今年一年、お世話になりました!


2021年も残すところ、あと4日!みなさんはどんな一年でしたか?

ワタクシは…なんといっても松山放送局に異動し、初めての四国暮らしを始めたこと。

今年もいろんな方にお世話になりました!

 

そんな一年を締めくくり、新年を迎えるのにふさわしい場所で、

先日中継しました。

西予市野村町の中筋地区、そこには…

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“中筋郷大門松”と名付けられた巨大な門松が!

高さは、20.22m!

迎える新年の西暦にちなんでこの高さ!!

ちなみにギネス世界記録よりも高い!!!

 

廃校になった旧中筋小学校の校庭に立つ大門松、

寂しくなった地区を盛り上げたい思いで、

5年前から大門松作りを始めたそうです。

 

中継では、大門松づくり実行委員会の皆さんにお世話になりました。

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「ガラケーセルフショット、画質が悪くてスイマセン…」

 

ライトアップは新年1月7日まで行われています。

(午後6時~9時まで)

なんだかステキな新年を迎える事ができそうな場所でした!

 

会場には、ちょっとした竹で作った

「ちょっと竹(だけ)願いがかなう絵馬」も用意されていて、

ワタクシも書いてみました

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思わず自分の強い願いを書いてしまいましたが…

来年も、みなさんにとって良い一年でありますように!

 

「四国らしんばん」もよろしくお願いいたします!!

https://nhk.jp/s-rashinban

 

投稿時間:2021年12月28日 (火) 17:46 | 固定リンク


今夜は..."アニメ かなしきデブ猫ちゃん"放送です!


今夜6時10分からは、

NHK松山放送局開局80年の特別企画の

「アニメ かなしきデブ猫ちゃん」の放送ですねえ。

今まで放送した特別編で、全10話が一気に見ることが出来る、これは見逃せない!

https://www.nhk.or.jp/matsuyama/debunekochan/

 

ワタクシも、「かなしきデブ猫ちゃん」に少々関わりました。

ズバリ、朗読イベントです!

愛媛県内3カ所で行いました。

 

まず松山市民会館

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「原作者の早見和真さんによる、ワタクシのガラケーを使ったセルフショット

 朗読したメンバーがちゃんと収まっている!うますぎる…」

 

次は、宇和島市営闘牛場

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「闘牛場で朗読、滅多にない経験!」

 

最後は、四国中央市の三島公園

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「主人公マルも、ここから製紙工場の煙突を見たんですよ!」

 

ちなみにワタクシ、朗読イベントでは、

司会と…

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音楽を担当しました!笑。

 

それはさておき…

今夜のアニメ、ぜひご覧くださいね!!!

投稿時間:2021年12月28日 (火) 17:03 | 固定リンク


ことしもお世話になりました


NHK松山放送局副局長の安達宜正です。

NHKも年末年始の特別編成となっています。

昨夜27日はSexy Zoneの佐藤勝利くんがMCの「笑いをシェアしよう!れこめん堂」が放送されました。お笑い好きなのは聞いていましたが、ドランクドラゴンのVTRを見ながら、「オンバトだ」と言ったのには少し驚きました。

爆笑オンエアバトルは僕がNHKに入局して10年ほどで始まった番組で、同期や同世代のアナウンサーが番組のMCを担当していたので、僕もよくみていました。番組終了は2010年春ですから、もう12年近くです。子どもの頃からみていたのかなあと。いずれにしても、見習い店長と呼ばれていた、勝利くんでしたが、「つっこみ」の立場からのMCを楽しく見せてくれました。

 

NHK松山では今夜28日午後6時10分から愛媛県向けに「アニメ かなしきデブ猫ちゃん・特別編」をお送りします。デブ猫マル。愛媛県を東へ西へと、大冒険です。(注1)

先日は愛媛県のキャラクターのみきゃんが松山局に遊びにきてくれて、マルと一緒に楽しい一時を過ごしました。
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ことし7月着任以降、なかなか県内をまわることができていません。先日、ようやく八幡浜港に行ってきました。
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来年はマル同様に県内を東に西に行きたいと思っています。

