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話し手

村岡治道さん

岐阜大学 地域減災研究センター
特任准教授
(2018年4月現在)

風水害 危機管理

2018/4/23放送ラジオ第1

テーマ まもなく、大雨シーズン到来!
 ~我が家の避難手順を整理しよう~

音声の公開は終了しました音声の公開は終了しました  

大雨の季節、到来!

4月も下旬になりました。これから雨の多い季節になります。
情報番組では、異常気象、地球温暖化など、地球サイズ、日本列島サイズで気象にまつわる様々な情報が報じられています。ここで今一度、私達と等身大サイズで気象、特に大雨による被害からの避難について考えたいと思います。

大雨の時に安全ですか?状況確認をしよう

皆さんがお住まいの家とその周辺のキケンについて確認しましょう。市町村が公表するハザードマップで危険性を示す色が付いていませんか。色が付いているなら、水害や土砂災害のおそれがあります。

では、どうやって安全を確保すればいいのでしょうか?
2階に上がれば安全ですか。
直接住宅が被害を受けなくても、孤立することはありませんか?
どこかに避難するとして、そこはどこですか。
今一度、水害や土砂災害から安全な場所を確認してください。

避難の手順と所要時間は?

次に、避難の手順と所要時間を確認します。

まず最初に、安全と言える場所を確認します。
それはどこにありますか?
地域や家庭によっては、数キロ先の公共施設や隣町の親戚の家ということも考えられます。

次に、『安全と言える場所』までの移動時間を確認します。
平常時(晴天時)の徒歩と自動車に加えて、大雨の時の徒歩も考えます。
大雨時の自動車による避難はお勧めしません。冠水した道路で自動車が水没してしまい、動かなくなることがあるからです。
ただし、大雨時に徒歩での避難は蓋の開いた側溝やマンホールへの転落が懸念され、命を守る行動としては注意が必要であることを肝に銘じて下さい。

3番目には、「避難するぞ」と決断してから身支度を調え、家族全員が玄関先に揃うまでの所要時間、「避難の準備に必要となる時間」を考えます。
そもそも、何を持って行くのかを考え、荷造りをする時間も必要と言うことを忘れていませんか?どんな格好で逃げるのですか?
荷物は、ラジオや医薬品、非常食などの最小限にとどめましょう。
格好は、カバンではなくリュックサック、傘ではなくカッパなど、両手をあけ、動きやすいようにしておくとよいでしょう。

最後に、避難完了までに掛かる所要時間を計算します。
家族の誰かが「避難するぞ」と決断してから、身支度を調え、家族全員が玄関先に揃い、そこから徒歩で、あるいは自動車などで移動して、『安全と言える場所』に家族全員が到着するのは、一体、何時間後のことでしょうか?

避難完了には、思いの外ほか、時間がかかる

最近の気象情報番組では、『早めの避難』を強調しています。一部の方は『スピード速く』逃げると勘違いしているようです。正しくは『タイミング早く』です。

では、どれくらいタイミングを早める必要があるのか?
今日はそのことを考えてもらうために、避難完了までに掛かる所要時間についてお話ししました。避難を決断してから実際に避難を終えるまで、思いのほか、時間がかかります。豪雨の中では通常の4倍の時間が必要になることもあります。その分だけ、『タイミング早く』、避難を開始してください。

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