「映画はご存知でしょう?」と言ってくれましたが、まるで触れたことなし。
10代20代何してたんだとため息つきつつ、今回の4冊をはじめ、「刺青」「細雪」と読んでいきました。
一文は長めですが、情景がありありと浮かんで、分かりやすかったです。
特に、人物の動きや表情、感情が生き生きと想像できました。
それにしても登場する女性の激しいこと!
ナオミにしろ、春琴にしろ、私の理想からは程遠い女性です。
人を傷つけたり裏切ったりする上、批判されても平気で開き直り、好き放題。
男を罵倒したり翻弄したりと、絶対友達にはならないタイプです。
でも、なぜか、嫌いになれないんですね。いやむしろ、ほっとする部分がある。
それは、彼女たちが、世間の目や常識といったブレーキを取っ払い、存分に生き切っているから。
こんな風に弾けたいという欲望が、実は私の奥にもあるからなのかなと思います。
普段はふたをしている、真っ黒い感情や欲。
それらが急に顔を出すときが、この先いつくるか分かりません。
そのときは、ナオミや春琴を思い出し、加減しつつ振る舞おうと思います。
悪女だろうが変態だろうが、自分の人生ですもんね!

最後に、谷崎が色恋や女性に関心を持ち続けてくれたこと、多くの名著を残してくれたことに感謝。
そして、いつもおしゃれで、今回もかっこよく解説してくださった島田先生にも感謝します。 ありがとうございました!

【第21回】2020.9.21 「ペストの記憶」

ペストの記憶、コロナの現実

【第20回】2020.8.17 「モモ」

モモを目標に

【第19回】2020.7.20 「共同幻想論」

幻想にのみこまれず、生きたい

【第18回】2020.6.15 「純粋理性批判」

今おすすめの名著です

【第17回】2020.4.20 「ピノッキオの冒険」

ピノッキオが悪童である理由

【第16回】2020.3.16 「アーサー・C・クラーク スペシャル」

違う人と

【第15回】2020.2.17 「力なき者たちの力」

言葉を大事に

【第14回】2020.1.20 「貞観政要」

いまイライラを感じている人へ

【第13回】2019.12.16 「カラマーゾフの兄弟」

何度も読み返したい!

【第12回】2019.10.21 「善の研究」

最上の善を目指して

【第11回】2019.9.16 「燃えあがる緑の木」

二つの決意

【第10回】2019.8.19 「戦争論」

人間は、戦争が好きなのか?!

【第9回】2019.7.15 「小松左京スペシャル」

新しい世界!

【第8回】2019.6.17 「アルプスの少女ハイジ」

アニメと違いすぎ!

【第7回】2019.5.20 「平家物語」

抜群におもしろかったです!

【第6回】2019.4.15 マルクス・アウレリウス「自省録」

「自省録」を書くぞ!

【第5回】2019.3.18 「夏目漱石スペシャル」

楽しんでいいんだ!

【第4回】2019.2.18 オルテガ「大衆の反逆」

敵と共に生きる!

【第3回】2019.1.21 マーガレット・ミッチェル「風と共に去りぬ」

スカーレットになりたい!

【第2回】2018.12.17 スピノザ「エチカ」

難解→感動の書でした

【第1回】2018.11.19 モンゴメリ「赤毛のアン」

赤毛のアンの収録を終えて