3月1日(月)放送後
松山市出身の俳人、神野紗希さんとお送りしている「ラジオ句会」。
今回のテーマは「梅」でした。春の訪れを感じさせてくれる花ですね。
みなさん様々な視点から、存在感のある梅の句を送ってくださいました!
■今日の紗希さんの一句
信じるというは待つこと夜の梅 紗希
仕事に出かけた神野さんの帰りを待っていた5歳の息子さんが書いた手紙をもとに詠んだ一句だそうです。親子の深い絆と愛情が伝わってくる温かい俳句です。
夜の梅の香りとともに、神野さんと息子さんの大切な思い出になるでしょうね。
それでは、今回の特選句と、神野さんが選んだ最も良かった俳句はこちらです。
(その他の放送で紹介した俳句はこちらからご覧いただけます。)
■特選句
制服の採寸の窓梅の花 西原みどり(愛媛県新居浜市)
尼寺は山を従え梅白し ゆみこ(神奈川県川崎市)
溌剌とした老いなんてあるか梅 更待月(神奈川県藤沢市)
梅が香や鵯越に今日の風 近江菫花(滋賀県大津市)
外海はまだ蒼き色梅ふふむ 砂山恵子(愛媛県西条市)
■最も良かった一句
軽トラへ寝転べば梅香る空 山海和紀(和歌山県)
この梅は、梅干し用の梅でしょうか?
軽トラの荷台に寝転んで青空を見上げ、梅の香りに包まれたらとても気持ちがいいでしょうね。そんな幸せな気分をお裾分けしていただいたような気がします。
今回もたくさんの俳句をお寄せいただきありがとうございました。
次回の「ラジオ句会」は4月5日(月)の予定です。
募集する俳句のテーマは「囀(さえずり)」。投稿の締め切りは4月1日(木)です。
投稿お待ちしています!
投稿時間:2021年03月02日 (火) 15時30分