第1回 人生で一番大切なこと
- 【放送時間】
- 2011年5月4日(水)午後10:00~10:25/Eテレ(教育)
- 【再放送】
- 2011年5月11日(水)午前5:35~6:00/Eテレ(教育)
- 2011年5月11日(水)午前11:30~11:55/Eテレ(教育)
- 【ゲスト講師】
- 佐久協(文筆業、元慶應義塾高校教師)
孔子は天才的な人物だと思われがちだが、実は遅咲きの苦労人だった。母一人子一人で育った孔子は、貧しさの中、勉学に励んだ。そしてようやく50代になって、大臣にまでのぼりつめたが、政治闘争に敗れ、長い亡命生活を送ることになった。こうした孔子の経験が、含蓄のある「論語」の言葉を生み出しているのである。孔子は、人生について、何が一番大切だと言っているのか、第1回では孔子の思想の根本に迫る。


第2回 自分のアタマで考えよう
- 【放送時間】
- 2011年5月11日(水)午後10:00~10:25/Eテレ(教育)
- 【再放送】
- 2011年5月18日(水)午前5:35~6:00/Eテレ(教育)
- 2011年5月18日(水)午前11:30~11:55/Eテレ(教育)
- 【ゲスト講師】
- 佐久協(文筆業、元慶應義塾高校教師)
不況が続き、若者の就職難が問題になっているが、実は孔子の私塾も、仕事を求める若者たちにとって、「ハローワーク」としての面があった。入学料は干し肉の束をおさめるだけ。当時としては、最も軽い手土産で教えを受け、出世の糸口を見つけることが出来た。孔子は弟子に様々な言葉を残しているが、そこにはあえて結論を出さず、弟子に自分の頭で考えさせようとする姿勢が見られる。孔子が伝えたかったメッセージをひもとく。


第3回 人を動かすリーダー論
- 【放送時間】
- 2011年5月18日(水)午後10:00~10:25/Eテレ(教育)
- 【再放送】
- 2011年5月25日(水)午前5:35~6:00/Eテレ(教育)
- 2011年5月25日(水)午前11:30~11:55/Eテレ(教育)
- 【ゲスト講師】
- 佐久協(文筆業、元慶應義塾高校教師)
孔子の言葉を集めた論語は、リーダーとしての生き方にも多くふれている。有名な明治の実業家・渋沢栄一も、論語を座右の銘としていたことで知られ、その精神を生かして500以上の企業を立ち上げた。論語には、苦境にある時の責任の取り方、人を評価するときに忘れてはならないことなど、現代人にとっても、役に立つ言葉がちりばめられている。チームリーダーとして働くビジネスパーソンが、日々の仕事に役立つ教訓を学ぶ。


第4回 信念を持ち逆境を乗り切ろう
- 【放送時間】
- 2011年5月25日(水)午後10:00~10:25/Eテレ(教育)
- 【再放送】
- 2011年6月1日(水)午前5:35~6:00/Eテレ(教育)
- 2011年6月1日(水)午前11:30~11:55/Eテレ(教育)
- 【ゲスト講師】
- 佐久協(文筆業、元慶應義塾高校教師)
- 【特別ゲスト】
- 佐々木常夫(東レ経営研究所 特別顧問)
孔子は、自らの挫折体験をふまえ、「心に理想があれば逆境に打ち勝つことができる」と説いた。「論語」最終回では、講師の佐久協さんに加え、東レ経営研究所所長の佐々木常夫さんを招く。論語好きの母に育てられ、自閉症の長男やうつ病の妻を支えながら仕事を続けてきた佐々木さん。番組では、佐々木さんが座右の銘としている論語の言葉に、佐久さんが独自の解釈を加え、孔子のメッセージをひもといていく。



- ○NHKテレビテキスト「100分 de 名著」
- 孔子『論語』2011年5月
- 2011年4月25日発売
- 定価550円(本体524円)
- →詳しくはこちら(NHKサイトをはなれます)