料理

お弁当をさらにおいしく!
冷めてもフワフワの卵焼きのつくり方

混ぜ方と、焼き方を変えるだけで、冷めてもやわらかい卵焼きが簡単にできる!
フワフワにするコツを紹介。

公開日:2019年4月18日

お弁当のおかずの定番、“卵焼き”。
焼き立てはフワっとしていたのに、お弁当を食べるころには、固くなっていたりしませんか?
でも、つくり方をほんの少し変えるだけで、冷めてもフワフワの卵焼きができるんです。
ポイントは、卵液の混ぜ方と、焼き方。
いつもの卵焼きがガラリと変わる、卵焼きのつくり方をご紹介します。

冷めても“フワフワ”の卵焼きにするには?

Point.1 卵を混ぜるときに、白身を切りすぎない

卵を混ぜすぎてしまうと、白身の組織が壊れてしまうため、焼いたときに卵焼きの弾力になりません。
混ぜる目安は、少し白身の塊が残っているぐらいでOK。
白身がほどよく残っていると、卵焼きの弾力として残るので、冷めてもやわらかくなります。
混ぜ方は、卵液を切るように、縦に30回ほど混ぜましょう。

Point.2 卵液を熱々のフライパンに一気に入れ、焼き上げる

強火で熱した熱々のフライパンに卵液を一気に注ぐと、卵の中で水分が水蒸気になり、内部に空気の泡「気泡」がたくさんできます。これがフワフワの素(もと)。
さらに、卵液を一気に入れると、卵に厚みができ、気泡が外に逃げ出しにくくなるので、冷めても柔らかさが残るのです。
家庭でよくやる卵液を3回ほど分けて焼くやり方は、1回の卵の量が少なく、厚みもないので、気泡が簡単に逃げてしまいます。そのため、冷めると固くなりがちに。
また、フライパンが熱々でない場合には、フライパンに水分を気体にするだけの熱がないため、やわらかさの素になる気泡があまりできません。

冷めてもフワフワの卵焼きをつくるときは、フライパンをしっかり熱し、卵液を一気に注ぐことが大切です。

柔らかさを計測してみました

熱々のフライパンに一気に注いだものと、フライパンを一度冷ましたもの、3回に分けて入れたもの。この3つの方法で焼いた卵焼きを、弾力検査機器で実際に計測してみました。
焼いてから2時間経ったもので、柔らかさをチェックすると、一番柔らかかったのは、熱々のフライパンで一気に注いだもの。次に柔らかかったのが、フライパンを一度冷ましたもの。一番硬かったのは、3回に分けて焼くやり方でした。

冷めてもふわふわ卵焼きのつくり方

【材料(つくりやすい分量)】

2コ
みりん 小さじ2
しょうゆ 少々
サラダ油 少々

【つくり方】

  1. 1卵をボウルに割り、みりん、しょうゆを加えて卵液をつくり、縦に30回ほど切るようにして混ぜる。
  1. 2卵焼き用のフライパンに薄く油をなじませ、強火で熱する。箸で卵液を少々たらして熱くなったのを確認したら(ジュワッと弾ければOK)、卵液を一気に流し入れる。
  1. 3箸で全体を大きくかき混ぜ、同じ厚さになるように整える。火が通っていない部分を箸でつついて火を通す。
  1. 48~9割ほど火が通ったら弱火にし、奥から1/3くらいのところまで巻き、残りも同様にして2回巻く。
  1. 5巻き終わったら裏返して火を止め、3分間ほど余熱で火を通す。

メモ

卵が半熟のままだと菌が増えやすく、食中毒の原因になるので、しっかりと余熱で火を通す。

ふわふわ卵焼きのアレンジレシピ

お弁当にそのまま入れるだけでなく、卵焼きを黒糖パンなどの甘いパンにはさんでサンドイッチに。

教えてくれた人

長谷川 りえ

  • 料理研究家

プロフィール

ピクニック弁当の達人。普段食卓で出す料理をおいしいまま外に持ち出す技を日々研究している。