料理

ふわふわの大根おろしをつくる方法

いつものおろし器で大根おろしをふわふわにする方法教えます。
1つのおろし器でおろし分けする方法も伝授。

公開日:2019年8月8日

せっかくおろした大根おろし。水分だらけになってしまったこと、ありませんか。
水分ばかり出てしまうのは、大根のせいと思いがちですが、
実は、長年使い続けているおろし器が原因なんです。

でも、まだ使えるし、買い替えるのも面倒という方必見!
自宅にあるおろし器を使って、ふわふわの大根おろしにする裏技を伝授。

また、おろし方によって食感や味が変わる大根おろし。
ふわふわ、シャキシャキ、ジャキジャキの3種類のおろし分けで、
焼き魚や鍋の薬味にぴったり合うおろし方も紹介します。

ふわふわの大根おろしをつくる方法

利き手ではない、逆の手を使って、まるくおろす

ふわふわの大根おろしをつくるには、利き手と逆の手に大根を持ち、まるくおろすのがポイントです。
力の強い利き手で大根をおろすと、刃が深く大根に食い込み、粒が大きくなってしまいます。さらに、大根自体に強い力がかかるため、大根から水分が出てしまいベシャベシャな大根おろしに。
一方、利き手とは逆の手で大根をまるくおろすと、力の加減が弱くなるため、刃の食い込みが浅く、大根おろしのきめが細くなります。また、大根にかかる力が弱くなるので、大根をつぶすこともなく、水分が少ないふわふわな食感の大根おろしになるのです。

大根おろしの粒の大きさを比べてみると

大根おろしの粒の大きさがどのくらい違うのか、利き手で前後におろしたものと、逆の手でまるくおろしたものを水槽にいれて比べてみました。
利き手で前後におろしたものは、大根の繊維が残っているのか、大きな粒が漂っています。
一方、利き手とは逆の手で、まるくおろしたものは、粒が小さくなっていて、きめが細かくなっていることが分かりました。

ふわふわになっているのか、柔らかさを測定

利き手と逆の手でまるくおろすとふわふわな大根おろしになるのか、硬さを測る機械を使って、実験をしてみました。
利き手を使って前後におろしたもの、利き手でまるくおろしたもの、利き手と逆の手を使って前後におろしたもの、利き手と逆の手でまるくおろしたもの、4パターン用意。それぞれに同じ力を加え、反発力を計測。値が小さいほど、反発力が弱く柔らかい大根おろしということになります。
結果は、利き手と逆の手でまるくおろしたものが反発力が少なく、一番柔らかい大根おろしだということが判明しました。

1つのおろし器でできる! 飯田流、3種類の食感が違う大根おろしのおろし方

1つのおろし器で、おろし方を少し変えると「ふわふわ」「シャキシャキ」「ジャキジャキ」と、食感が違う3種類の大根おろしができます。
それぞれのおろし方や特徴、おすすめの食べ方をご紹介。

どんな料理にも合う “ふわふわ”

ふわふわの大根おろしにするには、利き手とは逆の手で回しておろしましょう。
ふわふわとした食感もさることながら、大根は細かくおろすと辛み成分が飛びやすくなるため、甘い大根おろしができます。料理の味の邪魔をしないので、どんな料理にも使えるオールマイティーなおろし方です。甘いので、そのままご飯に乗せ、おろしかけご飯にするのもおすすめ。

鍋などの薬味にぴったり “シャキシャキ”

シャキシャキの大根おろしにするには、利き手で回しておろしましょう。
シャキシャキとした食感も残しながら、辛味もあるので、ちょっとしたアクセントになります。鍋などの薬味として使うのがおすすめです。

焼き魚のつけ合わせに “ジャキジャキ”

ジャキジャキの大根おろしにするには、利き手で強く前後におろして下さい。
かむごとに、辛さが増していくので、さっぱりとしています。脂ののった焼き魚によく合います。

おろし器Q&A

最後までケガをせずにおろすためのコツは?

ケガをせずにおろすためには、大根の皮を一部分だけ残しておくのがポイント。
大根を皮の部分手前までおろしたら、皮が上にくるようにし、指で押しつぶすようにおろします。
残しておいた大根の皮が、指をガードしてくれるので、最後までケガをすることなく、大根をおろすことができます。

おろし器の洗い方は?

スポンジの繊維が刃に引っかかり、洗いにくい、おろし器は、歯ブラシを使って洗うのがおすすめ。
おろし器にひっかかってしまった野菜などの繊維は、乾燥してしまうと取れにくくなるので、使い終わった後は、すぐに水につけておきましょう。その後、歯ブラシでこすれば、キレイに汚れを落とすことができます。歯ブラシは使い古したものでOKです。

おろし器の買い替えの目安は?

おろし器は、長年使い続けていると、刃がすり減ってきたり、倒れてきたりします。
水分ばかり出てきてしまう、力がかかりすぎてしまう、時間がかかるようになってきた、というときは、買い替えを考えましょう。

教えてくれた人

飯田 結太

プロフィール

100年以上続く、老舗・調理器具専門店の6代目店主。