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二神透さん

話し手

二神透さん

愛媛大学 防災情報研究センター
副センター長
(2020年2月現在)

危機管理

2020/2/3放送ラジオ第1

テーマえひめ自助共助推進フェアパネルディスカッション

愛媛防災週間について

愛媛県では、昭和21年に南海地震が発生した12月21日を「えひめ防災の日」、12月17日から23日までの1週間を「えひめ防災週間」と定めています。この目的は、県民や自主防災組織、事業者等の防災に対する関心と理解を深め、防災活動の一層の充実を図るためです。「えひめ自助共助推進フェア」は、「えひめ防災週間」に合わせて2019年12月18日に開催されました。防災講演会やパネルディスカッションなど、自助・共助の知識を深めるための様々な内容がありました。

パネルディスカッションの内容とコメント

パネルディスカッションは「西日本豪雨の教訓 巨大地震に生かす」をテーマに行われました。4人のパネリストが登壇し、多くの貴重な示唆をいただきました。

【松山市高浜地区自主防災連合会会長 蔭原政徳さん】
地域のリーダーは、避難所の開設やボランティアの受け入れの役割を果たすべきなど、防災リーダーのあるべき姿についてお話いただきました。
【日本防災士会愛媛県支部副支部長 小國恵子さん】
巨大災害への事前の備えとして、簡易トイレや食料・水を地域で備蓄しておき、いざというときに活用できるような体制を整える重要性を指摘されました。
また、ヘルプカードによる受援・支援の備えについて貴重な意見を頂きました。ヘルプカードとは、緊急連絡先や必要な支援内容などが記載されたカードです。見た目では分かりにくい障害や病気を抱えている人が周囲に支援を求めるときにも重要です。まずは、ヘルプカードの認知度を高めることが大切です。
【愛媛大学教育学部1年生・防災リーダークラブ 松田さらさん】
若い学生防災士として、地域で活動する状況をお聞きしました。少子高齢化が進む県内各地において、地域防災力の起爆剤になるのではないかと強く感じました。
【公益社団法人 愛媛県栄養士会常任理事 森木陽子さん】
西日本豪雨災害では、県内の避難所において、乳幼児やお年寄り、アレルギーを持つ人への食事の配慮が足りていなかったケースがありました。多様な人が集まる避難所では、食事への配慮の重要性は極めて高いと感じました。

南海トラフ巨大地震に備えて

今回のパネルディスカッションを終えて感じたのは、西日本豪雨災害の教訓を風化させず、ほかの災害対策にも生かすことが重要だということです。
気をつけなくてはならないのが、近い将来発生するかもしれない「南海トラフ巨大地震」です。四国全体の大部分が震度6弱以上の揺れとなります。多くの建物が倒壊し、長時間の避難生活となります。西日本豪雨以上の影響は確実です。
まずは、一人一人の備えが大切です。1週間の食料と水を備えてください。水は、飲むためだけでも一人一日3リットル、7日分ですから21リットルの水が必要です。食べ物も、ふだんから一週間分を用意し、買い足しながら日常の食事に使いましょう。皆さんが自助で備えれば、だれも食べ物や水には困りません。
共助の面では、事前の避難所運営訓練も大切です。女性の目線も取り入れて、男女がともに避難所運営を事前に計画していただければと思います。
最後に、揺れそのものへの対策です。1981年5月以前の旧耐震基準の建物は、耐震診断を行い、必要であれば耐震改修をしたうえで、すべての建物で家具の固定を行ってください。
過去の災害の教訓を生かし、自助・共助の備えを進めましょう。

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