局長 平元 亨

2021年02月26日 (金)まさに青天の霹靂です~お世話になりました~(局長 平元 亨)


 

私事で恐縮ですが、この度、3月1日付で本部に異動することとなりました。まさに青天の霹靂です。群馬県での1年と8か月あまり、県民のみなさまに支えていただきながら、多くの思い出深い経験をさせていただきました。心より感謝申し上げます。

2021年度、NHKは新しい経営計画でお示しした改革元年として、前橋放送局もこれまでにないほど盛りだくさんの取り組みを予定しております。前橋放送局の職員・スタッフ「力あわせる200余名」と共に、地域のために働けることを楽しみにしておりましたが、後任の西村 理(にしむら おさむ)にしっかりとバトンを引き継ぎますので、引き続きよろしくお願い致します。

かつてない不確実性を伴いスタートした2021年、コロナ禍により私たちの生活は一変しました。私たちの誰もが、これまで全く経験したことのない状況の中で、ポストコロナ、ウィズコロナなどのキーワードと共に、「人が移動する」「人と会う」といった、これまで当たり前だと思っていた価値観の見直しに迫られ、新しい生活様式を模索しています。今ほど「人と人とが接して育まれる絆」というものの大切さを痛感する時はありません。不確かな情報に惑わされず、私たちは、ウイルスを正しく知り、正しく恐れ、お互いに敬い、励ましあい、団結して、自分が今出来ることをそれぞれの場所で行うことが大切ではないかと考えます。NHKは、みなさまの役に立つ、正しい情報とサービスの提供に、これからも努めてまいります。

新天地となる首都圏局は、関東甲信越地方の各地域放送局の拠点機能と地域サービスの更なる充実・強化を目指し、昨年8月に発足した新しい組織です。自分に出来ることは限られますが、新しいNHKらしさを追求しつつ、引き続き群馬愛を育み、地域への貢献を果たしていけたら幸いです。

一日も早いコロナの終息と、みなさまの益々のご健康とご多幸を心より祈念致します。ありがとうございました。

 

投稿者:局長 平元 亨 | 投稿時間:11:17 | 固定リンク

2021年02月01日 (月)『麒麟がくる』の次には『青天を衝け』がくる!(局長 平元 亨)


 

新型コロナウイルスの影響により、放送スケジュールが異例の越年となった大河ドラマ『麒麟がくる』も、残すところ(この原稿を書いている1月28日時点で)あと2回(第43回:1月31日放送予定、第44回(最終回):2月7日放送予定)となりました。

多くの謎に包まれた“本能寺の変”に向け、友情を超えた関係である光秀と信長の姿が、最後にどのように描かれるのか?乱世の終わりにやってくるという“麒麟”は果たして現れるのか?出演者のみなさんが、雑誌のインタビューなどで、次々とコメントを寄せています。

「約1年7か月もの間、視聴者のみなさんに光秀の心の機微を感じていただけるように演じてきました。
彼の人生をしっかりと生きた感じがします。光秀に感情移入していただけたら嬉しいです。(光秀役:長谷川博己さん)」
「長く信長を演じてきて、職業を聞かれたら、“織田信長です”と言いそうになるほど、自分の中では信長が熟しています。本能寺の変の台本を読んだ時には、鳥肌が立つほど感動、興奮しました。(信長役:染谷将太さん)」
「見たこともない戦国ドラマの結末をぜひお楽しみに。(秀吉役:佐々木蔵之介さん)」
「残りの2回の台本を読んでしびれました。(家康役:風間俊介さん)」

物語のクライマックスに向け、目が離せません。どうぞ、お楽しみに!

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『麒麟がくる』の次には、第60作目となる大河ドラマ『青天を衝け』が、いよいよ2月14日から放送スタートの予定です。主人公は、今年の11月で没後90年となる新1万円札の顔としても注目される“渋沢栄一”です。
みなさんは、“渋沢栄一”と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?「雲の上の経済人」?「順風満帆な成功者」?

