自民党総裁選と派閥


NHK松山放送局副局長の安達宜正です。

 

先日、NHK周辺を歩いていたら、松山中学校跡地を見つけました。

 adachi_210916-2.jpg

松山中学は「坊っちゃん」、そして「赤シャツ」の舞台とされている場所です。

 adachi_210916-1.jpg

Sexy Zone松島聡くんの舞台も終盤に入ったようです。

風の噂では初舞台とは思えないほど、いきいきと演じていると聞きました。

舞台を終え、コロナ収束した際には、聡ちゃんに、この地を踏んでもらいたいものです。

民間放送のラジオ番組では中島健人くんもコロナ収束後、「愛媛に行きたい」(注1)と話していたような記憶があります。

可能ならば2人で、いやみんなで来てくれたらいいなあと思ってしまいました。

 

さて、自由民主党の総裁選挙が10日、告示されます。

岸田前政務調査会長、高市前総務大臣、河野規制改革担当大臣が立候補を表明し、野田幹事長代理も意欲を示しています。

自民党という政党のトップを選ぶ選挙で、党員・党友でもない限り、選挙権もありませんが、みなさんとって2つの意味で重要な意味を持ちます。

 

1つは事実上、次の総理大臣を選ぶ選挙だからです。

自民党は国会で最も多くの議席を持つ、第一党です。公明党と連立政権を組み、自民党総裁は国会での総理大臣指名選挙で、総理大臣に選ばれます。日本のリーダーを決める選挙ということです。

 

2つ目は衆議院選挙目前の選挙だということです。

衆議院選挙をめぐって、野党第一党の立憲民主党は共産党などと政策合意し、小選挙区での候補者一本化を進めようとしています。自民党総裁に誰が選ばれるかによって、選挙情勢が大きく左右されることになります。総裁選挙は僕たちも参加する衆議院選挙の構図を決めることにつながります。野党側のリーダーが野党第一党立憲民主党の枝野代表だとすれば、それを迎え撃つ与党側のリーダーが選ばれることになります。大きな関心を持たざるを得ないと考えます。

今度の総裁選挙は自民党の派閥がまとまって、候補者を推す形になっていないことです。自民党総裁選挙をめぐり、僕のもっとも古い記憶は1978年。福田首相に大平幹事長らか挑んだ選挙です。党員に一票が与えられた、初めての自民党総裁選挙で大平さんが予備選挙と言われた、党員投票で圧勝。まだ中学生でしたが、福田さんが「天の声にも変な声があるなあ」「敗軍の将、兵を語らず」と言って、敗北の記者会見を行ったことを、どういうわけか鮮明に覚えています。その後、政治記者として、何度も総裁選挙の取材に関わってきましたが、もっとも重要な取材は派閥を率いる・党内実力者の動向でした。自民党の派閥は総裁選挙に備えるためにあると言っても過言ではありませんでした。総理総裁を目指すために派閥を結成する実力者。総裁選挙に立候補する場合もあれば、友好関係にある派閥のリーダーを推し、その後の人事で主流派として、自らが有力なポストを得たり、派閥のメンバー・子分にポストを与える。一方、敗れた派閥は非主流派、反主流派となり、党内野党的な立場にたつこともあります。派閥の弊害が指摘されますが、それが自民党の活力にもなっていたように思います。しかし、今度は岸田さんが率いる、岸田派を除いて、残り6つ派閥は事実上の自主投票です。そうなると選挙の読みが難しいのはもちろんですが、選挙後、いまのような派閥が機能するのか、興味深いところです。

 

「3人寄れば派閥ができる」という言葉もあります。

そういえば、夏目漱石さん「坊っちゃん」の勤務していた中学でも、主流派の赤シャツ教頭、のだいこ。反主流派は山嵐や坊っちゃん。敗れた側は学校を追われてしまうことになります。

坊っちゃんも、そんな見方で読んでみるのも面白いかなあ(注2)

 

注1)          参考・文化放送制作「Sexy ZoneのQrzone」

注2)          夏目漱石著「坊っちゃん」小学館 2013

投稿時間:2021年09月16日 (木) 16時45分


ページの一番上へ▲

リンク

ブログリンク

アナウンサー・キャスター・スタッフ


RSS