宮本真智

「出張ひめDON!」は21(金)までNHKプラスで!


宮本真智です。
5年目の「出張ひめDON!」
ありがとうございました!

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木村拓哉さん、大石昌良さん、ティモンディのおふたり、出演していただいた地元のみなさん

◎西日本豪雨の被災地を見つめてきた「出張ひめDON!」
「ひめDON!」では、
毎年7月、スタジオを飛び出して
西日本豪雨の被災地に“出張”し、地元のみなさんを応援してきました。

今回の「出張ひめDON!」は、
大洲市の「道の駅 清流の里ひじかわ」から。

「5年間あっての、いま」という、
“点”ではなく“線”で見つめる番組にしたいという思いで制作してきました。 

テレビでは愛媛県のみでの放送でしたが、
NHKプラスでは全国でご覧いただけます!
配信は7月21日(金)午後8時42分まで。
ぜひご覧ください!
>>NHKプラスはこちら

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◎いろいろあって、いまがある
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復興への思いを素敵な歌声にのせて披露してくれた野村中学校のみなさん

今回の番組を通して、
「豪雨の影響は、5年経った今も続いているんだ…」
と、あらためて思いました。
「当然では?」というご指摘もあるかもしれませんが…。

5年前、豪雨のあった当時は大学生だった私。
必死になって就職活動をしていた学生が、
現在、社会人5年目。転勤も経験しました。
それくらい、長く、いろんなことがあった5年という年月。

「もう復旧できているのでは?」
「災害のことを忘れてきている人もいるのでは?」
そんな風に感じている部分が私にもありました。

ですが、そうではない。
豪雨を経験したみなさんの5年間は、
常に豪雨の影響とともにあったということがよくわかりました。

悲しさ、悔しさ、もどかしさ…
さまざまな感情がありながらも
それぞれが前を向いて、いまを生きている。
番組の伝え手でありながら、
みなさんの姿に心打たれる時間でした。

◎ゲストのみなさんの「思い」
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それぞれの「思い」で愛媛を応援してくれたゲストのみなさん

ゲストのみなさんそれぞれが
「愛媛」や「西日本豪雨」に
強い「思い」を持って5年間を過ごしてこられていました。

シンガーソングライターの大石昌良さん。
豪雨以来、ふるさと・宇和島でのコンサートを大切にしてきたそうです。
地元への「大きな愛」が、
大石さんの言葉・表情すべてからひしひしと伝わってきました。
そして…宇和島弁、すてきでした!!

済美高校出身のティモンディのおふたり。
「愛媛にお世話になったから、応援したい」といつもおっしゃいます。
今回も、おふたりと出会った全員が笑顔になっていて、
心からのエールには「人を元気にする力がある!」と
改めて感じました。

そして、木村拓哉さん。
5年前、宇和島市吉田町で炊き出しなど支援活動を行いました。
この炊き出し、実は「木村さんの呼びかけで実現した」ということ、
私は今回初めて知りました。

東日本大震災以来、
「自分たちになにかできることはないか」と
支援活動などについて勉強を重ねてこられたのだそうです。

炊き出しで提供したカレーは
「お年寄りから子どもまで、みんなが満足できるものを」と、味を追求。
粉じんが舞う中では難しいと言われていたかき氷の提供もなんとか実現し、
「自由の少ない避難所生活で、選べる楽しみを」と、複数の味を準備しました。

今回、一緒に吉田町をまわる中で、
木村さんが5年間、愛媛の被災地を思い続けていた事実に、
ただただ感動するばかりでした。

 

西日本豪雨からの5年間を見つめてきた
「出張ひめDON!」。
それぞれが歩むこれからを、今後も応援し続けます!

 

投稿時間:2023年07月18日 (火) 15:00 | 固定リンク


愛光中学で、NHK番組を活用した特別授業に参加してきました!


アナウンサーの宮本真智です。

6月16日、松山市内の愛光中学校で、NHKのドキュメンタリー番組を見て考える特別授業が行われ、高知放送局の西森プロデューサーと参加してきました。

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左から、授業を担当した和田誠先生、私、西森大プロデューサー。

学内のホールに集まったのは、中学3年生およそ200人。

1週間前の社会科の授業で、総合テレビで3月に放送した番組「ドキュメント4『にゅーいんさんが遺(のこ)したもの』」を視聴してくれていました。

【番組視聴後のアンケートから】
・「闘病しながらも周囲に元気を与える、という姿勢に感動した。」
・「白血病を“やっかいな隣人”と呼んでいたが、病気を完全に敵とみなすのではなく受け入れながら闘病していたんだな、と思った」
・「つらいときには、心の中にヒーローを持て、という言葉が心に残った」
・「実際に大病を患っている方の声を聞く機会は貴重で、重いテーマだが考えさせられた」

医療系を目指す生徒も多い、とのことで、心に響くものもあったのかも。

皆さん真剣に番組と向き合い、感想をくれて、うれしく思いました。

 

当日の授業では、ディレクターがどのような思いで取材したかや、アナウンサーの仕事やNHKの仕事の楽しさ(つらさも・・・?)などを、お話しさせていただきました。

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番組を活用した授業におじゃましたのは、今回で2回目です。

見てもらう番組や、授業の進め方などによって、生徒の反応も様々。

中高生の素直な意見が、非常に刺激になりました。

今後も色々な形で、生徒のみなさんに番組を見てもらえる機会が増えればうれしいです。

 

<おまけ>
学内のミュージアムも見させていただきました。貴重な展示物の数々に、ただただ驚き。こんな環境で日々学べるって素敵です!

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※著作権法では、教師や生徒が授業で利用する目的で番組を録画し、授業で上映することは、権利者の許諾や権利処理の手続きは必要がないとされています(第35条。38条)


◆授業で視聴していただいた番組
ドキュメント4「にゅーいんさんが遺(のこ)したもの」
(2023年3月26日初回放送、総合)

「死んだあとってどうなると思います?」白血病のユーチューバー「にゅーいん」として活動していた高知市出身の竹内蔵之介さんが、去年9月、24歳で亡くなった。4年前から自身の闘病生活を発信。明るくユーモアあふれる動画は、白血病の当事者や家族から反響を集め、再生回数は37万回を超えている。亡くなる直前まで動画発信にこだわり続けた「にゅーいんさん」。彼が残したものを、家族や影響を受けた人のことばからたどる。


 

投稿時間:2023年07月04日 (火) 17:53 | 固定リンク


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