「ずっとしこく」取材日記
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#77 「手まりをみた人を、びっくりさせたい」という荒木さん

讃岐かがり手まりの伝統工芸士、荒木永子(あらき・えいこ)さん

高松放送局アナウンサーの塩﨑です。

今回お話を伺ったのは、荒木永子(あらき・えいこ)さん。

黙々と作っているのは、「讃岐かがり手まり」です。

荒木さんは、讃岐かがり手まりの伝統工芸士。

義理のお母さまから、讃岐かがり手まりの技法を受け継ぎました。

ひと針ひと針、素早く縫っていく。手仕事の美しさにうっとりしてしまいます。

讃岐かがり手まりは、香川県に昔から伝わる郷土玩具。

特徴は、讃岐三白のひとつである「木綿」の糸を使うことです。

自然の草木で染めた木綿糸で、幾何学的な模様をつくっていきます。

工房にはこんな手まりも!

カタツムリです!

アジサイの咲く季節、

水たまりでカタツムリが井戸端会議をしているよう。

遊び心と、季節の訪れを感じます。

讃岐かがり手まりの伝統工芸士、荒木永子(あらき・えいこ)さん
讃岐かがり手まりの伝統工芸士、荒木永子(あらき・えいこ)さん

荒木さんによると、

実は、えらぶ模様や糸に、

ちょっとした「こだわり」を隠しているんだそうです。

季節にあわせた模様や、絵画から着想を得た模様。

白くみえる糸も、実は薄く染めてあります。

そんな手まりを作り続けている、荒木さん。

第一印象は、まっすぐな方。

ひとつひとつ選んだ、納得のいく言葉で伝えてくださいました。

そんな荒木さん「今、私なんて言おうと思っていたんだっけ」と、実はちょっとおちゃめな一面も。

インタビューで印象に残っているのは

「手まりをみた人を、びっくりさせたい。

 今の時代でも、新しいものとしてみてほしい」

という言葉。

昔、郷土玩具として使われてきた手まりは、

今、キーホルダーやアクセサリーなどが作られ、

時代とともに変化しています。

讃岐かがり手まりの伝統工芸士、荒木永子(あらき・えいこ)さん

これからも、手まりの新たな形に注目です!

荒木さん、ありがとうございました。

放送は6月19日(土) 午後0時40分~です。

放送は予告なく変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。