 

31日午前には愛媛県向けに「ひめDON! もう一度見たい!あのときの愛媛〜なつかしの出来事編〜」を編成します。松山局に勤務経験者、武田真一アナウンサーがMCをつとめています。若き日の姿も見られますよ。(注2)

 

年明け2日午後にはSexy Zoneの「らじらー!です。(注3)

セクゾくんたちの「こんばんにゃん」を知っているのを驚いた方もいたようですが、僕の自慢があります。解説委員当時、ずいぶん昔になりますが、中島くんが番組で僕の物まねをしてくれたことです。東京のセクラバ犬・トントンも楽しみにしているでしょう。

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そして。すでに「NHK Eテレ編集部」のツイッターで知っている方も多いと思います。

2月にNHK Eテレ「ボクを食べないキミへ〜人生の食敵〜」に、聡ちゃんが出演します。

実は東京出張の折、スタジオ収録の場に寄って、聡ちゃんに挨拶しました。聡ちゃんは本当にきゅうりが嫌いな様子でしたが、「緊張する」と言いながらも、頑張っていました。きゅうりが嫌いな聡ちゃんが緑のスタジオにいるのが面白かったです。

聡ちゃんとは「みきゃん」の話もしてきました。おそらく、みかんとみきゃんは・・・。
詳しくはまた、今度とします。 

ことしもお世話になりました。新年もよろしくお願いします。

 

NHK松山放送局のTwitter フォローをお願いします。@nhk_matsuyama

 注1)NHK松山のホームページ。https://www.nhk.or.jp/matsuyama/debunekochan/

注2) https://www.nhk.jp/p/himedon/ts/6853Y7282V/

注3)NHKらじらー! https://www.nhk.or.jp/radirer/sexyzone/

投稿時間:2021年12月28日 (火) 15:00 | 固定リンク


2021年もありがとうございました!


12月25日(土)の「ギュッと!四国」、ゲストは俳優の木内晶子さんでした!

木内さんには番組の冒頭、香川まんのう公園のイルミネーションを紹介していただき、

クリスマスらしさ、年末らしさを感じることができました。

(私自身は、まだイルミネーションを見に行く機会に恵まれていません…)。

 

来週の「ギュッと!四国」はお休み。

お正月はスタッフ共々、英気を養って新年の放送に備えます。

次回は年明け、1月8日(土)です。

皆さん、2022年もどうぞよろしくお願いします!!

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投稿時間:2021年12月27日 (月) 09:51 | 固定リンク


【四国うまいもん巡り】葉ニンニクのぬた


放送日:2021年12月25日(土)
葉ニンニクのぬた

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<材料>(4人分)
・葉ニンニク(葉の部分)………5~6本
・白みそ………100g
・砂糖………大さじ3
・うまみ調味料………適量
・酢………100ml
・ゆず果汁………お好みで

<作り方>
(1)細かく刻んだ葉ニンニクの葉をすりつぶす
(2)(1)に調味料を混ぜる。
(3)よく混ざったら完成。

 

投稿時間:2021年12月25日 (土) 07:45 | 固定リンク


NHK松山来局、みきゃん、マルの最強コラボ


NHK松山放送局副局長の安達宜正です。

愛媛県のキャラクター・みきゃん。
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このブログで、Sexy Zone松島聡くんと少し似ているように思うと書いたところ、たくさんの反応がありました。聡ちゃんにも伝えたところ、「僕、こんなにかわいいですかね」とニコニコしながら答えてくれました。
また、みきゃんのカラーはオレンジです。マリウスくんとの聡マリコンビを思い浮かべるという、反応もあるかもしれません。聡ちゃんにもそんなことを話した、記憶があります。

 

