ライフスタイル

タオルの吸水力を保つ洗い方

水を吸ってくれないタオルが簡単に復活!
洗濯の仕方をほんの少し変えるだけなので、手間もかかりません。

公開日:2019年4月4日

お風呂上がりや手洗いの後などに使うふわふわのタオル、気持ちいいですよね。
そんな毎日の暮らしに欠かせないタオルですが、
ふわふわ感はあるけれど吸水性が悪くて困ることはありませんか?
吸水性の良いタオルにするためには、洗濯の仕方にポイントがあります。
そこで、タオルがしっかりと水を吸ってくれるようになる洗い方を
洗濯の達人から教えてもらいました。
ふわふわの肌触りを求めるタオルと吸水性を求めるタオルは、
洗い方が少し違うので、洗い分けるのがおすすめです。

タオルの吸水力を保つ洗い方とは

洗濯の際には、衣類やタオルなどの洗濯ものが、乾いたときにゴワゴワになるのを防ぐため、洗剤に加え、柔軟剤を入れる方も多いのでは?
しかし、吸収性を高めるためには、柔軟剤を入れずに、洗剤だけで洗うのがおすすめなんです。洗剤は、粉でも液体でもどちらでもかまいません。

どうして柔軟剤を入れると吸水力が落ちるの?

柔軟剤を使うことで、繊維の表面に薄い油膜を張るような状態になり、それが邪魔をして吸水性が悪くなることがあるのです。
多くの柔軟剤には、界面活性剤が含まれています。界面活性剤は、水になじみにくい部分と水になじみやすい部分でできています。
水になじみやすい部分は、水の中でプラスイオンを帯びます。一方、綿のタオルは、その繊維表面がマイナスイオンを帯びます。
そこに界面活性剤のプラスイオンが吸着し、タオルの繊維表面は水になじみにくい膜ができた状態になるので、吸水性が落ちてしまうのです。
また、柔軟剤の量が増えると、それだけ界面活性剤が表面を覆うことになるので、さらに吸水性が落ちてしまうことに。
実際に「洗剤だけを使用したもの」「洗剤と柔軟剤を使用したもの」「洗剤と2倍の柔軟剤を使用したもの」で、吸水実験をしたところ、タオルが水を吸って沈むまでの時間に大きな差が出ました。
ふわふわ感を求めるときと、吸水性を求めるときとでは、柔軟剤の使い方を変えるのがコツです。
最近では、吸水性があまり落ちない柔軟剤も出てきていますが、吸水性だけを重視するなら洗剤だけで洗うのがおすすめです。

ゴワゴワが気になる場合は

洗剤だけで洗うと、タオルのゴワゴワ感が気になるという方は、タオルを干す前に「バサッ!バサッ!」と力強く3回以上振りましょう。
こうすることで、タオルの糸がしっかり立ち、使ったときにフワフワ感が得られます。振る回数を多めにすればするだけ、フワフワになりますよ。

教えてくれた人

藤居 眞理子

  • 東京家政学院大学 名誉教授

プロフィール

洗濯の達人。