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岩原 廣彦

話し手

岩原 廣彦さん

香川大学 創造工学部
客員教授
(2018年10月現在)

地震・津波 危機管理

2018/10/29放送ラジオ第1

テーマ 子どもから高齢者まで、それぞれの視点から見た危険に備える勉強会

音声の公開は終了しました音声の公開は終了しました  

勉強会のねらいについて

高松市の栗林小学校区は、戦前からの住宅や新しいマンションが混在しています。
マンション住民の多くは地域の自治会に入っていない状況です。
このため、地域の様々なイベントなどの情報リーフレットの配布もされておらず、地域のイベントへの参加も少なくなっています。
古くからの居住者と新たにマンションに入居された方との交流はあまりない状況です。
そこで、児童と保護者、地域の婦人会や自主防災組織の方が一堂に会して、どこにどのようなリスクがあるか、どのように備えたらよいかについて話し合う勉強会を開きました。
普段はこのような世代を超えた交流の場はないことから、地域の防災勉強会という共通のテーマで集まることで、少しでも防災に関心を持ってもらうとともに、お互いに名前と顔を知るという地域コミュニティーの形成の一助になればと考えました。
同じ校区内でも、災害リスクの対象は同じではなく色々なリスクがあります。
今回の勉強会では参加者が多かったため、出来るだけ同じ地区どうしで9つのグループに分けました。
1つのグループの参加者は16人くらいで、同じリスクを共有する住民グループといえます。
そのグループ毎にそれぞれの視点で考え、意見交換してその結果を発表し、他のグループの意見を聞き、自分たちが気付かなかったことなどをお互いに啓発しあいました。

話題に上がった危険

勉強会に先立ち、児童と保護者が校区内を巡回し、危険なものや場所をリストアップしました。
それをもとにどのように備えればよいかという防災カルテをエリア毎に作成しました。
ワークショップでは南海トラフ地震を想定して、防災カルテをもとに児童から高齢者まで同じグループでそれぞれの視点から意見交換をしました。
話題に上がった危険は、「狭い通学路」、「民家のブロック塀」、「自動販売機」、「傾きかけた空き家」、「水路の手すりがない」、「電車の軌道の斜面部の土砂崩落」などがありました。
同一校区内でも様々な危険があることがわかります。
次にこれらの危険に対して、「自分たちで備えることが出来ること」や「行政にお願いすべきこと」はそれぞれ何かについて、具体的な対応策を整理しました。
また、この小学校区を将来どのような街にしていきたいかについても意見交換しました。

他の地域でもこのような勉強会を実践するために

その地域の情況にもよりますが6点ほど大切なことがあります。
【1】同じ地区(小学校区等)の児童・保護者、婦人会、自主防災組織の老若男女のメンバーが参加する。
【2】児童・保護者・高齢者それぞれの視点で事前に街歩きして危険をリストアップしておく。
【3】(理想は6~7人、多くても10人以下の規模で)グループを分け、街歩きから作成した危険リストをもとにどのように備えればよいかについてワークショップを行う。
【4】グループ毎で話し合った結果を発表し参加者全員で共有する。
【5】自分たちでできること、行政にお願いすることなど対応策を具体的に整理する。
【6】勉強会で得られた内容を取りまとめたものを参加者全員に配布し、今後の備えとする。

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