美容・ケア
水虫をよせつけない! 快適生活のための水虫予防5か条
水虫に感染しないためには、日常生活から心がけることが肝心。
正しい予防法をご紹介します。
公開日:2019年7月8日
水虫は、菌の感染によって起こる病気です。
日々の生活の中で、菌を感染させないように気をつけることで、予防することができます。
それでも「水虫になってしまったかも!?」と思ったら、恥ずかしがらずに皮膚科を受診しましょう。
水虫を予防するには?
水虫は、カビの一種である白癬菌(はくせんきん)が、皮膚の角質層に寄生することによって起こる皮膚の病気です。 白癬菌は手や体にも感染しますが、9割近くは足です。 足に繁殖しやすいのは、靴を履くために足がむれ、菌にとって過ごしやすい高温多湿な環境を作るからです。
肌に菌がついてしまっても、24時間以内なら角質層に浸透しません。なるべく早く洗い流すことで、感染を防ぐことができるのです。
肌に菌がついてしまっても、24時間以内なら角質層に浸透しません。なるべく早く洗い流すことで、感染を防ぐことができるのです。
水虫予防1. できるだけ通気性の良い靴を選ぶ
白癬菌は湿度の高い不衛生なところを好みます。通気性のよい靴で、靴の中に湿気をこもらせないようにします。できればサンダルのような風通しがよい靴を履くようにしましょう。もし長時間靴を履き続ける場合は、時々脱いで風を通したり、なるべく足を蒸らさない工夫をしましょう
水虫予防2. 石けんをつけて、足の裏と指の間をていねいに洗う

1日1回以上、足を洗いましょう。ただし、硬いものでゴシゴシこすって洗うと皮膚が傷ついてかえって感染しやすくなってしまいます。足の裏と指の間を、石けんの泡などでやさしくていねいに洗い、清潔に保ちましょう。
足が洗えないときは濡れたタオルで拭くだけでも予防になります。
足が洗えないときは濡れたタオルで拭くだけでも予防になります。
水虫予防3. 靴は数足用意し、ローテーションして履く

水虫予防4. 公共の施設の足ふきマットやスリッパを使ったら、帰宅後すぐに足を洗う

靴下を履いていると少しは予防になりますが、白癬菌が付着している可能性はあります。
帰宅したらすぐに足を洗うことで、菌を落とすことができます。
水虫予防5. 掃除をして部屋の床を清潔に保つ

白癬菌が付着した足で帰ってくると、家の中に白癬菌をばらまいてしまうことも。
掃除をして、床を清潔に保ちましょう。掃除機をかけるだけでなく、床を拭くことが有効です。床を拭いたら、しっかりと乾かして、白癬菌が好む環境を作らないようにしましょう。
掃除をして、床を清潔に保ちましょう。掃除機をかけるだけでなく、床を拭くことが有効です。床を拭いたら、しっかりと乾かして、白癬菌が好む環境を作らないようにしましょう。
教えてくれた人
友利 新
- 医師
プロフィール
沖縄県宮古島出身。医師(内科・皮膚科) 都内クリニック勤務の傍ら、医師の立場から美容と健康を追求し、美しく生きるための啓もう活動を、雑誌やテレビなどで展開中。2004年、第36回準ミス日本という経歴を持つ。