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森脇亮

話し手

森脇亮さん

愛媛大学
防災情報研究センター
センター長
(2019年12月現在)

危機管理

2019/12/2放送ラジオ第1

テーマ松山市における全世代型防災教育について

小学生から高齢者までの切れ目のない防災教育

近年多発している豪雨や地震などの自然災害から大切な命を守るためには、防災に関する教育を広め、正しい知識に基づいて適切な行動をとれる方々を少しでも増やしていくことが必要です。

小学校での避難訓練を覚えていらっしゃる方は多いと思いますが、中学校以降あるいは社会に出てからの継続的な防災教育は十分では無いと感じています。学校教育では、指導の基準である学習指導要領が改訂され、2020年度より「防災・安全教育」の充実化が図られることになっていますが、学校の教育現場からは「どのように防災を教えればよいか授業の中で使える教育プログラムを作成してほしい」との声が上がっています。

一方、学校を卒業して社会に出た後も、防災について生涯にわたって学び続ける必要がありますが、その機会は設けられていません。大規模自然災害に備えるためには、「小学生から高齢者に至るまでの切れ目のない防災教育」の展開が必要であると考えています。

松山市防災教育推進協議会

松山市ではこの防災教育を推進するため「松山市防災教育推進協議会」を今年5月に設立しています。松山市の危機管理課、消防局、教育委員会のほか、県内の教育機関や自主防災組織、商工会議所など、数々の組織や団体に加わっていただき、産官学民の体制で、全世代型の防災教育の検討を始めています。

防災リーダーの育成

現在、小学生から高齢者まで全ての世代に防災教育を広げていくプログラムの検討を進めています。学校での防災教育に関しては、小学校から大学まで一貫した防災教育プログラムの開発に取り組んでいます。中でも中学校や高校では防災士の資格取得やジュニア防災リーダーの資格制度を、大学では学生防災リーダーの資格制度の導入や大学認定の防災教育カリキュラムの構築を検討しています。

地域での防災教育に関しては、自主防災組織向けの防災研修プログラムの開発や、防災士の方々を対象とした防災リーダー育成のカリキュラムの開発に取り組もうとしています。これらのプログラムで育った防災リーダーが、小中学校での防災教育や地域での防災教育において活躍できるようなシステムを検討しています。

抜け落ちのない防災教育

他にも、学校教職員向けの防災研修、社会福祉施設の災害時対応、中小企業の事業継続計画、在住外国人向けの防災教育などを議論しています。このように、切れ目がなく、また、「抜け落ちのない防災教育」を実現するために協議会では活発な議論が行われています。

今後、これらの防災教育プログラムを具体化していく予定となっており、これによって地域の防災力の強化を図っていくことを目指しています。

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