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矢本賢

話し手

矢本賢さん

香川県防災士会
副会長
(2019年12月現在)

防災士に聞く

2019/12/9放送ラジオ第1

テーマ地区防災計画策定に向けた防災まち歩きと避難所運営マニュアル

川の氾濫や土砂災害が懸念される丸亀市土器町

私が住んでいる丸亀市土器町の人口はおよそ1万2700人で、瀬戸内海と一級河川の土器川、標高224mの山に囲まれています。平成16年の台風の際には土器川の護岸が崩壊し、広い範囲が浸水するなど、川の氾濫に悩まされています。また、山からの土砂災害も懸念される場所です。そこで、災害に対する備えや災害が起きたときの行動計画をまとめる、地区防災計画の策定を検討することになりました。

みんなで確認する「防災まち歩き」

策定にあたり、まず行ったのが「防災まち歩き」です。これは、住民がグループで地区を歩き、防災の観点から気付いたことを地図上にまとめるものです。町内を災害要因が比較的似ている9ブロックに分割し、各ブロック毎に行いました。私の担当した地区では子どもを含む30人ほどが、2時間をかけて行いました。倒壊の可能性があるブロック塀のほか、浸水や土砂災害の危険性がある場所などを確認し、避難ルートをみんなで歩きました。その後、そうした情報を「防災マップ」としてまとめました。 こうした活動は、お互いの顔の見える関係作りにも役立ちました。

独自に策定する避難所運営マニュアル

現在、策定を続けているのは、避難所運営マニュアルです。
すでに市によって策定されたマニュアルはありました。しかし、私たちの地区では、水害と土砂災害が複合的に発生する恐れがあるという特徴があります。このため、複合災害にも対応した、自分たちの使い易いマニュアルにする必要があり、検討を進めました。
組織体制や役割を決めたほか、避難所を用途に応じて分割することやペットの受け入れなども含め、一つ一つ見直しを行いました。
小さな避難所ゆえの苦労もありますが、4月から月に1度、検討会を行ってきた結果、形になってきました。年内には案が作成できる見込みです。
来月には、このマニュアルを使い、ゲーム形式で避難所運営について考え、改善点を探る予定です。

「複合災害」に対応した地区防災計画

避難所運営マニュアルが完成すれば、来年度はいよいよ地区防災計画の策定に取り掛かります。台風などの豪雨の際には、川の氾濫に加え、土砂災害が発生する恐れがあります。また、地震については、津波への対応のほか、ため池の決壊による水害や土砂崩れなども考慮する必要があります。
色々な災害が複合的に発生する可能性がある地域の特性を考慮し、今までの活動実績を反映して、地区防災計画を仕上げたいと思っています。

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