園芸・グリーン

早春を彩る植物
クロッカス

小さいながらも存在感ばっちり!
花の繊細な美しさに魅了されます。

公開日:2019年2月8日

冬枯れの中、忽然と地面に花が咲き、嬉しい驚きを感じます。
花びらは透けるように薄く繊細で多くの花が咲き、密集させて植えると存在感があります。
花色も黒紫色から青色、白色、黄色と豊かです。

クロッカス

クロッカスは寒咲きと呼ばれる小輪のものと、やや遅れて咲き出すやや大ぶりな花の2種類が多く出回っています。いずれも繊細な花びらの中に黄色系の鮮やかな雄しべや雌しべがあり、青い花の場合は特にコントラストが鮮やかに感じられます。
2月にはポット苗が入手できますが、球根から育てるなら秋に植え付けます。

栽培環境

日当たりのよい涼しい場所を好みます。鉢植えの場合、水はけのよい土に植え付けます。大玉ならば、涼しい部屋の窓辺で水耕栽培も楽しめます。

水やり

鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。葉が枯れたら水やりはやめ、雨に当たらない場所に秋まで置きます。
庭植えは特に必要ありません。

肥料

球根から育てる場合、芽が出たら、花後2〜3か月まで緩効性肥料を施し、葉が黄ばみ始めたらやめます。

花後の管理

花のあとに葉が長くなるので、葉が枯れるまでは日光に当てて水やりし、来年のために栄養を球根に蓄えさせます。

球根で春の寄せ植えに

作業は秋に行います。小花がかわいいスイートアリッサムや小さなハボタンなど、草丈の低い植物を組み合わせて、小さな草花の景色を作りましょう。
クロッカスは2種類植えると、表情の違いが楽しめます。

植え付け方

鉢に鉢底網を敷いて軽石を敷いたら、草花用培養土を入れて花やカラーリーフを植えます。
球根を1個分くらい間を空けてランダムに並べ、球根が隠れるまで培養土を入れます。

秋に球根から育てるなら
水耕栽培もおすすめ

作業は秋に行います。発泡煉石(ハイドロボール)を使って球根を植えると、底面給水で育てることもできます。
ウォータースペースは必要ないので、鉢の表面にビー玉を敷いて芽が出るまでキラキラとした眺めを楽しみましょう。

植え付け方

  1. 1鉢の底に少し発泡煉石(ハイドロボール)を敷き、珪酸塩白土を入れます。
  1. 2さらに発泡煉石を入れ、球根を1個分くらい間を空けて並べ、球根が隠れるまで発泡煉石を入れます。
  1. 3鉢を受け皿にのせ、表面にビー玉をのせます。鉢底から流れ出るまで水やりをし、あとは下皿に水が溜まった状態を保ちます。
    芽が出たら液体肥料を施します。
    涼しい場所のほうが、間延びせず、美しく咲きます。

教えてくれた人

村上 敏

プロフィール

園芸研究家。千葉県にある園芸会社でバラや草花、草木の栽培、植栽管理を手がけている。特にバラに関して造詣が深く、幅広い経験と知識を持つ。