「富岡製糸場の事業立ち上げにかかわった人」としても群馬県にはゆかりの深い人物ですが、実はその人生は決して順風満帆ではありませんでした。意外に知られていませんが、やることなすこと裏目に出てばかり。波乱万丈です。
しかし、倒れそうになりながらも踏ん張って確かな成果を残していく。まるで“おきあがりこぼし”のような人生だったと言われています。

その最大の武器は「誠意」。頼まれるとどこにでも飛んで行って力を貸す。その人柄が人を引きつけ、数々の偉業を成し遂げたのです。番組の制作責任者は「そんな愛すべき人物を、“青春”というキーワードでみずみずしく描きたい」と言っています。

日本資本主義の父”と称される渋沢栄一は、約500もの企業を育て、同時に約600の社会公共事業にも関わりました。晩年は民間外交にも力を注ぎ、ノーベル平和賞の候補にも2度選ばれています。幕末から明治へ、時代の大渦に翻弄され、挫折を繰り返しながらも、青天を衝くかのように高い志を持って未来を切り開きました。「緻密な計算」と「誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢栄一は、まさに“生涯青春の人”だったのではないでしょうか。
主演の吉沢亮さんは、硬軟自在な演技で魅せる若手の実力派。豪華キャストも続々と発表されています。
安中市内には、渋沢栄一の生家や畑を模した大規模な屋外セットを作り、撮影を進めています。

少子高齢化が進み、人口減少に拍車がかかる日本社会。右肩上がりの成長が期待できない時代にコロナ禍による追い打ち。私たちはいったい、これからどう歩むべきなのでしょうか?逆境の中でこそ力を発揮した渋沢栄一の人生を見つめることで、私たちの生きるヒントが見つかることを信じたいと思います。

2021年『青天を衝け』、若き心で挑戦を続けた男・渋沢栄一との出会いに、どうぞご期待ください!

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投稿者:局長 平元 亨 | 投稿時間:11:00 | 固定リンク

2021年01月04日 (月)2021年の年頭にあたり(局長 平元 亨)


 

 2021年の年頭にあたり、一言ご挨拶申し上げます。

 新型コロナウイルスの感染拡大により社会は一変し、未だ先行きが見通せません。お亡くなりになられた方には謹んでお悔やみを申し上げますとともに、闘病されている方の一日も早いご回復をお祈りし、医療従事者をはじめ、社会のシステムを支えるすべてのみなさまに対して、改めて感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございます。
 こうした社会状況では、正確で信頼される情報を迅速にお届けすることが重要だと考えます。NHKは、みなさまの役に立つ正しい情報とサービスの提供に努め、「きずな」が希薄化しつつある社会においてこそ、情報を通じて「社会のきずな」となる役目を果たしていきたいと考えます。

 今年は、次期中期経営計画の初年度として、「新しいNHKらしさの追求」をキーフレーズとして掲げ、多様で質の高い充実したコンテンツをより最適な媒体を通じ、合理的なコストで提供し続ける情報の社会的基盤として、受信料の価値の最大化に取り組んでまいります。

 昨年は連続テレビ小説や大河などのドラマ制作もコロナの影響を受け、大河ドラマ「麒麟がくる」の放送スケジュールも異例の越年となりました。2月14日からは、群馬県ともかかわりの深い渋沢栄一翁が主人公となる大河ドラマ「青天を衝け」の放送がスタートする予定です。安中市内に大規模な屋外セットをつくり、撮影を続けています。どうぞご期待ください。 また、2021年の公共メディアキャンペーンでは、これまで取り組んできた3つのテーマ「防災・減災」「ウィズコロナ」「就活生応援」に「SDGs」を加え、「未来へ 17アクション」をスタートさせます。SDGsの重要なテーマに向き合い、持続可能で多様性のある社会の実現を目指し、番組をはじめとする様々な活動を通じて、豊かな未来に向けて17の目標を達成するためのきっかけづくりに取り組みます。

