ライフスタイル

現場に学ぶ防災術
外出中の地震 命を守る行動を

地震が起こったときに外にいたら、どうすればよいのでしょう。
いる場所別にとるべき行動を紹介します。

公開日:2019年6月27日

災害現場を実際に見てきた、防災・危機管理アドバイザーの山村武彦さんによる防災術。

外出中に地震にあった場合、まずすべきなのは「命を守る行動」です。
地震が起こったときにどこにいるかで行動は変わります。
市街地、地下街、店の中など外出先で地震にあったときの注意点を紹介します。
また、外出時に持ち歩きたい防災ポーチも紹介します。

市街地にいたら...頭上からの落下物に注意

大きな地震が起きると、ガラスや看板などが落下する可能性が高くなっています。
まずは建物から離れましょう。それが無理なら、安全そうな建物の中に入るか、陰に隠れます。
日頃から、よく通る道にある建物の安全性をチェックしておくとよいでしょう。入り口などにある「定礎板」を見れば、築年数がわかります。

地下街にいたら...パニックに巻き込まれない

地震が起きた際に、地下街などの閉鎖的な場所で一番怖いのは、非常口につめかけた人たちのパニックに巻き込まれることです。柱の陰など、人の流れから少し離れたところで待機し、他にも非常口がないかを確認しましょう。
皆が行く方向だけではなく、地下街であれば非常口は必ず複数あります。また、地下の構造物は比較的頑丈につくられています。自分に「落ち着いて」と声をかけて気持ちを落ち着かせ、慌てず、冷静に行動しましょう。

お店やコンビニの中にいたら...陳列棚から離れて頭を守る

地震で棚が倒れてきたり、商品が落ちたり飛んできたりすることを避けるためにも、まずは陳列棚から離れ、狭い所から、極力広い場所に移りましょう。
その際、空の買い物かごをかぶったり、バッグを首筋にあてたりして、頭を保護します。また、とっさのときは、かがんで体を小さくして身を守りましょう。
また、最近は防災訓練をしている店も多くなっています。店員の指示に従うことも大事です。

外出中に持っておきたい防災ポーチ

通勤通学などでふだんから外出する人は、もしものために防災ポーチを持ち歩きましょう。紹介するのは、防災アドバイザー・山村武彦さんが実際に持ち歩いている内容です。
常備薬や懐中電灯のほか、屋外でもテレビを見られるワンセグ受信機などが入っています。これを基本に、自分にあったアレンジで用意しておくといいでしょう。
どんなことが起きるかを想像して、自分を守るための道具を持ち歩きましょう。

【防災ポーチの例】

防災フード/ポンチョ/マスク/常備薬/非常用トイレ/ラジオ/ワンセグ受信機/懐中電灯/電池/笛/アイマスク/非常食/現金

教えてくれた人

山村 武彦

  • 防災・危機管理アドバイザー

プロフィール

1943年、東京都出身。新潟地震(1964)を契機に、防災・危機管理のシンクタンクを設立。以来50年以上にわたり、世界中で発生する災害の現地調査を実施。企業や自治体の防災アドバイザーを歴任し、BCPマニュアルや防災・危機管理マニュアルの策定など、災害に強い企業、社会、街づくりに携わる。