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湯浅 恭史

話し手

湯浅 恭史さん

徳島大学 環境防災研究センター
助教
(2018年3月現在)

2018/3/19放送ラジオ第1

テーマ スタジアム防災の強化

音声の公開は終了しました音声の公開は終了しました  

スタジアムが抱えている防災上の懸念事項

2020年には東京オリンピックが控えており、今後、国民のスポーツ熱が高まってくる中で、多くの観客が集まるスタジアムの安全管理対策は急務となっています。四国でも徳島ヴォルティス、愛媛FC、カマタマーレ讃岐とサッカー3チームがJ2リーグを戦っており、毎週のように数千人の観客が観戦しています。
スタジアムには競技や観戦を目的に訪れており、そこで災害が発生することは多くの方には想定外ではないかと思います。もし、南海トラフ巨大地震のような大規模災害が発生した場合には、観客・興行主・施設管理者がそれぞれどのような行動をとるべきなのかを明確にしていくことが大きな課題となっています。

アンケートのねらい、分かったこと

徳島大学では、南海トラフ巨大地震で大きな被害が想定されている徳島県鳴門市の鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムを対象に、徳島ヴォルティスと鳴門市と共同で「スタジアム防災プロジェクト」を立ち上げ、防災対策を検討していくことにしました。
まずは、観客の防災意識を図るため、2017年11月11日に開催された大分トリニータとのホームゲームでアンケート調査を実施しました。内容は、スタジアムの被害想定、発災時の行動について問うもので、ビジターの観客も含む387人にご回答いただきました。
被害想定については、国による想定震度は震度6強ですが、回答した35%が震度7と答えました。また、津波浸水深は2〜3mの想定ですが、回答した31%は3m以上と答えています。決して少なくない人が想定以上の被害があると考えています。
一方、発災時の行動については、安全が確保されればその場に留まり、興行主等の指示に従う必要がありますが、回答者の41%は場外へ避難すると答えました。地域の避難場所になっているスタジアム周辺での避難行動による混乱が懸念されます。

これからの課題、すぐにできる対応

アンケート調査の結果を踏まえ、「スタジアム防災プロジェクト」では協議を進めています。今後の課題として、スタジアムでの被害想定や発災時の対応についてより理解してもらうために、リーフレットの配布やスタジアムで配られるプログラムでの周知を検討しています。
また、興行主である徳島ヴォルティスを中心に、いまあるマニュアルの再整備とそれを使った訓練の実施を行い、実効性のある体制づくりを目指しています。
ぜひみなさんもスタジアム等の集客施設にいる際に、大規模災害が起こったらどうするかを考えていただきたいと思います。

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