 NHK前橋放送局のミッションステートメントは、
 ▼地域へのリスペクトの更なる向上
 ▼スリムで強靭な組織運営による受信料の価値の最大化
 ▼プロ集団としての全局体制の一層の推進
 の3点です。

 そして、
 ①防災・減災につながる報道で、県民の安全・安心、命と暮らしを守るために全力を尽くします。
 ②「東京オリンピック・パラリンピック」に向け、聖火リレーやホストタウン、地元出身のアスリートの話題を積極的に取り上げます。
 ③8月に局舎が50年を迎えることにあわせ、より地域に親しまれ、信頼される放送局を目指します。前番組を引き継いで今年10年目を迎える「ほっとぐんま630」を更に充実させ、関心が高いテーマや地域に密着した話題を積極的に取り上げるとともに、北関東エリアの放送局との連携も模索するなど、視聴者のみなさまの期待に応えます。
 ④群馬の多彩な文化を発信し、知名度の向上と地域の活性化に貢献します。
 ⑤次世代技術、テレワークで注目される移住の現状、外国人との共生など、群馬から未来の日本社会のヒントとなる情報を発信します。
 ⑥正確・迅速、公平・公正な選挙報道に努めます。

 これら6つを重点方針に掲げ、職員・スタッフ一丸となって取り組んでまいります。今年もよろしくお願い致します。

 

投稿者:局長 平元 亨 | 投稿時間:10:00 | 固定リンク

2020年12月01日 (火)たすけあいの精神は時代を超えて(局長 平元 亨)


 

 今年もあと1か月余りとなりました。毎年12月になると、全国のNHKでは、いわゆる「たすけあい」を行います。
 今年で70回目を迎える「NHK歳末たすけあい」、38回目を迎える「NHK海外たすけあい」は、毎年恒例の社会福祉事業として、また年末の風物詩として広く社会に定着してきました。

 「NHK歳末たすけあい」は、1951(昭和26)年、NHKから中央共同募金会に対して、社会福祉事業への理解促進を目的とした放送を通じての募金活動を申し入れたことをきっかけに、主催にNHK、ラジオサービスセンター(現在の一般財団法人NHKサービスセンター)、後援に中央共同募金会という形でスタートしました。その後、当時の厚生省により、国内の社会福祉のための各種募金行為を中央共同募金会に一元化しようとする動きがあり、1954(昭和29)年に「NHK歳末たすけあい」はNHKと中央共同募金会による主催事業となりました。また、1961(昭和36)年からは、社会福祉法人NHK厚生文化事業団が主催に加わりました。共同募金会が寄付金を受け付け、管理、集計、助成を行い、各都道府県の共同募金会から、その都道府県内の支援を必要とする子どもたちや体の不自由な方々、介護を必要とするひとり暮らしのお年寄り、福祉施設などに助成されています。
 「NHK海外たすけあい」は、1983(昭和58)年にテレビ放送開始30周年を迎えたNHKと、国際赤十字創設120周年を迎えた日本赤十字社が、記念事業として共催で実施したことに端を発します。当時、視聴者のみなさまからは、海外の諸災害についてNHKに海外救援の一層の働きかけを望む声が集まっており、海外救援・援助活動の分野を拡張・強化する必要を感じていた日本赤十字社と足並みを揃えて実施しました。日本赤十字社が寄付金を受け付け、管理、集計、事業の実施にあたり、世界各地の紛争や自然災害、病気などに苦しむ人々のため、海外における救援事業や長期的な視点に立った開発協力事業を行います。
 1984(昭和59)年からは、「NHK歳末たすけあい」「NHK海外たすけあい」毎年12月1日~25日の同じ期間で実施することとし、相互に効果を発揮するキャンペーン活動として展開しています。