その、みきゃんくん。
23日午後、NHK松山放送局で開催されている「アニメ かなしきデブ猫ちゃんひみつの博覧会」に来てくれました。出迎えた、デブ猫・マルも大喜び。
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愛媛県が誇る、犬と猫です。この最強コラボが実現しました。みきゃんとマルは驚くほど、近しい関係になりました。

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みんなでほのぼのみてしまいました。聡ちゃんにも見てもらいたかったような・・・

 

僕も記念撮影しました。
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みきゃんとマルのコラボ動画は、NHK松山のツイッター(@nhk_matsuyama)で随時、公開していきます。ぜひ、フォローしてご覧ください。

また「アニメ かなしきデブ猫ちゃん」の全国放送も始まりました。
日曜日の深夜、(月曜日未明)の放送です。遅い時間ですが、ぜひご覧ください。 (注1)

 

さて、ことしも残すところ、あと1週間です。
夏に広島局から松山局に異動しましたが、広島局時代に関わった「れいわのへいわソング」の収録に立ち会いました。セクゾくんたちと再会することができました。聡ちゃんは松山が舞台の「赤シャツ」にも出演しましたし、中島くんは民間放送のラジオ番組で愛媛に行きたいと言っていたような・・・(注2)

いずれ、みんなで松山にもと考えてしまいます。

 

注1)          NHK松山のホームページ。https://www.nhk.or.jp/matsuyama/debunekochan/

注2)          文化放送「Sexy ZoneのQrzone」

投稿時間:2021年12月23日 (木) 17:38 | 固定リンク


【四国うまいもん巡り】そばすべし


放送日:2021年12月18日(土)
そばすべし

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<材料>(4人分)
【具材】
・乾燥させた大根の葉…30g
・大根………………………1/2本
・にんじん…………………1/2本
・たまねぎ…………………1コ
・ちくわ……………………1本

【だし】
・水………………………カップ2
・顆粒だし………………適量
・しょうゆ………………大さじ3
・みりん…………………大さじ1
・そば粉…………………大さじ3

<作り方>
(1)乾燥させた大根の葉を鍋でやわらかくなるまでゆでる(15分ほど)
(2)(1)を鍋から取り出し水けをきり、細かく切る
(3)大根やにんじんなどの具材を細かく切る
(4)鍋に水とだしを入れて沸騰させ、(2)と(3)を加えて大根の葉がくたくたになるまで煮込む
(5)(4)にしょうゆ、みりんをくわえ、好みの味にす
(6)(5)が沸騰した状態のまま、手でそば粉をふりかけ、だまにならないように注意しながらまぜる
(7)とろみがついてきたら完成

*具材に油揚げを追加するとさらにおいしく食べられます。
*ご家庭で作った、みそ汁にそば粉をふりかけるのもオススメです。

 

 

 

投稿時間:2021年12月18日 (土) 07:45 | 固定リンク


国会議員と秘書についての小説を読みました


NHK松山放送局副局長の安達宜正です。

Sexy Zoneの佐藤勝利くんが年末27日、総合テレビで「笑いをシェアしよう!れこめん堂」でMCをつとめるのに続いて、お正月2日にはラジオ第1の「らじらーにメンバーがそろって、出演することが決まりました。
正月には「こんばんにゃん」の元気な挨拶が聞けるでしょう。

 

さて、NHK松山では現在、平日午後8時42分から、愛媛県向けに「アニメ かなしきデブ猫ちゃん」を放送していますが、今度の日曜日19日(20日未明)からは、深夜ですが、全国放送が始まります。
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全国の猫好き、いや犬好きの方でも、ご覧いただいて、愛媛を知って欲しいと思います。(注1)

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かなしきデブ猫ちゃんの著者は作家の早見和真さんです。
僕はお会いしたことはないのですが、著作「笑うマトリョーシカ」を読ませていただきました。
ネタバレになるのを避けるため、詳しくは書けませんが、国会議員と秘書の関係を軸に描いた作品です。2人は愛媛県の名門私立の高等学校からの同級生。その後、政治家と秘書になり、政治の世界で上り詰めていくという展開です。

 

