2021年03月16日 (火)震災10年インタビュー④「苦しんでいる人をおもんぱかる世の中に(阿部 光裕 住職)」(川崎 寛司)



東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故から10年。『ほっとぐんま630』では、3月5日から毎日、この問題に最前線で向き合ってきた人たちのインタビューをお届けしました。

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第4回の3月10日(水)は、福島市にある常円寺の住職、阿部 光裕(こうゆう)さんです。
阿部さんは、原発事故で不安を抱えた被災者に寄り添う活動を続けています。

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こうした経験は、いまの新型コロナウイルスに翻弄される世界でも生かせると話していました。以下、阿部住職のインタビューを一部、記させていただきます。

川崎)ふるさとを失う、なかなか自宅に帰れないでいるということは、ご本人にとっては本当に大きいことだと思いますが。

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大きい。何でもそうですが、その当事者にならないと、その人の心の中や思いはわからない。人間は知恵の生き物だから、人の気持ちをおもんぱかって、寄り添える人間であってもらいたい。

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このコロナ禍で苦しんでいる人に対し、「自分がもしその立場に立ったならば、どうなんだろう」と思いながら、日常に気をつける。

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そして、苦しんでいる人には思いを寄せる。お互いが、人としての知恵を持って温かく生きていく姿があればと思います。

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世界ではまともな検査や医療を受けられず、コロナ禍で命と向き合い、苦悩している人が大勢いることを考えると、世界中いたるところでつながる世の中であってもらいたい。

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だから、群馬の人も福島の人も、われわれが知らない国の子どもたちを思ってみたり、あるいは、そういう国の人たちが、行ったことがない日本の福島や群馬の人を思ってみたり、そういうことが自然にできる世の中になっていけたらと思います。

以上、阿部住職のインタビューでした。

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(右は、一緒に取材し、撮影を担当した前橋局の八重樫チーフディレクター)。

阿部さん、ありがとうございました。

 

投稿者:川崎寛司 | 投稿時間:10:00

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