 また、今年の7月からは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中央共同募金会や日本赤十字社など各団体が取り組む募金や支援活動を、NHKが放送などで紹介していく取り組み「NHKウィズコロナ・プロジェクト みんなでエール」を始めました。NHKでは新型コロナウイルスと向き合う人々、新しい生活の中で頑張る人々に寄り添い、応援・支援をしてまいります。


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投稿者:局長 平元 亨 | 投稿時間:10:00 | 固定リンク

2020年10月30日 (金)群馬の魅力とは?(局長 平元 亨)


 

 今年も民間シンクタンクによる「全国都道府県別魅力度ランキング」なるものが発表され、群馬県は前年度から5ランクアップし、過去最高位となったものの40位でした。この調査結果に関しては、知事も疑問を呈し、内容をよく分析するとの見解を表明しました。群馬県に住んでいると、「こんなに魅力にあふれているのになぜ?」と思うこともしばしばです。県民のみなさまはどのようにお感じになっているのでしょうか?今後の県の調査を見守りたいと思います。

 NHK前橋放送局では、群馬県の魅力や話題を広く内外に発信することに努め、地域のみなさまの役に立つ放送局を目指して、日々取り組んでいます。
 この度、前橋局としては初の試みとなるNHK新潟放送局とのコラボレーション企画として、群馬と新潟両県の魅力を訪ねるバラエティー紀行番組が完成し、今夜から2週にわたって両県で同時放送することになりました。

★ぐんまスペシャル「新潟×群馬 SWITCH旅 峠で握手!」
  2020年10月30日(金)<前編>
  2020年11月 6日(金)<後編>

  総合テレビ(群馬県域・新潟県域)19:30-19:57

 番組では、群馬と新潟両県の出身タレント2組が、「相手の県の良さを見つける」ミッションを与えられ、街道沿いの歴史や文化、人々とふれあいながら、県境にある三国峠の頂上での出会いを目指すという内容です。どうぞご期待ください。

 

投稿者:局長 平元 亨 | 投稿時間:13:48 | 固定リンク

2020年10月01日 (木)2020年度の下半期スタートにあたり(局長 平元 亨)


 

2020年度も折り返しとなりました。NHKでは年度の上半期と下半期で、番組の放送計画などを見直す、いわゆる番組改定をします。今年度の下半期は9月28日(月)がスタートで、総合テレビでは、平日の午前10時台には新しく「NHK地域局発」を、午後1時台には「列島ニュース」の放送を始めました。地域放送局が制作した番組や地域のニュースを、全国に向けてきめ細かく発信することが可能になりました。ちなみに、前橋放送局から群馬県のみなさまにお届けしている「ほっとぐんま630」などの地域情報番組や地域のニュースなどは変更せず、今後も引き続き内容の充実に努めてまいります。

 

【参考】NHK前橋放送局の地域放送

<総合> 
気象情報・おしらせ                  月~金   11:57~12:00
ほっとぐんま630             月~金   18:30~19:00
ぐんまスペシャル            金曜(随時)   19:30~19:57

<FM>
天気予報・交通情報                  月~金  11:50~12:00
ニュース・天気予報            月~金  12:15~12:20
ニュース・天気予報・交通情報  月~金     18:50~19:00

 

また、今月からは受信料の「値下げ」を実施します。
すでに実施している4つの負担軽減策(①社会福祉施設への免除拡大、②奨学金受給対象などの学生への免除、➂多数支払いにおける割引、④設置月の無料化)と、昨年の消費税率引き上げに伴う受信料額の据え置きとあわせて、視聴者のみなさまに受信料の還元を行います。

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NHKは、みなさまの暮らしを守り、暮らしに役立つ放送・サービスの充実に努めるとともに、自ら不断の改革に取り組み、今後も受信料の価値を最大限に高めてまいります。

 

投稿者:局長 平元 亨 | 投稿時間:10:41 | 固定リンク

2020年09月01日 (火)前橋局のコア・コンピタンス(局長 平元 亨)


NHKは先月4日に次期三か年経営計画の概要を機関決定し、公表しました。キーワードは、「新しいNHKらしさの追求」です。

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みなさまにとって、「NHKらしさ」とは?そして「NHKに求めるもの、期待すること」は何でしょうか?

