政治の季節と赤シャツと


NHK松山放送局副局長の安達宜正です。

松山を舞台にした夏目漱石さんの小説「坊っちゃん」

登場人物の一人・「赤シャツ」を主人公とした、マキノノゾミさん戯曲「赤シャツ」を夏休みに読みました。

「坊っちゃん」に出てくる赤シャツは山嵐先生や坊ちゃん先生の敵役で、自分をすべて優先して考え、行動する教頭という印象でした。

しかし、この戯曲では坊っちゃんや山嵐を評価し、50年先、100年先の日本について、「誰もが自分の損得の勘定ばかりを考えているような、そんな国になるだろう」(注1)と憂いています。

Sexy Zoneの松島聡くんの初舞台「赤シャツ」もきのう、幕を開けたたようです。

聡ちゃんの演じる、赤シャツの弟・武右衛門君はいたずら心があって一方に正義感もある、若者らしい青年に描かれています。

聡ちゃん、緊張はするでしょうが、明るい性格ですから、まわりにも応援してもらいながら、最後まで乗り切ると思います。

舞台となる・愛媛県のキャラクターみきゃんトントンにも応援してもらいましょう。

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さて、政治の季節となってきました。

菅総理大臣は週末、自民党総裁選挙の立候補を断念しました。

自民党では総裁選挙が今月17日告示、29日投票の日程で行われ、岸田前政務調査会長、高市前総務大臣が立候補する意向を固めました。

また、河野規制改革担当大臣、野田幹事長代行が立候補の意向を示しているほか、石破元幹事長も検討しているようです。事実上、総理大臣を選ぶ選挙、衆議院選挙を前にしたものですので、僕も松山にいながら、与野党の関係者と連絡を取り、少しばかり取材をしています。

最終的に何人の候補による戦いになるかはわからず、今度は国会議員に限らず、全国の党員・党友が参加します。

今の段階では1回目の投票で過半数を獲得する候補がいないのではないかともいわれる状況ですので、有力候補を見極めるにはまだ時間がかかりそうです。

一方、野党側です。

立憲民主党などは衆議院選挙を前にできるだけ多くの小選挙区で候補者の一本化を進めています。

野党候補の一本化を求める市民団体からは立憲民主党や国民民主党、共産党などに与党との対立軸を示すために、政策合意を求める動きが出ています。与野党にいろんな動きが出ていて、まさに政治の季節と言った感じです。

ただ単なる政局にするのではなく、新型コロナウイルスへの対応などの議論を深めて欲しいと思います。

 

「坊っちゃん」と「赤シャツ」。

それぞれの人物をどの立場から、どのように見るかで、すいぶんと見方が変わってきます。

中島くんの出演する、民間放送のドラマ(注2)でも、そんな場面がありました。

政治の世界も同様です。

それぞれの候補者や政党の考え方や行動をいろんな面から見て、最後は僕たち一人ひとりの考え方を決めるのが必要かもしれません。

 

注1)          マキノノゾミ著「赤シャツ/殿様と私」p149.両立書房

注2)          参考・関西テレビ制作「彼女はキレイだった」

 

投稿時間:2021年09月06日 (月) 11時21分


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