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永井 祥子

永井 祥子

津和野の芋煮

 

津和野の芋煮念願の芋煮をついにいただきました。

きめが細かくとろける里芋。
こくのあるすまし汁のような鯛(たい)のだし。

誰にでも作れる味ではないという感じ。
想像を超えるおいしさでした。

リポートでお伝えした
島根県津和野町(つわのちょう)の「芋煮会」。
地元の人たちが、食を切り口に地元をPRしようと、観光客向けに初めて開きました。
津和野の郷土料理「芋煮」1300食が無料でふるまわれました。

津和野は、「山陰の小京都」ともいわれる観光地です。
津和野町によりますと、観光客は、1979(昭和54)年の152万人をピーク
に、最近は、半分近くの年間85万人にまで落ち込んでいます。

その現実に寂しさや危機感をもち、
「もう1度、観光地・津和野の名前を知ってほしい」と、
地域の人たちは動き出しました。

芋煮会はその第1歩。
津和野が最もにぎわった当時を知る人たちが中心となり一丸となる姿は、
それぞれとてもかっこよかったです。

もともと津和野は大好きな町でしたが、
芋煮会開催に関わる方たちと出会えたことで、
いっそうその気持ちが深まりました。
芋煮の季節はもう終わりますが、
四季を通じて楽しめる津和野を訪れてみてはいかがでしょうか。

写真 芋煮 島根県津和野町 2010年11月

 

投稿者:永井 祥子 | 投稿時間:14:45

永井 祥子

観光シーズン到来


観光シーズン到来島根県津和野町(つわのちょう)で、取材を終えたあと、
「芋煮会をやってる、食べに行こう」と、
少し足を伸ばしてカメラマンと弥栄(やさか)神社に行きました。

しかし、午後2時過ぎ。着いたときにはもう鍋がありませんでした。
芋煮は全部なくなったようです。

津和野町中心部の殿町(とのまち)通りは大型バスや観光客で混雑していたので、
大盛況だったんだろうなと思いました。

芋煮への未練を吹っ切ろうと、
すぐそばの太皷谷稲成神社(たいこだにいなりじんじゃ)へ。
こちらにも大勢の人がいて、いよいよ季節は秋、観光シーズンを実感しました。

「取材したものが、
見てくださる方の心にしっかり伝わるリポートになりますように」と祈願しました。

別れ際にカメラマンが、「芋煮だけが心残りだった」と言っていたので、
よっぽど残念だったのだと思います。
炙り鯛(あぶりだい)のだしで里芋を煮込む
津和野に伝わる秋の味覚「芋煮」。
想像するだけで、おいしそうな香りが漂います。


写真 神社で祈願

投稿者:永井 祥子 | 投稿時間:11:24

永井 祥子

お雑煮日記

お雑煮わたしは、年末からお餅を食べ過ぎています。

おかげで毎日、報道室からお餅のような顔を出してしまい、恐縮です。

 

お餅のなかでも、お雑煮の話に特化します。

私の出身地・富山では、おすましに、煮た角餅、そして具が多めです。

具は主に、にんじん、牛蒡(ごぼう)、厚揚げ、鶏肉、魚のすり身、かまぼこ、煮た

エビなど。

我が家では、時にコーンなど、余った食材も加わります。

最後にみつばを添えます。

 

昨年末、島根県の出雲市でいただいたお雑煮は、

だし汁で丸もちを煮て、刻みのりを散らすというシンプルなものでした。

初めて食べる、具のないお雑煮に少し戸惑いました。

でも塩味がくせになりそうで、とてもおいしかったです。

 

浜田市でも、知り合いの方にお願いして作っていただきました。

この地域のお雑煮も、

だし汁のなかで丸もちを煮て、

黒豆とかつおぶしを添えるという、わりとシンプルなものでした。

たくさん食べなさいと、なんと丸もちが6つも入っていました。

ほんのり甘くておいしかったです。もちろん完食しました。

 

食べ物も食べ方も、地域や家庭によって本当に異なるということを実感します。

 

伸びるお餅のように、

私も島根県内のいろいろな方のもとへ足を伸ばしていきたいと思います。

投稿者:永井 祥子 | 投稿時間:13:57

永井 祥子

〝もっと、ますます〟2010年


〝もっと、ますます〟2010年2009年は、島根県に来て出会ったたくさんの方の温かさに支えられました。

ほんとうに、ありがとうございます。

 