NHKを取り巻く環境は大きく変化しています。人口・世帯数の減少等により、いずれ受信料は減収局面を迎えると言われています。そして、動画コンテンツの視聴・利用環境の変化など、放送業界は大きな転換期を迎えています。

NHKは、減収局面でもコンテンツへの投資を充実させ、視聴者・国民のみなさまが求める多様性・質の高さを実現するため、職員一人一人の創造性を最大限に生かせるスリムで強靭な組織への構造改革に取り組む決意をしました。

構造改革をしながら5つの重点投資方針を掲げ、その中の一つに「安全・安心を支える」という項目を明示しました。NHKとしては、やはりここは絶対に外せない変わらぬ価値観として、組織の存在意義になっていると言っても過言ではありません。

我々の生命・財産を脅かすもの、すなわち自然災害に対する報道は、NHKの報道の大きな柱の一つです。

なぜNHKは、災害報道、とりわけ「防災・減災」「緊急報道」「復興支援」に取り組むのでしょうか?

堅苦しい話で恐縮ですが、それは「災害対策基本法(6条)で、報道機関として唯一の指定公共機関に定められている」ことを根拠としています。電気、ガス、水道、通信などの公益事業とともに、防災に寄与する責務があるのです。また、放送法(108条)でも、災害の被害軽減に役立つ放送を義務付けられています。

防災・減災報道は、NHKの使命であり、その重みを認識して万一に備え、災害時には、人々の命と暮らしを守るための情報発信に全力を尽くすということです。ただ、個人的には、単に法定化されているからということだけではないような気がしています。

私は若い頃、渋谷の放送センターの報道局という部署で、経理と庶務の仕事をしていたことがあります。事件や事故、災害などの緊急報道の現場で、後方支援という仕事に携わった経験からすると、職種を問わず、報道現場に関わる職員・スタッフの熱量、使命感は尋常ではなく、そうしたことも一種のNHKらしさではないかという印象を持っています。私は、寝食を忘れて、被災者に寄り添い、取材する多くの同僚を知っています。組織の業務が法定化されている部分と、組織に所属する人間の意識がそうした雰囲気を作り出している面もあるのではないかと思います。まさしく、組織は人のやる気と熱意で成り立っていると感じています。

近年の災害は、広域化、長期化、激甚化の傾向が顕著です。災害の危険が切迫している時など、状況に応じて、視聴者のみなさまが必要とする情報を、テレビ、ラジオ、データ放送のみならず、ホームページ、スマートフォンのアプリなど、デジタルを含めた様々なメディアを活用してきめ細かく伝えることが重要となってきています。

そして、今年は、未だに収束の見通しが立たない新型コロナウイルスについても、日々、報道を続けています。

これは、今年の3月13日に成立した新型コロナウイルス対策の特別措置法が、これまでの「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の対象に「新型コロナウイルス感染症」を追加したことを内容としており、元々、2013年に施行された「新型インフルエンザ等対策特別措置法」で、NHKは指定公共機関として、放送の維持継続を責務としているためです。

群馬県は比較的災害に強いという安全神話がありますが、そうした神話に安住することなく、県民のみなさまとともに50年、みなさまの命と暮らしの安全を守るため、これまでも、そしてこれからも、NHK前橋放送局は地域のみなさまの役に立つ、正確で迅速な情報発信に、職員・スタッフ一同、全局をあげて取り組んで参ります。それが、みなさまの信頼を大前提としたNHK前橋放送局の価値であり、コア・コンピタンスであると信じています。

投稿者:局長 平元 亨 | 投稿時間:09:00 | 固定リンク

2020年08月03日 (月)見える、カンドウ。NHKBS4K、BS8K(局長 平元 亨)


