料理

野崎洋光の簡単アレンジ! 缶詰レシピ
かに缶、帆立て缶編

かに缶、ホタテ缶、オイルサーディン。
使い慣れない缶詰で、絶品の和食を。缶詰だからこそ手軽にできます。

公開日:2020年1月30日

いただきもののかに缶や帆立て缶に、いつも同じ料理になりがちなオイルサーディン。
あまり使い慣れていない缶詰を持て余して、賞味期限切れになってしまったってことありませんか。
日本料理界の巨匠・野崎洋光さんの手にかかればそんな缶詰が、華やかなごちそうに。
オイルサーディンは、ゆでたなすと一緒にのりで巻いて、磯辺焼きに。
帆立て缶は、トマトと一緒に卵でとじて。
かに缶は、かにの華やかな風味とうまみを生かした混ぜご飯にします。

おもてなしの料理としても、喜ばれること間違いなし!ぜひお試しください。

なすとオイルサーディンの磯辺焼き

オイルサーディンの油っぽさを消すために、ゆでなすと一緒にのりで巻きます。
塩けがあるので、味付けも不要。洋風のイメージがあるオイルサーディンが、和の一品に。

【材料】(4人分)

オイルサーディン(缶詰/大きめタイプ) 1缶(100g)
なす 2コ
さやいんげん 2本
焼きのり(全形) 2枚
卵白(こしたもの) 適量
サラダ油 適量
しょうゆ 適量

【つくり方】

  1. 1なすはヘタを切り落とし、縦半分に切る。鍋に湯1Lを沸かし、なすの切り口を上にして入れ、落としぶたをして2分間ゆでる。なすを取り出して巻きすではさみ、皿数枚をのせて軽くおもしをし、そのまま冷ます。いんげんも熱湯で色よくゆでて取り出し、長さを2~3等分に切る。
  1. 2のりは1枚を半分に切り、なす1切れを切り口を上にしてのせる。缶汁をきったオイルサーディンの1/4量をのせてはさみ、のりで巻き、端に卵白をつけてとめる。残りも同様にして4本つくる。
  1. 3フライパン全体にサラダ油を薄くひいて中火で熱し、2をのりをとめた部分を下にして入れる。転がしながら焼き、のりが締まってきたら取り出して冷ます。食べやすい大きさに切って器に盛り、しょうゆをたらしていんげんを添える。

メモ

・のりを焼くと、つやが出てパリッとする。
・ムラなく焼けるよう、のりの様子を見ながら丁寧に転がす。

帆立て貝柱とトマトの卵とじ

缶汁を豆乳と煮て、少しゆるい卵とじに。温かいご飯にかけてもおいしい。
卵は、2回に分けて入れることで、食べるときにしっとりとした半熟のおいしさが味わえますよ。

【材料】(2人分)

帆立て貝柱の水煮(缶詰) 1缶(125g)
2コ
トマト(小) 1コ(100g)
しょうが 20g
わけぎ 1本
青じそ 3枚
 
〈A〉
豆乳(無調整) 100ml
50ml
缶汁 50ml
うす口しょうゆ 小さじ2

【つくり方】

  1. 1トマトはヘタを取り、反対側に十文字の浅い切り込みを入れて熱湯に入れる。皮がめくれてきたら水にとって皮をむき、一口大に切る。しょうがは粗みじん切りにする。わけぎは3cm長さに切って水にしばらく放し、水けをきる。青じそはせん切りにして水でサッと洗い、水けをきる。帆立て貝柱の水煮は缶汁を取り分ける。卵は割りほぐす。
  1. 2鍋に〈A〉を混ぜ合わせ、帆立て貝柱の水煮、トマト、わけぎ、しょうがを入れて中火にかける。
  1. 3煮立ち始めたら溶き卵の半量を回し入れる。ひと呼吸おいて、再び煮立ってきたら残りの卵を回し入れ、半熟状になったら器に盛り、青じそを散らす。

かにとみつばの混ぜご飯

かにのほぐし身は炊き込まず、蒸らしのタイミングで加えて上品な風味を生かします。かに本来のうまみを生かすため、調味料はシンプルに。

【材料】(2~3人分)

かにのほぐし身(缶詰) 1缶(100g)
みつば 適量
2合
 
〈A〉
300ml
うす口しょうゆ 大さじ2
大さじ2

【つくり方】

  1. 1米は洗って15分間ほど水に浸し、ざるに上げて15分間おいて水きりする。

メモ

米の表面についた水をきっておくことで、粒立ちよく炊き上がる。

  1. 2炊飯器の内釜に1の米と〈A〉を入れて混ぜ、早炊きモードで炊く。かにのほぐし身はガーゼに包んで軽く絞り、汁けをきる。みつばは2~3cm長さに切る。

メモ

1の手順で、米が水を吸っているので、早炊きモードで炊く。
・かにのほぐし身の汁けをきることで、ご飯と混ぜ合わせたときに、ご飯がべちゃべちゃにならない。

  1. 3炊き上がったらかにのほぐし身と三つ葉を加えてふたをして、5分間蒸らす。大きく混ぜ、器に盛る。

教えてくれた人

野崎 洋光

  • 日本料理店総料理長

プロフィール

家庭料理には家庭料理に合った調理方法を、と手軽なだしのとり方や簡潔な下ごしらえ、レシピなどを提案し続けている。「きょうの料理」の講師として出演。著書多数。