僕は政治家の秘書について、かつてテレビ番組でおおむね3つのタイプがあると話したことがあります。
1つ目は秘書自身が理想としている社会や政策の実現のため、政治家と一緒に戦っていくタイプ。
2つ目はみずからも政治家を目指しているパターン。
そして、3つ目が政治家に惚れて、寄り添い、その政治家を党首や大臣、ひいては総理大臣にするために尽くすタイプです、政治家と秘書の関係を雇用関係と見るのか、役割分担と見るのかでずいぶん変わります。
また政治記者の視点から見れば、秘書のほうが政界情報に通じている場合も多々、見られます。

早見さんが描く、秘書はどのタイプかはここでは書きませんが、自分が見てきた世界と比べながら、デブ猫ちゃんと違った意味で、楽しく読みました。

政治家と秘書の関係について、かつて中島くんと話したことがあります。
タレントとマネージャーにも似ているかもしれないと。パートナーとも言えるし、同志とも言えますから、そんな見方もできるかもしれないと・・・

お笑いと言いますか、漫才にも「ボケ」と「ツッコミ」の役割分担があります。
勝利くんはお笑い好きと聞いていますが、セクゾくんたちが話しているのを見ていると、勝利くんはほとんどの場合、ツッコミ役です。
中島くんをはじめ、菊池くん、聡ちゃんは完全に「ボケ」役です。
マリウスくんはどちらでもないような。
いずれにしても、勝利くんは芸人さんたちとも、いいテンポで話ができるのではないでしょうか。番組を楽しみにしましょう。

 

NHK松山放送局のツイッターフォローをお願いします
@nhk_matsuyama

 

注1)NHK松山のホームページ。https://www.nhk.or.jp/matsuyama/debunekochan/

注2)早見和真「笑うマトリョーシカ」文藝春秋2021

投稿時間:2021年12月15日 (水) 15:54 | 固定リンク


兼題:柚子湯(ゆずゆ)


2021年12月11日(土)放送

兼題:柚子湯

▼兼題の季語「柚子湯」の解説
冬至には、かぼちゃを食べたり、柚子(ゆず)を浮かべた湯に入る慣習がある。江戸時代の銭湯ではすでに「柚子湯」が行われていたそうで、万病を防ぐともいわれている。
傍題には「柚子風呂・冬至湯・冬至風呂」などがある。

 

 

▼選句ポイント
柚子湯の豊かさ・心地よさ

 

▼ギュッと!特選

あふるるを許す柚子湯の日なりけり  おきいふ

[解説]
家庭のお風呂なのでしょう。いつもならば、湯をあふれさせるなんてもっての外!ですが今日は特別な「柚子湯の日」、薬効を期待して入る一年に一度の冬至の湯だ。たっぷりと湯を張り、柚子を浮かべ、さあ!と湯に体を沈めると、湯があふれる。もったいないなんて言わないよ、今日は「柚子湯の日」なんだもの。湯と一緒に溢れる柚子の黄も見えてくるよう。
あたたかい湯の感触、柚子の匂い、いかにも柚子湯らしい豊かな一句。

 

 

▼放送でご紹介した「秀作」

潰す派と潰さない派の柚子湯論    堀アンナ

[解説]
こう展開するとちゃんと「柚子湯」が主役になってくる。ちなみに、私は潰さない派。

 

おもさうに子は湯のゆずをしづめては    高尾里甫

[解説]
小さな子どもと一緒に入っている柚子湯かと読んだ。浮力のある柚子を「おもさうに」何度も沈めている様子が描かれている。「湯のゆず」という表現で、季語「柚子湯」を表現した点に工夫がある。

 

ぶよぶよの柚子をつっつく柚子湯かな    猫雪すあま

[解説]
柚子をつつく指のアップ、ぶよぶよの感触など丁寧に描写できている。

 

しくじりしけふのおはりの柚子湯かな    ピアニシモ

[解説]
上五中七の情報がゆっくりと下五「柚子湯かな」の詠嘆へ収斂(しゅうれん)していく。平仮名表記も効果的。

 