 いつもご覧いただき、ありがとうございます。漸く長かった梅雨も明け、待ちに待った夏の到来を感じられる季節となりました。依然として、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?恐らく、ご自宅などで過ごす時間が増えているのではないでしょうか。そこで、今回は4K8Kについて、少しご紹介させていただこうと思います。

 テレビは、画面を構成する微小な素子(画素)の一つ一つが光り、文字や動画などを描き出しています。テレビ映像のきめの細かさや美しさは、画素数がカギを握っています。従来のテレビは横1920×縦1080の画素で画面を構成していますが、4Kテレビは横3840×縦2160、8Kテレビは横7680×横4320。それぞれ横方向の画素数がほぼ40008000になることから、4K8Kと呼んでいます。そして、これまでのハイビジョン(2K)をはるかに超える画素数(4Kは2Kの4倍8Kは2Kの16倍)で、明暗のコントラストを自然そのままにしっかり描き出すハイダイナミックレンジ(HDR)技術や、リアルな色を表現する広色域技術22.2チャンネルの立体音響技術ともあいまって、超高精細でリアルな映像を映し出します。

 この4K8Kは、2018年12月から衛星放送を使った本放送を開始し、最近はBS4KBS8Kとして、かなり知名度も上がってきたのではないかと思います。

 NHK前橋放送局では、群馬の誇る「尾瀬」8Kカメラで撮影し、昨年は「尾瀬 知られざる水の世界」、今年はその続編となる「知られざる水の世界 尾瀬の四季」という特別番組を制作し、BS4KBS8Kで放送しました。「知られざる水の世界 尾瀬の四季」では、水中ドローンカメラを駆使し、“竜宮現象”の謎を解明しました。8月にBS8Kで何回か再放送を予定しています

 また、県内でBS8K番組を気軽にご覧いただけるよう、BS8K公開キャラバンを新たにスタートさせました。8月20日までは、老神温泉にある利根観光会館のロビーで公開中です。お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。

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【写真】NHK前橋放送局のBS4K、BS8K公開キャラバンセット

 そして現在、全国のNHK、イベント会場、家電量販店、ケーブルテレビ局などでは、「NHK超絶体験BS4K8Kキャンペーン」も展開中(2021年3月末まで)です。この機会に、超絶体験をしてみませんか?https://www.nhk.or.jp/bs4k8k/4k8kcampaign/

※なお、このキャンペーンは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一部の施設では体験の中止や公開時間を変更している場合がありますので、詳しくは最寄りのNHKまでお問い合わせください。

 

投稿者:局長 平元 亨 | 投稿時間:18:48 | 固定リンク

2020年07月01日 (水)前橋放送局は「力あわせる200余名」(局長 平元 亨)


 

 2020年も半年が過ぎ、折り返しとなりました。前回は前橋放送局の歴史をご紹介させていただきましたが、今回は、前橋放送局の組織(=人)についてご紹介したいと思います。

 NHKは、国内に54局所(47都道府県の県庁所在地の他、北海道と福岡県内には複数あるため)と海外に30か所の取材拠点を構えています。

 前橋放送局は国内54局所のうちの1つで、ニュース取材や番組制作業務を担う放送部、番組を制作・送出する技術業務と放送電波のあまねく送受信業務を担う技術部、受信料関係業務を担う営業部、そして、総務、経理、番組編成、イベント業務などを担う企画編成部という4部制を敷いており、職員とスタッフ(非常勤を含む)は総勢で200名余り。其々が公共メディア人としての高い意識と専門性を兼ね備えたプロ集団です。上毛かるた風に言えば、「力あわせる200余名」ということになろうかと思います。
 新人職員は毎年配属され、今年は記者2名、ディレクター1名、営業1名の計4名の新人が配属されました。今後、新人たちがニュース取材や番組制作、受信料業務で皆さまのところにお伺いした際には、よろしくお願い致します。

