2021年03月10日 (水)これが群馬の"いいカンジ"⑥"階段ひな人形"に込めた思い
皆さん、こんにちは。
3月3日(水)の『ほっとぐんま630』で放送した『これが群馬の“いいカンジ”』。
6回目のこの日の話題は、ひな祭り。
ですが、ただのひな人形ではありません。飾られているのは、階段なんです。
階段を使ったひな人形7段飾りです。
この“階段ひな飾り”は、高崎市の和食店『つかさ』の1階から2階に上がる階段に飾られています。
なぜ、階段にひな人形を?
店主の後閑泰司さんは「2階は宴会場ですが、新型コロナウィルスの影響で、この1年、2階を使ったのはたったの1回だけ。階段が寂しくて殺風景だったので、ひな人形を飾ってみました。お客さんからの評判も上々です」と話してくださいました。
このひな人形、16年ぶりに飾られたそうです。つまり、16年間、この箱に入っていました(箱はその一部です)。
そして、久しぶりに開けたひな人形の箱からは、ひな人形と一緒に、16年前は小学校3年生だった子どもさんの国語のテストが出てきたそうです。
後閑さんは、「この16年、桃の節句をお祝いできないほど忙しく働いてきました。でも今は、その忙しさがコロナの影響でなくなってしまいました。営業時間の短縮要請も解除されたので、これから、また家族と一緒に、店の“再生”に向けて頑張っていきます」と話していらっしゃいました。
私たちも、応援しています。
コロナ禍でも前を向いて頑張ろうという思いがこもった後閑さんの“階段ひな飾り”は、“いいカンジ”でした。
後閑さん、妻の幸子さん、ありがとうございました。
ちなみに、後閑さんは、先月・2月の“いいカンジ”の放送をご覧になられて、NHKに投稿を送って頂きました。“いいカンジ”の投稿をいただいた方のところに伺って生中継をさせて頂いたのは、今回が初めてでした。私自身もこうした双方向のやりとりが放送で実現でき、とってもうれしいです。今後も投稿をいただいた方のもとに伺って、県内の“いいカンジ”を発信したいと思います。
番組ではあなたの“いいカンジ”を募集しています。
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投稿者:川崎寛司 | 投稿時間:10:00