海のギャング・"アイツ"はうまい!
はじめまして!
NHK高知放送局アナウンサーの小原和樹です。
高知からの「ギュッと!であい旅」では、「海のギャング」こと"ウツボ"をご紹介しました!
お邪魔したのは中部の土佐市と須崎市。
冬に旬を迎えるウツボは、
カツオに代わる貴重なタンパク源となってきました。
高知以外の方だと、食べる機会は少ないのではないでしょうか?
見た目は少し怖いですが、
お肉のようにジューシーでおいしいんです!
そんなウツボ、どうやって食卓に並ぶのか紹介していきまーす!
まずは捕らなきゃ食べられないですよね??
ウツボの漁が始まるのは日が暮れてから。
夜行性ということもあり、エサは朝方に仕掛けられます。
海から上がってきも要注意!
どう猛なので、かみついてきます!
歯が鋭くてかまれると手に穴が空きます。こわ~…。
そうやって苦労して捕ったウツボを…
なんと!洗濯機へ入れちゃいます!
これで、ウツボの「ぬめり」を取るんだそうです。
私のふるさと・岩手ではウツボを食べる習慣がなかったので、初めてこの光景を見たとき
頭の中に「?」マークがたくさん浮かび、何が起こっているのか飲み込めませんでした…。
ちなみに、お邪魔したお宅には「ウツボ専用の洗濯機」がありました、すごい!
こうしてウツボを回すこと15分。
いよいよ身をさばいていくのですが、これがまた大変。
骨の量が多すぎるため、プロでなければさばけません。
その道10年の方でもまだまだ難しいと…。
熟練の技で苦労してさばいてくださる方のおかげで、「タタキ」や「唐揚げ」が食べられると思うと、いつもと味わいが変わりました。
見た目はコワモテだけど、みんなを笑顔にしてくれるウツボ。
ぜひご賞味あれ〜!!!
投稿時間:2020年12月26日 (土) 08時00分