美容・ケア

グレイヘア移行期の
白髪 隠したり生かしたりスタイリング術

グレイヘアへの移行期、
白髪を生かしたり隠したりしながらつくる
最もすてきに見えるスタイリング術を紹介

公開日:2018年12月7日

グレイヘアへの移行期は生え際で伸びてきたり、
ごま塩のように増えてきた白髪が、気になってしょうがないもの。

カラーリングせず、スタイリングだけで
老け感をカバーする方法はないものか…

白髪があることを逆手にとって魅力に変える
そんなスタイリング術をプロの美容師が伝授します。

ときには白髪を見せて落ち着きのあるスタイルで、
ときには白髪を隠したかわいらしいスタイルで
グレイヘアへの移行期を楽しむスタイリング術です。

まずはベースづくり

ときには白髪を隠し、ときには白髪を生かして。
どんなスタイリングをするにもベースをきちんとつくるのが基本。
ベースづくりに使う整髪料は、ムースを基本として、目的に応じてワックス、オイル、スプレーを使い分けます。
この4つがあれば、白髪を隠すスタイル、白髪を生かすスタイル、どちらにも対応。

ムース

白髪を隠す場合も生かす場合も基本のベースとして使います。
柔らかくて細いシニア世代の髪は、ムースをつけると立ち上がりがよくなります。ベースとして使うので、トリートメントムースのような固定力の弱めのものを選んでください。

ワックス

白髪を隠して黒髪を生かす場合に使います。
黒髪にツヤを与えるほか、毛を絡みやすくして、髪型に動きを出したいときに便利。セット力の弱いものなら、ふんわりスタイルでも重宝。

オイル

白髪を生かす場合に使います。
白髪生かしのスタイルはタイトなスタイルが基本。オイルを使ってオールバックのような雰囲気に。

スプレー

今回は白髪を生かすスタイルをつくるときに、前髪のみに使います。
ツヤを出し、セットをキープしたいときに。

今回のモデルさん

生え際や頭頂部に白髪が目立ってきていて、髪をかきあげるとかなり白髪が出てきます。クシでといて伸ばせば、ストレートに近い状態になりますが、濡らすとカールが出てくるという髪質なので、カールを生かしたスタイリングも可能。
こちらのモデルさんで、白髪隠しと白髪生かし、両方のスタイリングに挑戦。

白髪隠しスタイリング

ポイントは「ふんわり」「くしゃくしゃ」 大人可愛いふんわりスタイル

「白髪を染めずに隠すってどういうこと?」って思いますよね。
隠すというよりは、紛れさせるという感じ。
まっすぐな髪だと白と黒のコントラストがはっきりしてしまいますが、カールのある無造作な髪だと、白黒が混ざり合ってまるで模様のようになり、かえっておしゃれに見えるのです!

完全なストレートヘアの方は?

髪がストレートで、カールのある無造作なスタイルは難しいけれど、挑戦してみたいという方はまずカーラーを使って、カールをつけてからスタイリングしてみてください。



では、早速スタイリング開始!

【スタイリングの工程】

1. 髪を濡らす

まず、霧吹きなどで髪全体を濡らします。
濡らすことで整髪料がなじみやすくなります。

髪が濡れて、カールが出てきました。
中の白髪は見えていますが、髪がまっすぐなときより、白髪がなじんで目立たなく感じられます。

2. ムースを髪全体になじませる

ムースの量は、たまご大くらい。
*髪の長さで多少調節してください
ムースを前から後ろに、かき上げるようにつけます。
かき上げてつけるのは、髪の表面につけないようにするため。
表面につくと、髪の立ち上がりが悪くなります。

3. ワックスをつける

ワックスのの量は指でひとすくい。
*髪の長さで多少調節してください
ワックスを手のひらに薄くなじませ、手でかき上げるように、髪を上に持ち上げながらつけます。
根元や表面につくと重くなるので、なるべくつけないように気をつけて。

また、毛先のみに整髪料をもみ込むのは、毛先が痛むので良くありません。

4. ドライヤー

前髪以外の髪にドライヤーをあてていきます。

手を添えて、3秒間ドライヤーをあてます。
3秒あてたらドライヤーを外して、温風をあてた部分を手のひらで3秒間ぎゅっと握ります。

3秒あてて、3秒握るを繰り返し、髪全体にクセをつけていきます。

温めて握ることで、スタイルのキープ力が増します。

5. 手ぐしで整える

ドライヤーをあて、ふわっとクセのついた髪を手ぐしで整えていきます。

より無造作にくしゃくしゃっとスタイリングするのがポイント。
白髪を黒髪を混ぜ込むように軽くもんで。

白髪隠しスタイル完成!

ふんわりくしゃくしゃさせたことで、ほとんど白髪の存在感が消えました!
気になる頭頂部の白髪もきれいに黒髪に紛れています。全体がふんわりして、サイドスタイルもとてもきれい。

ポイントはふわっと、かつ、くしゃくしゃと無造作に!

大人の可愛らしさを感じさせる素敵なスタイル、ぜひお試しを!
時間に余裕のある方は、ドライヤーを使わずに自然乾燥させると、よりふわっとするので試してみてください。

白髪生かしスタイリング

ポイントは「タイト」「ビッチリ」スマートに! 大人のちょっぴりオールバックスタイル

白髪隠しのスタイルはふんわりした大人可愛いイメージでしたが、白髪を生かすスタイルのポイントはスマートな大人っぽさ。
白髪は「きれいな流れ」として見せると美しく見えるので、オイルを使ったオールバックスタイルが白髪生かしには最適。

【スタイリングの工程】

工程1、2は「白髪隠しスタイリング」と同じです

3. 前髪を立ち上げる

まず分け目を決めます。決まったら、ドライヤーをあて前髪を立ち上げます。
温風を3秒あてたら、3秒握ってキープ力をアップ。
すぐに垂れ下がってしまわないよう、鶏のトサカのようにちゃんと立ち上げておきましょう!
サイドの前髪も同様に後ろへ引っ張って流します。

4. オイルをつける

ヘアオイルを髪の分け目からサイドに、髪を抑えるようにつけていきます。
サイドの髪は最後に耳にかけます。
前髪にはオイルはつけません。

5. 前髪にスプレー

立ち上げた前髪はオイルをつけると重くなって垂れ下がってしまうので、スプレーをかけるとツヤも出て形もキープできます。
スプレーをかけるときは、前髪の間に指を入れてかけます。
指に隠れた部分にスプレーがかからないようにするためですが、スプレーがムラにかかるほうが立ち上がりのキープ力が高くなります。

白髪生かしスタイル完成!

白髪が水の流れのように流れて、大人っぽいスマートなスタイルとなりました。

バックはふんわりとカールを残して優しい雰囲気。
タイトにしすぎないほうが、熟年女性の品がでます。
ただ、総白髪の場合はオールタイトのシャープなスタイルもあり!

白髪を見せるときは流れるようなスマートなスタイルがポイント。
その基本をふまえてご自分なりの白髪生かしスタイルを見つけてみてください。

教えてくれた人

三好 真二

  • ヘアサロン オーナースタイリスト

プロフィール

東京・表参道にある人気ヘアサロンのオーナースタイリスト。 繊細で女性らしいく、再現性のある美しい髪形をつくるカットやパーマの技術には定評があり、サロンワークだけでなく、業界のセミナーなどでも活躍。