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白木渡さん

話し手

白木渡さん

香川大学名誉教授/香川県防災士会会長
(2020年6月現在)

危機管理 風水害

2020/6/29放送ラジオ第1

テーマ水害に強い地域づくりのために重要なこと
~「枠組みづくり」、「人材育成」、そして「地域連携」~

水害に強い地域づくりのポイント

水害に強い地域づくりを目指すためには、3つの重要なポイントがあります。
まず、防災活動を支援する「組織」と活動を推進する「場」をつくることです。つまり地域防災力向上のための「枠組みづくり」が重要です。次に、その枠組みを使って活動してくれる人を育てる、つまり防災リーダーの「人材育成」です。最後に、枠組みに参加している多様な地域組織の連携を図ることです。つまり「地域連携」の強化です。

枠組みづくり

最近の豪雨災害や台風災害は、複数の河川が決壊・氾濫して多くの市町村を巻き込んだ広域災害になる傾向があります。過去の被災事例から、広域災害では想定を超える規模の浸水被害になるため、各市町村が単独での対応はできないということです。水害に強い地域づくりには、流域の市町村が主体となる災害対応の枠組みづくりが必要です。その枠組みに、河川管理者(国土交通省)、防災専門家(大学、防災士会)、消防団、自主防災組織、地域コミュニティ、地域住民等の多様な組織から参加してもらうことが重要です。次に、各組織から多様な人達が集まって問題解決方法を議論する場が必要です。できれば常設のセンターが設置できれば理想的ですが、オンライン会議ができるWeb上のセンターでも良いと思います。

人材の育成

枠組みができれば次は人材の育成です。基本は人探しです。地域で様々な活動(自治会、ボランティア、子供会、スポーツ少年団等)をされている方たちを見つけることです。その方たちを巻き込むためには、魅力あるリーダー育成支援制度が必要です。アイデアとして、地域の防災組織のネットワークの構築やWeb上での連携の場づくりができる「地域防災連携コーディネーター(仮称)」の育成が考えられます。

地域の連携

最後は、地域連携をいかに進めるかです。「地域防災連携コーディネーター(仮称)」が主になって、行政や地元の自主防災リーダーと連携してイベントを企画・運営することが重要です。過去に豪雨災害や台風災害を受けた地域であれば、その地域の災害の歴史を知る勉強会の開催や広域的な防災イベント(防災講演会、防災訓練等)の共同開催が考えられます。世代を超えた防災学習やレクリエーションの新企画が生まれ、川の上流・中流・下流の地域ごとに特色ある運営がなされ、行政や学校、民間企業等の各組織がつながります。若者や女性主体の新たな防災活動が生まれ、地域防災力の向上が期待できます。

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