 

▼放送でご紹介した「佳作」

一年(ひととせ)の思いが浮かぶ柚子湯かな  なおひとさん

[解説]
冬至という季節の栞(しおり)のような一区切りが、上五中七の思いとなるのでしょう。

 

ライオンの湯口柚子のタップダンス      織部なつめ

[解説]
破調の一句、柚子の擬人化に嫌味がなくて映像が書けている。

 

「サクラサク」ほつこりふはり柚子湯の香   紫菜子

[解説]
「ほっこり」は「サクラサク」=合格の知らせであること。さらに「柚子湯の香」という嗅覚を「ふはり」と表現、具体的な工夫が見える。

 

ふるさとの柚子湯や吾子(あこ)の笑顔満つ  雪たらば

[解説]
「ふるさと」「吾子(あこ)」などの映像が入ってくる、ここが「佳作」のレベルとなる。

 

仕舞(しまい)風呂柚子もほとびぬ午前二時  岡井稀音

[解説]
柚子湯の最後は、「ほとびる=ふやける」状態になってしまう。「午前二時」にリアリティがある。

 

柚子湯より馴染(なじ)みの客の弾む声    岡田まさこ

[解説]
中七「馴染みの客の~」によって、お風呂やさんの視点で書かれていることが分かる。「~より」の使い方もよい。

 

 

▼「秀作への道」

兼題「柚子湯」から「カピバラ」を連想した句がたくさん届きました。冬至のニュースなどで柚子湯に入ったカピバラをみることがあるので、そこからの類想でしょう。

カピバラも目を細めたる柚子湯かな         山村楓

カピバラの眼を細めたる柚子湯かな         そまり

カピバラの閉じさうな目の柚子湯かな       かつたろー。

カピバラも鼻の下まで柚子湯浴む       一寸雄町

カピバラの鼻穴ひろく柚子湯風呂       魚返みりん

カピバラの鼻息荒いゆず湯かな              城内幸江  

[解説]
「目」「鼻」と部位を描写しようとする意図はよいのですが、結局のところ似たよう句になってしまうのがツライところ。

 

カピバラもゆつくり浸(つ)かる柚子湯かな  玉井令子

カピバラも柚子も浮きをる柚子湯かな     井納蒼求

[解説]
カピバラが湯につかっている光景、柚子が浮いている様子を描こうとした二句ですが、工夫次第で、二句分の光景を一気に描くこともできる。
こちらは「秀句」に推した一句。

 

カピバラの潜る柚湯のぽかんぽかん      綾竹あんどれ

[解説]
季語「柚湯」を中七のこの位置に置くことで、前述二句分の光景を描いている。

 

>>夏井いつきのアドバイス
>>秀作・佳作

 

投稿時間:2021年12月11日 (土) 07:30 | 固定リンク


兼題:柚子湯(ゆずゆ)「夏井いつきのアドバイス」


◆夏井いつきから「俳号」についてのお願い
①「似たような俳号」を使う人が増えています。
俳号は「自分の作品をマーキングするための印」でもあります。せめて俳号に名字をつけていただけるとありがたく、共に気持ちよく学ぶための小さな心遣いです。

② 同一人物が「複数の俳号」を使って投句するのは、ご遠慮下さい。
「いろんな俳号でいっぱい出せばどれか紹介されるだろう」という考え方は俳句には馴染みません。丁寧にコツコツと学んでまいりましょう。

 

 

◆季重なり

暖まる柚子湯につかり春を待つ      まさやん

柚子湯沁(し)み干したて布団極楽や  高畑しき

[解説]
「春を待つ」、「布団」それぞれが季語。季重なりの秀句もあるが、まずは一句一季語から練習しよう。

 

 

◆今月の添削

目をあけば柚子湯の柚子は鼻の先   灰頭徨鴉

[解説]
上五「目をあけば」がもったいない書き方になっている。目を開けるということは、つむっていたということですね。どんな理由でつむっていたか、それを描くことで、柚子湯という季語の光景がさらに具体的になる。

