料理

栄養をムダなくとれる!
お手軽“春キャベツ”レシピ

キャベジン(ビタミンU)やビタミンCがたっぷりのキャベツ。
やわらかい春キャベツで丸ごといただきます。

公開日:2019年4月4日

4~6月に出回る春キャベツは、葉がやわらかくて水分がたっぷり。
栄養は冬のキャベツとあまり変わりませんが、やわらかい食感なので生でもおいしく食べられます。
保存するときは、外葉を捨てずにとっておき、キャベツを包み、その上からポリ袋をかぶせて野菜室へ。

胃腸薬にも使われるビタミンUをたっぷり含みます

春キャベツは冬のキャベツと同様に、ビタミンUが多く含まれています。ビタミンUは、別名キャベジン。ビタミンUがキャベツから発見されたためにキャベジンと呼ばれていますが、ビタミンに似た働きをする「ビタミン様物質」の1つです。胃の粘膜を保護する働きがあり、昔から「とんかつにはキャベツ」といわれるのは、この働きを期待してのことです。
キャベツにはアブラナ科特有の辛み成分も含まれていて、キャベツを刻むと酵素が働いて抗酸化力を発揮します。
また、免疫力アップや美肌づくりに役立つといわれるビタミンCも豊富です。

ビタミンUとCは水溶性で、熱に弱い成分なので、その働きを期待するなら、できるだけ生か、サッと加熱する程度でいただくのがおすすめです。
春キャベツは食感が柔らかいので、生でもおいしく食べられます。加熱するなら電子レンジや蒸し器を使うとよいでしょう。薄味の煮びたしやスープなどにして煮汁ごといただく料理もおすすめです。
また外葉にはカロテンが、芯の部分にはビタミンCが多く含まれています。加熱してかさを減らすと硬い芯の部分も柔らかくなり、甘みも出ておいしく食べられます。

簡単ザワークラウト

煮込まずにかさを減らして、ビタミンの損失を最小限に

【材料(2人分)】

春キャベツ 1/2コ(500g)
<A>  
酢(あればりんご酢) カップ1/2
カップ1/2
砂糖 大さじ2
小さじ2
ローリエ 小1枚
粒黒こしょう 10粒

【つくり方】

  1. 1キャベツは芯を除いて3~4mm幅のせん切りにし、大きめのボウルに入れる。
  2. 2小鍋に<A>を合わせて中火でひと煮立ちさせ、熱いうちに1に回しかける。皿などを重ねておもしにし、2時間以上おく。
※ゆでたソーセージと粒マスタードを添えていただく
※冷蔵庫で約1週間保存可

キャベツシューマイ

皮のかわりにキャベツをたっぷり。お好みで黒酢をつけて

【材料(2人分)】

春キャベツ 150g
かたくり粉 大さじ2
<A>
豚ひき肉 150g
たまねぎ(みじん切り) 1/4コ分(40g)
しいたけ(みじん切り) 2枚分
大さじ1/2
顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと) 小さじ1
しょうゆ・ごま油 各小さじ1
 
練りからし・黒酢・香菜(シャンツァイ/あれば) 各適量

【つくり方】

  1. 1キャベツは耐熱皿に入れてふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)に2分間かける。そのまま冷まし、粗熱が取れたらラップをはずし、粗みじん切りにする。水けを絞り、かたくり粉をまぶす。
  2. 2ボウルに<A>を入れてよく練り混ぜ、12等分して丸める。1をまぶして軽く握り、形を整える。
  3. 3蒸気の上がった蒸し器に並べ、10~12分間蒸す。器に盛り、練りからしと黒酢、香菜を添える。

教えてくれた人

本多京子

  • 管理栄養士 医学博士

プロフィール

栄養的にバランスのとれた健康的でおいしい料理に定評がある。理にかなった分かりやすい説明で、テレビ、雑誌、講演など幅広く活躍。