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三上 弥

数字・数詞の〝深さ〟

「どう読む〝114日間〟」の結論は、
「ひゃくじゅうよんにちかん」が最優先の読み方です。
34日間は「さんじゅうよんにちかん」、104日間は「ひゃくよんにちかん」、
1014日間は「せんじゅうよんにちかん」、
10024日間は
「いちまんにじゅうよんにちかん」と読むのが〝ベター〟としています。

数字の読み方に疑問を感じたとき、
放送用語を研究しているグループの担当者に何度か聞いたことがあります。
34日間にしても、114日間にしても、説明は単純明快です。
毎月のカレンダーで馴染みのある31日までは、
慣例になっている読み方で違和感がない。
つまり、4日、14日、24日は、
「よっか」、「じゅうよっか」、「にじゅうよっか」というわけです。
32日以降であれば、
もともとの数字の読み方を優先させるのが自然だということでした。

放送用語では、
どちらが正しい、間違いだと決められる事例ばかりではなく、
一定の法則や基準、優先順位のある場合も少なくないのです。
日本語はそう簡単ではありません。

「部屋」の数え方も迷いが生じやすい事例です。
3部屋、4部屋、10部屋は、
それぞれ「みへや」「よへや」「とへや」と読みます。
4部屋では「よんへや」も認められているものの、
最優先は「よへや」です。
新しい建物ができたときや、火事のニュースなどでは気を遣います。

鳥を数えるときの「羽」も、しっかり覚える必要があります。
3羽、6羽、10羽は、
「さんば」、「ろっぱ」、「じっぱ」が最優先です。

ニュースや番組で数字や数詞に関する表現が出てきたときは、
こうしたこだわりがあることを感じていただければと思っています。



 

投稿者:三上 弥 | 投稿時間:17:08

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