2010年は、島根県のことをもっともっと知りたいです。

もっともっと島根のいろいろなところに訪れたい。

そして、もっともっとたくさんの方とお会いできればと思います。

 

地域で頑張っている人をどんどん紹介していきます。

「見て良かった」と思っていただける放送ができるよう頑張りますので、

どうぞこれからも、よろしくお願い致します。

 

写真は、「2010年もますます良い1年にするぞ~!」と意気込む寅くん。

わたしが愛をこめて描きました。

 

皆さまにとって、ますます幸せな1年となりますように。

 

 

投稿者:永井 祥子 | 投稿時間:17:03

永井 祥子

島根の自慢! 石州半紙(せきしゅうばんし)

楮の刈り取り作業「俺はお前の愛がこもっていれば十分だよ」

 

島根県浜田市にある「石州和紙(せきしゅうわし)会館」の方たちと、

昼食をとっていたときでした。

お弁当を注文した私たちのご飯からは、湯気があがっていました。

しかし、石州和紙職人で、技術者会の久保田彰(くぼた・あきら)副会長の

愛妻弁当のご飯は、冷たくなっていました。

みんなの温かいご飯をうらやましそうに眺めながらも、

奥さんにこう言葉をかけた久保田さん。

キュンとしました。そんな言葉、言われてみたいです。

 

久保田さんは、石州半紙(せきしゅうばんし)を支える凄腕で、

ユーモアがあり、テンポのいい冗談で周りを和ます、すてきな方です。

 

2009年9月、ユネスコの無形文化遺産に登録された「石州半紙」。

 

きれいな和紙ができあがるまで、

多くの方によって、心のこもった地道な作業が積み重ねられています。

 

この日は、石州半紙の原料となる

「楮(こうぞ)」の刈り取り作業を体験させていただきました。

楮は、よく切れる鎌を使っても、びくともしないような硬いものでした。

 

これは石州半紙を作る過程の一部ですが、

「地域の人に支えられて、こういう作業を1つ1つ行うことで、

ふるさとの伝統が支えられているのだな」と思いました。

 

12月28日(月)の「しまねっとNEWS610」は、

時間を拡大して「島根この1年」として放送します。

横山哲也アナウンサーと一緒に、浜田市の「石州和紙会館」から中継する予定です。

職人技や「石州半紙」の魅力をお伝えします!

 

温かいお茶など飲みながら、ゆっくりご覧になってください。

 

 

写真 楮の刈り取り作業

     2009年12月22日(火)午前10時すぎ 

撮影 永井祥子

投稿者:永井 祥子 | 投稿時間:15:31

永井 祥子

益田市の遺跡にて

三宅御土居(みやけおどい)遺跡先日、胸がとどろきました。

何にかというと、「島根県益田市の三宅御土居(みやけおどい)遺跡の発見に」です。

この遺跡は、国の史跡に指定されています。

南北朝時代から安土桃山時代にかけて、

島根県西部の石見(いわみ)地方で最大の勢力を誇った豪族・益田氏が、

平時の住居や政務の拠点とした館の跡です。

 

12月4日(金)にニュースでお伝えしたように、

発掘調査で、現在残っている土塁の内側に、

土塁のような高まりや溝が見つかりました。

 

土塁とは、土を盛り上げて築いた、小さなとりでです。

益田市教育委員会によりますと、

地面をおよそ1メートル掘り起こしたところから見つかりました。

ということは、いま私たちが生活している地面は、当時よりも高い位置にあるということです。

わずかな土の色や質の違いから、当時の様子を分析できます。

 

6日の専門家による現地説明会には、

震える寒さのなか、地元の方をはじめおよそ100人が訪れました。

 

説明を聞きながら、「いま自分が立っているこの場所で、

500年も前に生きた人たちが生活していたのだ」と思うと、なんだか不思議。

もっともっと当時のことを知りたくなりました。

 

地元のお年寄りの方々が、この遺跡について熱心に勉強しています。

「何でも聞いてね」と言ってくださいました。

頼もしいです。

 

 

写真 三宅御土居遺跡   

    2009年12月 6日(日)午前10時すぎ

    島根県益田市

撮影 永井 祥子

 

投稿者:永井 祥子 | 投稿時間:14:48

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