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山口 音々

川本町に石州和紙をつかった染織家の女性がいます

みなさん、こんにちは。

涼しく過ごしやすい季節になりましたね。

いかがお過ごしでしょうか。

 

先日のいまコレしまねでは、

川本町で活動中の染織家の女性を紹介しました!

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この布、実は県西部の伝統的工芸品「石州和紙」からできています。

 

つくっているのは、町の地域おこし協力隊の山内ゆうさんです。

 

山内さんは安来市の工房で学んだ和紙の染織技術を活かして、

およそ2年前から町の古民家で作品づくりをしています。

 

和紙1枚を1本の長い糸にするのに6時間。

 

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長さ5mほどの布に織るまで(和紙は50枚は必要ということ)

1日10時間の機織り作業をつづけ、

完成まで1か月半かかるそうです。

とても大変な作業です…!

 

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川本町で作品をつくっている理由をお聞きすると、

「石州和紙が伝わる川本町で作品をつくることで、

石見地方に存在していた紙布文化の再建を目指し、

町の人のアイデンティティーを確立したい」

ということです。

 

今後県西部にも若い職人が増えて

伝統工芸が盛り上がると嬉しいなと話してくれました。

 

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これからも素材を活かした作品をつくる予定いうことで、

どんな作品ができるのか楽しみです!

 

彼女の作品づくりのようすをお伝えさせてもらったことで

彼女の作品づくりを応援する方や、

紙布(しふ)職人の仕事に興味を持ってくれる方が

少しでも増えれば良いなと思ました。

 

次回の「いまコレ!しまね」もぜひご覧ください!

投稿者:山口 音々 | 投稿時間:18:57

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