 新型コロナウイルスの影響により、社会はなかなか見通せない状況が続いています。「withコロナ社会」においても、NHK前橋放送局の職員・スタッフは“力をあわせ”て、皆さまの役に立つ確かな情報を、より迅速により分かりやすく、国内はもとより全世界に向けてお届けしてまいります。

 

投稿者:局長 平元 亨 | 投稿時間:13:40 | 固定リンク

2020年06月01日 (月)「電波の日」によせて(局長 平元 亨)


 

この度の新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々に、心よりお悔やみ申し上げますとともに、入院・闘病生活をされておられるみなさまの一日も早いご回復と、事態の早期終息を祈念します。そして、医療従事者のみなさまのご努力に、改めて感謝と敬意を表します。

さて、みなさまは6月1日が何の日かご存じでしょうか?

答えは「電波の日」です。

「電波の日」とは、電波法、放送法、電波監理委員会設置法(※1952年に廃止)といういわゆる電波三法が昭和25(1950)年6月1日に施行され、電波の利用が一般開放されたことを記念して、当時の郵政省(現在の総務省)が制定しました。

NHKを規定する放送法が施行され今年で70年となる「電波の日」によせて、今回はNHK前橋放送局の歴史について、少しご紹介させていただこうと思います。

NHKの前身である社団法人東京放送局が、初めてAMラジオ放送を開始したのが大正14(1925)年3月22日。NHK前橋放送局の前身の前橋放送局(JOBG)は、昭和8(1933)年6月23日にAMラジオ局として、旧前橋市南曲輪町(現在の群馬ロイヤルホテルのあたり)に開局しましたが、日中戦争が始まり、昭和13(1938)年の暮れに電波停止、前橋出張所となりました。その後、太平洋戦争を経て、終戦後の昭和25(1950)年6月1日、件の放送法により、特殊法人日本放送協会(NHK)が発足。昭和28(1953)年にはテレビ本放送、そして昭和35(1960)年にはカラーテレビ放送が始まります。

NHK前橋放送局が県域FM放送(当時はJOAP、現在はJOTP)を開始したのが、昭和45(1970)年3月20日。翌年の8月16日には現在の前橋市元総社町に局舎が完成しました。平成に入り、平成元(1989)年には衛星放送、平成3(1991)年にはハイビジョン放送、平成12(2000)年には衛星デジタル放送が始まりました。平成15(2003)年から段階的に始めた地上デジタル放送が完了したのが平成24(2012)年。同年4月2日には、前橋放送局として初の県域テレビ放送「ほっとぐんま640」を開始しました。平成30(2018)年にはBS4K8K放送が始まり、令和2(2020)年4月には放送のインターネット同時配信をスタートさせ、NHK前橋放送局の県域テレビ放送も「ほっとぐんま630」としてリニューアルしました。

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今や電波は、テレビ・ラジオ放送や携帯電話などの身近なものから、警察、消防・救急、防災などの公共性の高い無線通信、更には医療、交通、ドローン、ロボットにまで利活用されるなど、私たちの生活に欠かせないものとなっています。電波はこれからも私たちの生活をより便利なものにしていくために利用されることでしょう。NHKとしましても、限られた電波を有効活用し、みなさまの役に立つ、正しい情報とサービスの提供に、これからも努めてまいります。

NHK前橋放送局が開局した当時の面影を今も伝えているものが前橋市内にあります。みなさまよくご存じの「前橋市中央児童遊園 るなぱあく」内にある「ラジオ塔」です。「ラジオ塔」は、昭和8(1933)年に、NHK前橋放送局が開局したことを記念し、NHKと東京電力が県民のみなさまにラジオに親しんでいただこうと作ったものです。

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「るなぱあく」は現在、新型コロナウイルスの影響により、今月中旬までの予定で休園していますが、再開した暁には是非一度訪ねてみてください。昭和の息吹が感じられると思います。

 

投稿者:局長 平元 亨 | 投稿時間:18:21 | 固定リンク


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