「地元の偉人をもっと知ってもらうには?」オンライン座談会


 

地域課題解決プロジェクト「ともだちラボ」のオンライン座談会「ともラボライブ」を1月13日に開催しました。

参加メンバーの簡単な自己紹介のあと、「外が寒くて洗車する気になれない…」といったそれぞれ個人のちょっとしたお悩みも話しながら、なごやかに会は進んでいきます。

 

本日のお悩み

本日は、松山市民劇場事務局の久野さんから「ともだちラボ」宛てにいただいたお悩み『松山出身の俳優・丸山定夫をもっと知ってもらいたい』について。

以前、『ひめDON!』出演時に話されていたお悩みの解決策について、より具体的なアイデアを出しながら、次のステップに向けて何ができるのか、参加メンバーと一緒に考えていきました。

まずは久野さんに近況を伺ってみると、まだまだ今も悩んでいる真っ最中でありながら、現在は命日である8月16日に合わせた「白炎忌(びゃくえんき)」のイベントに向けて、そろそろ動き出さなければ、とのこと。

戦前・戦中に舞台や映画で活躍しながら、広島で被爆し44歳で亡くなった丸山定夫。劇作家・井上ひさしは生前に演技を高く評価し、文豪・太宰治から厚く慕われるなど、さまざまな文化人と交流があったそうです。

久野さんは「映像に残っている演技だけでなく、書き記された詩・文章も魅力的なんです。そんな地元の偉人を忘れ去られないようにしたい」と話してくださいました。

 

■解決アイデア

ここからは今までのお話を元に、偉人を語り継いでいくためのアイデアを参加メンバーが出していきます。

・残っている映像作品を学校の教材として見てもらうことはできないか

・常設展示など情報の集まっている場所がリアルにあると良さそう

・ウェブ上にホームページを作って発信してみては(Wikipediaだけでは不満)

出てきたアイデアを受け、久野さんからも「ウェブサイトは良いですね。今ある資料がどこに保管されているかを情報発信したいけれど、まずはもう一度資料の整理から始めたいです」とのこと。

また、「一部の演劇人にとっては特別な存在なので、地元で知られていないことにとてもビックリされるのが悲しいんですよね」といったギャップも紹介してもらいました。

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■まず何から始めるか

アイデアが出たところで、具体的に何から始めると良さそうか、引き続きメンバーからの意見が飛び交います。

・いきなりホームページではなく、「この情報がある」だけでなく「この情報を発信し、応援している人がいる」ことがわかるように、Twitterアカウントをまず開設してみるところから

・松山市総合コミュニティセンター前にある丸山定夫の銅像のポーズが特徴的なので、同じポーズで写真を撮るようにSNSで流行らせたい

・銅像の横やコミュニティセンター内に写真パネルなどが1枚でも欲しい

・本人の写真をTwitterに毎日投稿できないだろうか

・地元の高校や大学の演劇など、若い世代に関心を持ってもらえるようにアピールしたい

・丸山定夫をイラストやキャラクター化にして若い人たちに馴染んでもらえるようにしたい

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■次のアクション

これらのアイデアを元に、久野さんからすぐ取りかかれそうな次のアクションについて、候補を挙げて頂きました。

・白炎忌のイベントには銅像のアピールとセットで考えたい

・イベント告知にSNSを活用したい

・高校演劇への声掛けをしたい

まずはこれから夏にかけて、いろいろな取り組みが行われそうですね。

 

■ともだちラボについて

『ともだちラボ』はだれでも参加できるコミュニティです。こちらから登録いただくと、コミュニティに参加できます。お悩みがある方、どんなお悩みをもった人がいるのか気になる方、子供から大人までどなたでもお気軽にご参加ください! 毎月第2・第4木曜日の19時〜、このようなオンライン座談会「ともラボライブ」を開催中です♪

次回の「ともラボライブ」は、2月9日(木)19時〜。昨年末に大街道と松山大学で実施したイベントの中から、街行く人のお悩みをテーマに解決していきます。

投稿時間:2023年01月27日 (金) 20時21分


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