隣や前にいる人に話しかけるような心持ちで放送に臨む
「ひるどき四国」のほか、4月からはラジオニュースも担当
仕事から趣味の話までアツく語ってもらいました
九州から四国・愛媛に来て知らないことも多かったので、最初は不安や緊張がありましたが、取材先の方や局内の方、私生活で知り合えた方々などに囲まれて今では楽しく仕事ができています。
愛媛は実際に住んでみて、地元の大分と距離が近い、気候も似ているというのもあって、背伸びせずにありのままの自分でいられる住みやすい場所だなと思います。松山市内から少し出ると、ゆったり自分と向き合える島があることも魅力的です。しまなみ海道を眺めたときは「あぁ~愛媛に来てよかったなぁ」と心から思いました。あと、地酒が美味しい!ご飯がどんどん進みます。
最近だと今治市在住の写真造形作家・鈴鹿芳康さんのインタビュー企画がすごく心に残っています。四国以外の土地から今治に移住して活動されている方なんですが、お遍路で出会った方を札所ごとに数珠つなぎに撮影した写真があって、作品を通して“四国ならではの遍路文化のすばらしさ”や“ほかの地域から来た方から見た四国”を感じて改めて四国で暮らせていることのうれしさを感じました。
声だけで伝えるラジオは難しいなと日々感じています。今は毎回、アナウンサーのみなさんについて指導してもらっているのですが、永井アナウンサーが言ってくださった“原稿はそこに情報があるだけ。そのまま音読しても伝わらない。内容をしっかり頭に入れて自分のことばで伝えることが大事。そして何よりも放送を楽しむことが大事。”ということばはとても印象に残っています。
ラジオをきいている方は、お子さんもいるかもしれないし、お年寄りの方もいるかもしれない、作業しながらきいてくれていたり、じっくりきいてくれていたり・・・。機械的に業務をこなすというより、隣や前にいる人に話しかけるような心持ちで臨んでいます。