【添削例】 うたた寝や柚子湯の柚子は鼻の先

【添削例】 瞑想や柚子湯の柚子は鼻の先

【添削例】 鼻唄や柚子湯の柚子は鼻の先

 

なつかしや柚子湯は熱く実家かな   重川建樹

[解説]
「や」「かな」二つの切字を一句に入れることは、感動の焦点が分散するという理由で嫌われる。

【添削例】なつかしき柚子湯の熱き実家かな

【添削例】実家あり熱き柚子湯のなつかしき

前者は実家の柚子湯に入っている感じ、後者は実家の柚子湯を思っている感じになる。

 

ゴルフ後のあっという間の柚子湯30分    松山のオジサン

[解説]
下五の音数があふれているので、慌ただしく感じる。もう少しゆったりとした表現にすると季語「柚子湯」が多少生きてくる。

【添削例】ゴルフ後の柚子湯につかる三十分

 

オートバイ体解凍柚子湯にて      キユダ

[解説]
中七が無理矢理、説明した感じになっているので、普通にそのまま書こう。

【添削例】オートバイに冷えた体を柚子湯にて

 

港町柚子湯ありと張り紙に        いの鉄橋

[解説]
中七下五が散文的な書き方になっているため、語順を替えてみよう。

【添削例】張り紙に柚子湯とありぬ港町

 

柚子湯ちゃぽん一つ目小僧の視線  まるかじり

[解説]
湯の中の柚子を「一つ目小僧」に見立てる発想が面白い。語順を替えて整理するとさらに良くなる。上五字余りにして「一つ目小僧」と置いてみる。

【添削例】一つ目小僧みたいな柚子を湯にちゃぽん

 

ドーランを落とす女形(おやま)の素の柚子湯     みうら朱音

[解説]
言いたいことは分かるが、下五まで読むと「柚子湯」に浸(つ)かってドーランを落としているように読み取れる。

【添削例】ドーランを落とし女形(おやま)の素の柚子湯

「落とし」とすると連用形になるので、落としてから次の動作に移るというニュアンスが入り齟齬(そご)が少なくなるように思う。

 

Jazz流し柚子湯浸(つ)かりて緩む頬     六甲颪 

[解説]
下五「緩む頬」までを述べる必要はない。

【添削例】Jazz溢る柚子湯に柚子をあふれさせ

こう書けば心地よいことは伝わるので、読者はその表情をそれぞれ想像してくれる。

 

 

◆過去の助動詞「し」の使い方

「し」は過去の助動詞「き」の連体形、基本的には過去の意味になるため注意して使う必要がある。

つぶれし果の青臭きも柚子湯かな     森野しじま

[解説]
助詞「し」と「も」の使い方が気になる。「つぶれたる」と完了の言い方にするほうが多少の臨場感がある。

【添削例】つぶれたる果の青臭き柚子湯かな

 

還(かえ)らない父の背流し柚子湯の日    さと湯~

[解説]
「還(かえ)らない」とこの字が使われているので、亡くなったお父さんかと推測。ならば過去の助動詞を使ったほうが分かりやすい。

【添削例】父の背を流せし日ある柚子湯かな

 

お迎えが暗いと泣く子柚子湯待つ   ごまき

[解説]
保育園にお迎えに来てくれるのが遅いので「暗いと泣く」のですね。この句材にリアリティがある。着地が「柚子湯待つ」だと、実際に湯には入ってないですね。そのあたりの時間軸を微調整して、今、柚子湯に入っている様子にもっていこう。

【添削例】お迎えが暗いと泣きし子と柚子湯

「泣きし」の「し」は過去ですから、泣いていた子と今は柚子湯に入っている、というニュアンスになる。

 

>>放送で紹介された句
>>秀作・佳作

 

投稿時間:2021年12月11日 (土) 07:30 | 固定リンク


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