新型コロナ 調理の注意

新型コロナ 調理の注意

新型コロナウイルスについて視聴者からの疑問に答えるシリーズは、日々の調理にあたって、知っておきたいポイントです。 新型コロナウイルスが死滅する温度はどれくらいなのでしょうか。

新型コロナウイルスの性質については、まだよく分かっていないこともありますが、温度との関係については最新の研究結果が報告されています。

感染症の専門家、県立衛生環境研究所の四宮博人所長に聞きました。

「これは一般の食中毒の考え方と同じになりますけれども、積極的に感染をなくすためには“高温で”処理をするということになります」

研究結果によりますと、新型コロナウイルスは37度では1日たっても存在していました。
温度を56度にすると、30分以内に検出できなくなったということです。
さらに、70度では5分以内に検出できなくなったということで、温度が上がるほど、短時間で死滅する傾向がみられました。
少なくともしっかりと加熱調理すれば死滅すると考えられています。

一方で、新型コロナウイルスは低い温度ではどうなるのでしょう。

「ウイルスは低温では長期保存できますので、例えば我々の所で検査する時も、運ばれてきた検体を冷蔵庫で保存するわけですので冷蔵庫の中ではかなり長期間、生きています。ので、冷蔵庫に入れているから安心だとは言えません。冷凍もウイルスを保存するときに冷凍保存しますので、冷凍して解凍したものは、ウイルスがまだ生きている、生きているというか感染力を持っていると考えた方がいいと思います」

さらに食品の包装にウイルスがついていた場合、そのまま電子レンジで温めると、ウイルスは消えるのでしょうか。
電子レンジは、電磁波を使って食品に含まれる水の分子を振動させることで、熱を生じさせて食品を温めます。
電子レンジで十分に加熱すれば中の食品は安心して食べられます。
しかし、必ずしも外側まで温度が上がるとは限りません。
食品の包装にウイルスが付いていた場合は、電子レンジで温めても、感染力を失うかどうかわかっていません。
調理の前後や食べる前などにはこまめに手洗いをすることが重要となります。

※掲載している内容は6月26日(金)時点の情報です

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