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話し手写真

話し手

山岡耕春さん

名古屋大学大学院 環境学研究科
教授
(2017年11月現在)

地震・津波 危機管理

2017/11/20放送ラジオ第1

テーマ 気象庁が東海地震の情報の発表を取りやめることを受けて

音声の公開は終了しました音声の公開は終了しました  

なぜ地震予知は難しいのか

2つの理由があります。まず、大きな地震も小さな地震もその始まりは同じであることです。
地震というのは、何かをきっかけに断層がずれ動き始め、そのずれ動きが広がっていく現象です。しかし、マグニチュードの大きな地震でも小さな地震でも、ずれが成長していく様子は同じなのです。ずれの成長がすぐ止まると小さな地震、なかなか止まらないと大きな地震になることがわかってきました。何か地震の予兆があったとしても、どのくらいの大きさの地震になるかを予め知ることは難しいのです。

予知が難しい2つめの理由

もう一つの理由は、地震を引き起こすエネルギーです。
エネルギーが広い範囲に十分たまっていれば、大きな地震になる可能性が高いことはわかるはずですが、エネルギーがどのくらいたまっているかを直接知る手段は今のところありません。現在は、最後に起きた大きな地震からの経過時間を調べることによって、「どのくらいのエネルギーがたまっていて、次の地震がいつ頃起きそうか」と言うことを、おおざっぱに推測するのが関の山です。

新しい情報

南海トラフの地震に関する情報は、巨大地震の発生が高まったと判断された場合に気象庁から発表されます。
例えば、紀伊半島を挟んだ片側のみで巨大地震が発生した場合です。過去の南海トラフの地震では、紀伊半島を挟んだ両側の地域で相次いで地震が発生した記録があります。したがって、東海の側だけで大きな地震が発生した場合は、四国側でもすぐにでも地震が発生する可能性が高まったと発表されます。
また、一回り小さめの地震が発生した場合にも発表されます。この場合は、先ほどの場合に比べて切迫性は低くなります。それ以外にも、異常な現象が観測された場合に発表される可能性があります。

備えについて

基本は、突発的に地震が起きても良いように備えておくことです。情報が出てから地震が起きる保証はありません。家の耐震性を高めること、家具の固定をすること、津波の危険性がある場所では迅速に避難できる方策を立てておくことです。その上で、気象庁から情報が出された場合には、普段の対策の再確認・補強をして、いつもよりも確実に突発的な地震に備えられるようにしておくことです。

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