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いいね、しまね

四季折々の島根を、

再発見。

2022.5月OANew!!「宍道湖しじみ漁」

2022.2月OA「石州半紙」

2021.11月OA「隠岐の島 牛突き」

2021.11月OA「西ノ島 国賀海岸」

2021.7月OA「西ノ島 通天橋」

2022.5月OA「宍道湖しじみ漁」



日本有数の漁獲量を誇る宍道湖のしじみ。そのほぼすべてが天然であることが大きな特徴。漁師は「ジョレン」と呼ばれる漁具を使い、しじみを傷つけないように優しくゆっくりと、10cmずつ湖底を掻いていく。8mもの長さがある為、ジョレンの柄が漁師の首元に食い込み、そのアザは体から消えることはない。手のひらもジョレンの柄の形のように皮膚が硬くなっている。それでも「天然の恵みをおいしく食べて欲しい」と体全体に力を込める。また、このしじみを未来へつなげていくために様々な制限をかけている。操業は週4日間。漁法によって制限時間を定めたり、漁獲量を制限したりすることで、放流は行わず天然のしじみを守っている。こうした漁師の思いやりが宍道湖の名産を支えている。漁師の愛情がたっぷりと詰まったしじみ汁もぜひお試しください。


詳しくは宍道湖漁業協同組合のホームページをご覧ください。
http://shinjiko.jp/

2022.2月OA「石州半紙」



島根県西部の石見地方では平安時代から約1300年もの間、変わらない製法で手すきの紙が作られてきました。長い間絶えることなく守られ続けた貴重な技術・技法として「石州半紙」は国の重要無形文化財に指定、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。折り曲げたり水で濡れたりしても破れにくい丈夫さが最大の特徴であり、かすかに黄みがかった色や質感も魅力です。


今回撮影した「紙すき」に至るまでには多くの工程があります。原料のコウゾを栽培・収穫し、蒸し、乾燥させ、表皮を削り、煮て、ゴミをとり、繊維をたたく……など、地道な作業の連続です。そうして出来上がった材料と水を均等に混ぜ合わせた後、一枚一枚、紙をすいていきます。紙すきには、数子(枠の中に材料をすくいあげ、表面を形づくる)・調子(前後にゆすって紙の層をつくり、紙の厚さを決める)・捨水(水や紙料をふるい捨て、均一で美しい紙に仕上げる)という3つの段階があります。その回数やタイミングを気候・材料の具合など様々な要素を加味して微妙に変化させ、狙い通りの厚さの紙を美しく仕上げます。熟練の職人は、紙すきの作業は手元を見なくてもできるくらい体に染みついているといいます。


「石州半紙」技術保持者は現在4名。歴史を絶やさぬよう、技術は受け継がれていきます。


詳しくは石州和紙協同組合のホームページをご覧ください。


https://sekishu.jp/

2021.11月OA「隠岐の島 牛突き」

闘牛では日本最古と言われ、約800年の歴史を誇る隠岐の伝統文化、「牛突き」。土俵の上で牛と「綱取(つなどり)」が共に闘う、それが隠岐の牛突きならではのスタイルです。奉納行事として年3回行われる本場所大会では、島内3地区にある保存会から選りすぐりの牛が集結し激闘を繰り広げ、大いに盛り上がります。 牛突きでは牛だけでなく綱取が重要な役割を担います。綱を操るテクニックと、魂を込めた掛け声が牛のパフォーマンスを引き出し、勝負を決します。牛と人、綱で心を通わせたパートナー同士が繰り広げる熱戦、その大迫力は瞬く間に観客を魅了します。 大きい牛では1トンほどの重量があります。巨体同士が頭をぶつけ合う音、荒ぶる鼻息、激しく駆けまわる足音も場内に響き渡り、目だけでなく耳でも躍動感を感じることができます。 撮影した会場は「隠岐モーモードーム」。牛突き専用に創設されたこの施設では、毎年定期的に開催される本場所大会以外にも、観光客が気軽に牛突きを観戦することができるイベント「観光牛突き」も開催されています。 ※詳細は隠岐の島町観光協会のホームページなどでご確認ください。

アクセスルート

【一般社団法人 隠岐の島町観光協会】
住所:島根県隠岐郡隠岐の島町中町目貫ノ四61番地 隠岐ジオゲートウェイ1F
TEL:08512-2-0787
HP:https://oki-dougo.info/(トップ)
  https://oki-dougo.info/data01/room/broom/event_ushi2014.html(牛突き)

2021.11月OA「西ノ島 国賀海岸」

隠岐諸島は、およそ600万年前の火山活動により誕生しました。日本海の激しい波風により大地が削られ、様々な岩の造形を見ることができます。その独特な岩々には地質学者の脇水鐡五郎によって、高さ200mを超える断崖絶壁“摩天崖”、海に大きく突き出た巨大な岩のアーチ“通天橋”などの名称が付けられました。国賀海岸の名前の由来の一説では、荒々しい大地を表す“陸(読み:クガ)”が訛って“クニガ”になったともいわれており、険しい岩肌や激しく削られた地形は昔から地元の人々に親しまれていることがうかがえます。
また、隠岐諸島のもう一つの特徴として馬や牛といった動物が放牧されており、国賀海岸でも穏やかに過ごす動物たちを見ることができます。
国賀海岸の荒々しい海岸線と緑が広がる台地は隠岐の人々に絶景として愛されています。

※特別な許可を得て撮影しました。

アクセスルート

●松江から国賀海岸までのルート
七類港から別府港まで:フェリーと高速船
別府港から国賀海岸まで:町営バス(※詳細は西ノ島町HPをご確認ください)
タクシーで約20分
国賀海岸は遊歩道に沿って散策できます。

●通天橋を含む国賀海岸は船に乗って観覧できます。
観光船については隠岐観光にご連絡ください。
Tel:08514-6-0016

2021.7月OA「西ノ島 通天橋」

隠岐郡西ノ島町の国賀海岸にある“通天橋”は、日本海の激しい波風によって大地が削られてできた巨大な岩のアーチです。
その雄大な造形から「天に通ずる橋」と名付けられた通天橋は、赤や黒など色彩豊かな岩肌をしています。
通天橋がある西ノ島は、今から数百万年以上前に起こった火山の噴火や大地の隆起などの地殻変動により溶岩や火山灰の地層が積み重なることでできました。
氷河期を経て海面が上昇したことで、約一万年ものあいだ国賀海岸は波風に浸食され、脆い地層が削られて洞窟が生まれました。
さらに浸食がすすみ、固い地層が現在のアーチ状に残った神秘の造形が“通天橋“です。
通天橋は今なお削られ、姿を変え続けています。

※通天橋の海岸近辺は、特別な許可を得て撮影しました。また、落石の影響で通天橋の下を航行することはできません。

アクセスルート

●松江から通天橋までのルート
七類港から別府港まで:フェリーと高速船
別府港から国賀海岸まで:町営バス(※詳細は西ノ島町HPをご確認ください)
タクシーで約20分
国賀海岸から通天橋まで:國賀浜駐車場からは遊歩道を徒歩

●通天橋を含む国賀海岸は船に乗って観覧できます。
観光船については隠岐観光にご連絡ください。
Tel:08514-6-0016