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もっと古事記

<口語訳>

できたばかりの下の国は、
土とは言えぬほどにやわらかくて、
椀に浮かんだ鹿猪の脂身のさまで、
海月なしてゆらゆらと漂っていた
(世界の始まりを語った場面)

われは、ひと日に千五百の産屋を建てようぞ
(イザナキがイザナミに言った言葉)

ほのかな庭火に浮かぶ
ウズメの踊りを見ていた八百万の神がみは喜んで、
闇におおわれた高天の原もどよめくばかりの大声に包まれて、
神がみは皆、
ウズメの踊りに酔いしれてしまった
(天の岩屋に閉じこもったアマテラスをおびき出す場面)

この葦原の中つ国は、
お言葉のとおりにことごとく
天つ神に奉ることにいたそう
(オホクニヌシの国譲りの場面)

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