2022年12月01日 (木)一歩ずつ、そして、また一歩。
2022年もあとひと月となりました。
群馬県内も社会経済活動が再開し、長引くコロナ禍で中止となっていた様々な行事が3年ぶりに開催されるなど活気を取り戻しつつあります。しかしながら、第8波への懸念も高まっています。引き続き、注視していかなければならない状況が続きそうです。皆さんにおかれては、くれぐれも感染予防にご留意いただきたいと思います。
さて、今年は、ロシアのウクライナへの軍事侵攻が起こり、物価高騰や円安の深刻な影響が県内で暮らす私たちの日常生活にも及んでいます。食品などの値上げのニュースは、私たち前橋放送局も毎日のようにお伝えしています。輸入飼料が高騰し厳しい経営を迫られる県内の畜産業者などのニュースには胸が痛みました。
一方、地域再生に向けた支援も動き出し、今後の県内経済の回復に期待する企業の声も聞かれるようになりました。さらに、在留外国人およそ6万人が暮らす群馬県には、ウクライナから避難してきた人たちが多く暮らすようになっていますが、そうした方々への支援の輪が県内に広がっている話題は、群馬県が培ってきた「多文化共生」への取り組みが実を結んでいる証だと実感しています。
NHK前橋放送局では、県民の皆さんが必要とする多様で地域密着の情報、溢れんばかりのぐんまの魅力を、平日午後6時30分のニュース・情報番組「ほっとぐんま630」や金曜午後7時30分の「ぐんまスペシャル(随時)」でお届けしています。引き続き、公共メディアとして、皆さんの役に立てるよう、その使命を果たしてまいります。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
投稿者:局長 西村理 | 投稿時間:10:00